トワイライトゾーン 超次元の体験のレビュー・感想・評価
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0225 スピルバーグ一味の華麗なるお遊び
1984年公開
昔のテレビシリーズ(未見)のリメイク。
旬の監督4人がそれぞれオムニパスを製作。
セグメント1は差別主義者は自分に跳ね返るで~
2は黒人ファンタジー
3は実は怖いおとぎ話
4は未確認生物対極度の飛行機恐怖症者の戦い
1は現在では絶対避けて通る題材。
こういう映画が作られなくなり、なかったことにしてしまう
歴史修正主義者が蔓延る現代の方が恐ろしい。
2は結末がほんわりしたような
3はキャサリンクインランにビビッと来た!
4はジョンリスゴーのうろたえる仕草とツッコむガキのやりとり面白い。
イントロと映画の閉じるダンエイクロイド。
構成も見事。
70点
初鑑賞 1984年3月15日 梅田東映パラス
配給 ワーナー
パンフ購入
よかった!
Amazon primeの新トワイライトゾーンシリーズ
を観た後に観賞。
どの話もスパイス効いてて面白かった!
全体的にめちゃくちゃ楽しめた!
やっぱりこの80年代感が堪らなく良い……。
特に気に入ったのは、第3話?の
当たり屋の少年が実は……って話。
ただ、ストーリーはその、実は…
だけでは楽しめなくて、実は…の後に
と思いきや…が続くイメージ、じゃないと
もはや今の刺激を求める視聴者は楽しめないという…。
The Midnight Special
1983年公開
「Twilight Zone」超異次元の体験
懐かしいです。
海外SFドラマ
「ミステリーゾーン」の
復刻映画版で
4人の監督による
4話オムニバス構成です。
第1話は、
ジョン・ランディス監督
ビック・モロー氏主演の
人種差別主義者の
体験する怖い世界。
モローさんは
撮影中に事故で
他界されました。
第2話は、
スティーヴン・スピルバーグ監督
老人ホームが舞台で
缶蹴りして、子供に戻る
ファンタジーな内容です。
スピルバーグの世界ですね。
第3話は、ジョー・ダンテ監督
超能力を使える少年と出会った
女教師の体験。
第4話は、ジョージ・ミラー監督
主演、ジョン・リスゴー氏
飛行機恐怖症の男が
遭遇する恐怖です。
これぞ、
トワイライト・ゾーンって
感じでございます(^^ゞ
ジョン・リスゴーさん
名演でございます。
この作品、
映画の冒頭に登場する二人組の
ひとり、
ダン・エイクロイド氏も
良い演技をしていますね。
その、オープニングと
ラストの救急車内から
流れる曲。
『The Midnight Special 』
Creedence Clearwater Revival
お気に入りです(´▽`)
次に奇妙な世界の扉を開けてしまうのは、あなたかもしれません…。世にも奇妙な4つの物語が、あなたをトワイライトゾーンへと導きます!
1959年〜1964年にかけて放送されたテレビドラマ『トワイライト・ゾーン』のリメイク。
プロローグと4つの短編から成り立っているオムニバス・ホラー。
segment2の監督/製作を担当するのは『ジョーズ』『E.T.』の、後の大巨匠スティーヴン・スピルバーグ。
segment4の監督を務めるのは『マッドマックス』シリーズの、後の巨匠ジョージ・ミラー。
ティラリラティラリラティラリラティラリラ…デデーン!!
…というテーマ曲があまりに有名になり過ぎてしまい、もはやギャグみたいになってしまった悲運のシリーズ。
日本では『世にも奇妙な物語』が丸パク……、もといオマージュしたことでも知られていますよね。
1959年の誕生から今に至るまで、何度もリメイクされているシリーズですが、劇場用映画はこれ一本のみ。
そんなこともあり、高い知名度とは裏腹にあまり日本では観られていないフランチャイズな気がする。
自分も観たことあるんだかないんだか…。
なんとなく本作のsegment3は観たような記憶があるんだけど…。
全4本の短編は、それぞれ監督が異なっている。
スピルバーグ&ジョージ・ミラーに加え、『グレムリン』のジョー・ダンテ、『スリラー』のPVを撮影したジョン・ランディスという座組み。
ホラーを得意とする4監督だけあって、どの短編も見応えたっぷり。
今見るちょっと古典的過ぎるきらいもあるけど、結構怖くて楽しいのです😆
短編とはいえ4監督それぞれの個性が溢れており、スピルバーグの作品はちゃんとスピルバーグっぽいし、ジョージ・ミラーの作品はちゃんとジョージ・ミラーっぽい。
ジョー・ダンテ作品なんて、まんまジョー・ダンテの露悪的な世界でもうクラクラ…😵💫
個性派の巨匠たちは、やっぱり凄いのです。
どの作品も面白いのだが、一番のお気に入りはジョージ・ミラーが監督したsegment4。
飛行中の飛行機内で起こるドタバタの惨劇。飛行機嫌いな主人公のテンパり演技はリアリティが凄くて、別にモンスターを出さなくても充分に恐ろしいお話だったと思う。
『マッドマックス』でも出てきた目ん玉のドアップ。一説によるとあれはスピルバーグが「マッドマックスのあれやって、あれ!」と要求してきたのだとか…😅
スピルバーグのsegment2は、一作だけホラーではなく感動物語。
正直何故このお話を?と思ったのだけれど、まぁ結構感動したので良しとするか…。
全体のバランスを考えると、スピルバーグもホラーを撮るべきだったと思うのだが、そこは製作の強みでこのエピソードをゴリ押ししたのかも。
問題はジョン・ランディスの監督したsegment1。
映画史に残る悲劇に見舞われた一作。
なんか尻切れとんぼな感じがするのは、クライマックスの撮影前に主演の俳優の方が亡くなったからなのね…。
子供も巻き込まれているし、本当にやり切れない事故だよこれは…。
同じくジョン・ランディス監督が手がけたプロローグ、『スリラー』のPVを思い出すこの一編は凄く好き。
古典的すぎてアホっぽいんだけどちゃんとドッキリできる。ギャグとホラーは紙一重だという事が良くわかる良作。
どのエピソードもとても楽しく観賞出来たし、クオリティも素晴らしい。
ホラー映画ファンなら絶対に満足出来るアンソロジーです〜😱👻
オリジナルのテレビシリーズの雰囲気を残しつつ現代的にリファインされており、充分に楽しめます
1959年10月から米国で放送された白黒作品の「トワイライトゾーン」というSF テレビシリーズがありました
それが本作の元祖です
5年も続いた超人気かつ有名コンテンツです
1話完結もので、扱う内容はXファイルの最初のシーズンみたいな不思議ネタばかりで156本も放送されました
Xファイルはこれの90年代版みたいなものです
日本でも最初「未知の世界」その後「ミステリーゾーン」という題名で1960年から1967年まで放送されていました
日本では152話放送されたそうです
1963年にも米国で放送された、白黒作品のSFテレビシリーズ「アウターリミッツ」という番組があり良く混同されます
内容は殆ど同じです
有名な「これはあなたのテレビの故障ではありません…」というナレーションはこちらの方です
日本では1964年から「空想科学劇場 アウターリミッツ」、1966年からは「空想科学映画 ウルトラゾーン」という題名で放送されました
全部で49話あり日本でも全話放送されたようです
つまりウルトラQとウルトラマンが放映されていた頃、これらの海外のSFシリーズも放送されていたのです
庵野秀明さんなどオタク第1世代の方々は、幼少期にこれらを観て育って来ているのです
彼らのSFの素養の一番下層の基礎になっているはずです
アニメや特撮だけではないのです
YouTubeでどれも簡単に視ることが可能です
オタクなら、古典ですから一般教養としてチラッとでも視ておくべきものです
タモリの「世にも不思議な物語」はこのシリーズの内容を真似た日本オリジナルのシリーズになります
というか、円谷英二の「ウルトラQ 」はこのトワイライトゾーンのテレビシリーズを参考にしたものなのは明らかです
考えてみれば、ウルトラQのテーマ曲とトワイライトゾーンのテーマ曲の出だしがなんとなく似ています
マンハッタントランスファーという男女4人組のジャズコーラスグループが「Twilight Zone/Twilight Tone」という曲を1980年に大ヒットさせています
もとは1979年10月発売の彼らのアルバムの1曲で、翌1980年の4月にシングルカットされて世界的大ヒットになったものです
このグループはこの曲のヒットでブレイクしました
来日公演も頻繁にあり、サントリーのブランデーVSOP のCM にも登場しています
もちろん曲は、このテレビシリーズのオリジナルのテーマ曲とナレーションをモチーフにしたものです
ディスコ調にアレンジしてあり6分もあります
テレビシリーズ放映20年記念の企画ものだったのかも?
ここで注意して頂きたいのは、本作の映画は1983年6月米国公開ということです
つまりこの曲の方が3年半程早いのです!
映画の方が後なんです
この曲の大ヒットで、本作の製作の企画が始まったのかも知れません
本作の特徴的なテーマ曲とナレーションはもちろんテレビシリーズ由来ですが、このマンハッタントランスファーのディスコ調にリファインされたものを踏襲しています
さて本作ですが、オリジナルのテレビシリーズの雰囲気を残しつつ現代的にリファインされており、充分に楽しめます
第1話が、なにやら2021年の日本に必要な内容になっています
グローバル化は日本人も当事者であるということをハッキリさせています
もちろん監督のジョン・ランディスはユダヤ人だそうです
日本人がホロコーストをお笑いネタにする事の意味の重大さ
軽率さの域を遥かに超えていることを再確認できます
この第1話の撮影中の1982年7月に主演のヴィック・モローの他子役2人までも巻き込んだヘリコプターによる死亡事故が起こった事は有名
本当の結末は彼が人種差別していた東洋人の子供2人を助けたことで悪夢からやっと目覚めると言うものだったとのこと
このシーンは事故により無くなってしまい、お話は家畜用貨車にナチに載せられてユダヤ人達と共に何処ともなく送られていく救いのない暗澹たるもので終わっています
その他の3話はオリジナルテレビシリーズであったお話のリメイクだそうです
エピローグの救急車のシーンは冒頭のCCR の「ミッドナイト・スペシャル」がまた掛かるという憎いもの
この曲は1969年のヒット曲
もちろん曲名から選ばれたものでしょう
てもこの曲は刑務所にぶち込まれた黒人が早くここから抜け出たいという内容の歌です
悪夢の牢獄から抜け出してくれという意味にもなっているのです
プロローグとエピローグはどちらもジョン・ランディス監督によるものだそうです
今見ると知ってる俳優さんばかり
スピルバーグ監督のお年寄りが子供に戻るストーリーには、シャイニングの料理長がそのままの漢字で出てる。
公開当時、もっと怖い話を期待して映画館に行って、がっかりした記憶が有るけど
今見るとなかなか味があって面白かった。
撮影事故の方が怖い映画
アメリカの人気TVシリーズの劇場版、お馴染みのタイトルミュージック、「もし、○○だったら・・」と言った日常の突然の変容をテーマに寓話のような世界を描いています。スピルバーグら4人の気鋭の監督が4篇の短編を受け持っています。
第1話「偏見の恐怖」『TIME OUT』:監督ジョン・ランディス
ユダヤ、黒人、東洋人と差別主義の男が突然差別を受ける羽目になってのた打ち回る、手法は昔話に良くある因果応報のお話、子供たちへの脅しのようでいてトランプに見せたいような大人たちにも耳の痛い話でした。ジョン・ランディス監督はユダヤ人、マイケルジャクソンのMTV:スリラーも手掛けています。
第2話 「真夜中の遊戯」『KICK THE CAN』:監督スティーブン・スピルバーグ
老人ホームのお年寄り、子供の頃に戻りたいと願って、いざ望みがかなってみると心境は複雑、もう一度人生を辿るなって大変と尻込みするお年寄り、意気揚々と飛び出してゆく子供もいて意味深い。スピルバーグ監督はETの翌年に撮っています、童心を忘れない監督らしいですね。
第3話 「こどもの世界」『IT'S A GOOD LIFE』:監督ジョー・ダンテ
魔力を持った子供というのもホラーの定番、我がまま放題だが叱ってくれる人がいないと言うのも淋しいのです、良き教師を得てやがては正義のX・MENに成長するでしょう・・。
ジョー・ダンテ監督は漫画家志望だったらしいからお得意の世界観でしたね。
第4話 「2万フィートの戦慄」『NIGHTMARE AT 20,000 FEET』:監督ジョージ・ミラー
魔物がエンジンを壊している、飛行機恐怖症の男の被害妄想のようでいて壊れたエンジンに残る妙な爪痕、大の大人でも怖いものは有りますよね、といったシンパシーを感じます。怖くて笑えるというのも面白い体験でした。ジョージ・ミラーはマッドマックスで有名なオーストラリアの映画監督さん。
番外、第一話でベトナム戦争のエピソード撮影中にヘリコプターの操縦ミスでコンバットの軍曹役でも有名なビック・モローさんは壊れて飛んできたローターで首を斬られて即死、子役二人も死亡してしまいました。爆破シーンに驚いてパイロットがパニックを起こしたらしい。撮影の安全への配慮不足などで裁判にもなった。結果、一話のこのエピソードはカットされ、差別主義者のビル(ビック・モロー)が収容所行の列車に乗って去ってゆくところで終わりになりました。怪談映画で無残な悲劇が実際に起こったのですから映画以上に怖いです、日本ではこの種の映画は撮影前に安全祈願のお祓いや墓参りをするのが慣例です、ハリウッドでは事故を受けて全米監督協会の通達や違反者の解雇がなされスタジオも安全対策マニュアルを作ったとのことです。
こーの映画ははまったね〜
これ、いわゆるポケモンショックなってたのかな、見終わったあとなんか頭がポワポワ〜と軽いトリップ感覚があった。
最後のエピソードに光が激しく明滅する場面があったので。
とにかくしかし、この映画以来似たようなアメリカ、主にアメリカかなドラマとか再放送もしてたので、よくみてましたね。古い「トワイライトゾーン」あるいは「ミステリーゾーン」も全部じゃないが、やってて見てました。
最初にナレーションが入る手法はそもそもヒッチコック劇場が最初かわかんないけど、トワイライトゾーンシリーズはナレーションの音声のみで、誰かわからない。これもそう
この映画、主に4つのエピソードで3つ目と4つ目が好きなんだが、歳とると2つ目も良い。泣ける、さすがスピルバーグ。
ただ、1つ目が…有名な話だが撮影中の事故でビッグ・モローと二人のベトナム人の子供、それにたぶんヘリコプターのパイロットも死んだと思う。
むかしCNNかなんかでその場面の映像流してて…なんでそうなったのかヘリコプターが沼でひっくり返ったみたいになって爆発炎上。
このエピソードを作ったジョン・ランディスもその後パッとしないし、この1つ目の話も中途半端になっちゃうし。全く不幸な事故でした。
それはともかく、SF好きならみるべきでしょうか。
当時の特撮技術は今みるとなんかショボいところもありますが、怪物メイクは気合入ってますマジ怖い。
音楽もよくて、言うことなしなんですが、やはり事故のこと考えると少し減点。
全てのストーリーにじわっと来る
最初はよくわからなかったが、その後ビデオで何度も見ているうちに、どのストーリーにもハマってきた。
特に「キックザカーン」の話、ウルマンの詩「青春」を思わせるストーリーは泣ける。何度も見て泣いてその意味を考えさせられた。
いい映画にはハートがある。だから心に響き、いつまでも心に残る。
それぞれのエピソードが素晴らしい
アメリカのTVシリーズ「ミステリーゾーン」の映画版。
人種偏見の恐怖を描いた第1話。
老人達が一夜限りで若返る第2話。
孤独な超能力少年の話の第3話。
飛行機恐怖症の男が恐ろしい目に合う第4話。
そして、オープニングとエンディングの短いシークエンス。
その全てが秀逸なデキで、見事にそれぞれの監督のカラーが出ています。オムニバス作品としてはかなり良いですね。完成度が高いし、全体としてまとまっている感じがします。
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