「70点ぐらい。『蜘蛛女』に影響を与えた?」トレンチコートの女 RAIN DOGさんの映画レビュー(感想・評価)
70点ぐらい。『蜘蛛女』に影響を与えた?
シャーロット・ランプリングが出てるフィルム・ノワールで、
レトロに渋く光るネオン、怪しげなトランペット(トロンボーン?)の音楽、フィルム・ノワール好きな自分は開始数分で心を奪われました。
そして、シャーロット・ランプリング演じる、男を手玉に取る謎の女…
観てて思ったのは、この映画を、もっと不良っぽく、もっとハードボイルドにすると『蜘蛛女』に近くなる。
『蜘蛛女』は、この映画の影響を受けてる部分あるのでは?
トム・ウェイツのアルバム『Blue Valentine』のジャケットっぽさも感じるのだけど、
表ジャケットは開始直後の緑色の壁、裏ジャケットは車の車体にパブのネオンが映りこむ場面、など。
この映画は1985年公開、トム・ウェイツのアルバム『Blue Valentine』は1978年発表。
ちなみに『蜘蛛女』の原題は『Romeo Is Bleeding』で、トム・ウェイツのアルバム『Blue Valentine』に入っている曲名で、そこからタイトルが取られている。
この映画に話を戻すと、脚本まあまあで、脚本ってより、フィルム・ノワールな画作りが良かったです。
個人的には、この映画より、もっと不良っぽく、もっとハードボイルド、が好みです。
でも、なかなか良かった。
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