「ジャッキーの出発点!」ドランクモンキー 酔拳 詠み人知らずさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャッキーの出発点!
これまで何回、TVで見てきたことだろう。今回は、いつもの BS260ではなく BS12で視聴した。
彼が 今あるのは この映画があるためと思う。
ジャッキーは、普通の漢民族の顔つきとは異なり、まるで 縄文人のように見えるー従兄弟の娘さんと並んだとき、顔が2倍くらい大きい(大袈裟!)ーたくまざるユーモア。しかも、コミカルな動きー最初に師範代を揶揄った時、彼らがやっていたのは、映画「精挙」で出てきた五獣挙(動物をまねる)だったのでは。後にでてくる本題の酔挙「酔八仙」はもちろん、動きがコミックそのもの、しかもジャッキーにピッタリ。
今回は、日本語吹き替え版で見たが、私にとっては、ユエン・シャオティエンの声を担当された小松方正さんの声が非常に懐かしかった。しかも、役柄にもよくあっていた。
思うに、この映画で本当に素晴らしいのは、シャオティエンの演ずるソウ・ハッイー老人の柔らかなカンフーだったのでは。彼の演技からも、その後、数々の役柄が派生している気がする。
それにしても、私は劇場では字幕版しか見ないのに、なぜ、家では吹き替え版でみるのだろう。特に、ジャッキーの映画ではいつも。家では、椅子に座って、居間のTVで見るが、家人もいるし、映画館のように部屋を暗くすることはできない。CMもしょっちゅう入るし、機内やon demandとは違って操作はできないから、集中力も限られていて、やはり吹き替え版が一番、あうのだろう。これからも、何回もこの映画を見て、その度に元気をもらうことになるに違いない。
ジャッキーは、ここで気づいた自分の特質をそのままに、その後、アクション映画に進んで、大成したのだ。
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