「事実は一つだが、真実は見た人の数だけある」囚われの美女 徒然草枕さんの映画レビュー(感想・評価)
事実は一つだが、真実は見た人の数だけある
ロブ=グリエって監督もしてたとは知らなんだ。
『去年、マリエンバートで』に続いて、彼に関連する作品を見たのは2本目。
「事実は一つ、しかし真実は見た人の数だけある」とでもいうべき方法論は別に面白くもおかしくもないのだが、『マリエンバート』はアラン・レネの美学でリリシズムと不気味さの混交した不可思議な映画になっていた。
ところが本作のように貧弱な映像で、あの方法論をマグリットの騙し絵的な絵画にはめ込んでやられては、さすがに「眠るな」という方が無理だろう。
知的好奇心の旺盛な方はご覧ください。小生はちょっと…w
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