トラックスのレビュー・感想・評価

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2.5怪奇! 殺人トラック大襲来!

2013年1月16日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

単純

勝手にキング原作映画特集その12。 今回はパニックホラー『トラックス』を紹介! 舞台はエリア51近傍の田舎町。 突如意思を持ち、人間を次々と殺害し始めた車たち。 田舎町のダイナーに逃げ込んだ人々は必死で生き残り を図る……という物語。いやはや、B級な話じゃのう。 スティーブン・キングの短編集 『深夜勤務』に収録された『トラック』の映画化だ。 キング自身が監督を手掛けた『地獄のデビルトラック』 のリメイクという位置付けらしいが、そちらは未見です。 それはそれは素晴らしい映画という評判を聞いているが(爆)、 残念ながら近所の店ではレンタルしてないんすよね。 本作も、近所のマニアックなCDショップで偶然 売られていたDVD(¥500)を見つけて購入&鑑賞。 掘出し物だぜィヤッホォイと喜びながら観てみたが…… ¥500でも高過ぎたと思えるほど、音楽の安さ・ 編集の粗さ・役者陣の“あと一歩”感がスゴい(爆)。 (ヒロイン役のブレンダ・バーキは美人だけど) 1997年公開作だが、むかし衛星放送でやってた 50,60年代の白黒B級ホラーの感じを思い出します。 出来の良いヤツじゃなくて、『大蜥蜴の怪』とか あの辺の、ゆる〜い感じのヤツ。 車が意思を持った理由について 明確な説明が無い点は別に気にならないが、 (『ミスト』や大抵のゾンビ映画もそうだしね) 前述の点やラストも含めて色々と投げっ放しな展開が困りもの。 オモチャのトラックが襲い来るシーンなんて ギャグすれすれ、というかギャグ。 襲われた郵便屋さんの笑撃的な最期に注目だ! まぁそんな感じで、3分間隔でツッコミまくり ながら鑑賞していた僕だったのだが、ダイナーの 人々が心情を吐露し、連帯感が高まってゆくに連れ、 いつの間にやらこのキャラ達にちょっとだけ感情移入 している自分に気付く。人物描写はペラペラなのに、 そこも含めてなんか愛着が湧いてくるという不思議。 それに、豆電球程度には光るアイデアもある。 クライマックスで真っ黒な○○○○が登場した瞬間や 防護服に関するアイデアには「おぉっ」と ちょっとだけ身を乗り出してしまった。 (その後の展開がまた爆笑ものなんだけど) なので、なんだかんだ言いながら 最後まで観てしまう、どうにも憎めない映画。 チープな映画が好きな方ならオススメ……かね……。 大抵の人は判定2.5でも高過ぎると感じるでしょう……。 <了> ※2013.09初投稿

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