「主人公の小学生アハマッドを演じるのはババク・アハマッド・プールと言...」友だちのうちはどこ? ナイン・わんわんさんの映画レビュー(感想・評価)
主人公の小学生アハマッドを演じるのはババク・アハマッド・プールと言...
主人公の小学生アハマッドを演じるのはババク・アハマッド・プールと言う子供で、この映画はこの少年の24時間を描く。
キアロスタミ監督の「ジグザグ道3部作」
『友だちのうちはどこ?』(1987)
『そして人生はつづく』(1992)
『オリーブの林をぬけて』(1994)
と言われてる映画の1本目。
私、日本人からすると「何処か懐かしい」と言う感情なんて全く湧かない異国情緒満載の物語。
隣の席の友だちの大切なノートを間違えて持ち帰ってしまった少年が、ノートを返すため友だちの家を探し歩く姿を活写し、アッバス・キアロスタミ監督の名を世界に知らしめたイラン映画。イラン北部にあるコケル村の小学校。モハマッド・レダ・ネマツァデモハマッド(アハマッド・アハマッド・プール)は宿題をノートではなく紙に書いてきたため先生からきつく叱られ、「今度同じことをしたら退学だ」と告げられる。しかし隣の席に座る親友アハマッド(ババク・アハマッド・プール)が、間違ってモハマッドのノートを自宅に持ち帰ってしまう。ノートがないとモハマッドが退学になると焦ったアハマッドは、ノートを返すため、徒歩で遠い隣村に住む彼の家をひたすら探し回るが、なかなか見つけることができず、、、
ラストシーンは印象的で『パンと植木鉢』(1996)のモフセン・マフマルバフ監督は影響を受けているのではないだろうか?
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