トム・ホーンのレビュー・感想・評価
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マックィーン最後の西部劇。自らの死を覚悟しつつ臨んだ本作、彼の人生...
マックィーン最後の西部劇。自らの死を覚悟しつつ臨んだ本作、彼の人生にも通じるものが多いという。
なかなか衝撃的なラストであった。無実の罪で吊るされているとしたら、その心境や如何に。それともやはり彼の凶行だったのか。
実話ベースということでそんなところが気になった。
マックィーン、さすが、カッコいいです。
いつかまた観たい作品
時代の変わり目に生きる人々の様々な生き方を、不器用な男の生き様を通して見せてくれる。
当時と比べて変化が早くなっている現代、社会や会社において大小様々な変わり目を経験する。また健康が損なわれたり老いを自覚するときも来る。
そのような時、自分にとって大切なものを奪われ、流儀に反することを強いられたとしても、主人公のように人としての強さを失わずに生きてこられたかと言われるとノーとしか言えない。
しかし、主人公が絞首台で首に縄をかけられたシーンで、「何も言うな、俺も気を張っているんだ」と発した言葉に力をもらった。
トムホーンを疎んじる町衆
スティーブマックイーン扮するトムホーンは西部で育ち義勇騎馬隊でアパッチジェロニモを捕らえ名を挙げたてからワイオミングに流れて来た。スティーブマックイーンの西部劇は初めて観たが、馬を駆る姿は良いものの小柄だしいまいちテンガロンハットが似合っていない気もしたな。元英雄でいくら手段を問わずと言われても牛泥棒をやっつけるのに銃殺するのは西部ならではなのかね。しかしそれ以上にやり過ぎとはいえ、目的を果たしたトムホーンを疎んじる町衆の方が問題だな。
歴史の影にありきガンマン
西部劇に異色のカラーを、放つ作品。
個人的には高く評価。
良くも悪くも銃が掟の荒くれものの世界。
トム・ホーンはかく闘えり。
無法時代に名を馳せたトム・ホーンの
生きる様を表現した傑作。
ある意味西部劇は、こうでなくてはを体現。
ま、今の若者には理解出来まい。
しかしながらスティーブ・マックイーンが晩年に
製作に関わった作品である意味を理解して欲しい。
西部の掟で名を馳せたトム・ホーン。
その最後も掟のに、よって閉じる。
思ったより深い作品でした。
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