「トムホーンの人物像に迫れていない」トム・ホーン Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
トムホーンの人物像に迫れていない
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総合60点 ( ストーリー:55点|キャスト:65点|演出:60点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
実在した男を描くということだったが、人物像に迫れていない。前半は牧場で用心棒をするというのはまだいいが、彼の性格や半生についてはよくわからないまま。この場面で牛泥棒相手に奮闘するマックイーンの姿が一番の見所。
後半では中途半端な捜査と裁判に時間が費やされ、真相は闇のままに事件が終わる。彼の孤独の人生と新しい時代に取り残された寂しげな雰囲気は出ているものの、やけにくだらないことに時間を費やしすぎている。場面の切り替えが突然で話の流れが途切れる演出も気に入らない。何かと不満が残る内容だった。
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