劇場公開日 1966年6月18日

ドクトル・ジバゴ(1965)のレビュー・感想・評価

全31件中、1~20件目を表示

4.0午前十時の映画祭

2025年2月25日
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一番大きなスクリーンで上映してくれていたので観に行ったが、今観ると。
オマー・シャリフがあまり好きではないので、いままで観たことがなかったが、大きなスクリーンで観ることができてよかった。
時代に翻弄される人たちを描いた壮大な大河ドラマって大好きな部類だが、妊婦の妻のもとから彼女のもとへ馬で駆けつけるってなんか引いてしまう。あんな運命的な再会をすれば恋に落ちるのは分かるけれども、どっちも好きってなんかいや。

クラウス・キンスキーが出ていた。
ナシターシャ・キンスキーはお父さんにそっくりなのに何故あんなに美人なんだろう。

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大吉

3.5さすがデヴィッド・リーン、壮大な大河ドラマ。途中休憩を挟む映画は久...

2025年2月24日
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鑑賞方法:映画館

さすがデヴィッド・リーン、壮大な大河ドラマ。途中休憩を挟む映画は久しぶり。全編にわたって流れるモーリス・ジャールの「ラーラのテーマ」。バラライカの音色が印象的で、ジュリー・クリスティの青い目に引き込まれてしまう。他の俳優たちも良かった。苦悩しっぱなしのオマー・シャリフ、冷めた目つきのアレック・ギネス、嫌われクズ男のロッド・スタイガー、健気な妻のジェラルディン・チャップリンは若い頃のお父さんに似ている。にしても、ロシアに生まれなくて良かったとつくづく思うのであった…。アカデミー賞脚色賞、作曲賞、撮影賞(カラー)、美術賞(カラー)、衣裳デザイン賞(カラー)の5部門受賞。ちなみにクリスティは同年『ダーリング』で主演女優賞受賞。

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mini

5.0時代に巻き込まれる

2025年2月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

難しい

題名は知っていましたが、全く内容は知りませんでした。
午前10時の映画祭14のラインナップを見て、あらすじを読んで。
「不倫メロドラマ」なんだ、、
ドクトル、なんてあるから医師が動物実験でもする、怖い映画と思ってました笑

まず、長編なのでもしかしたら眠くなるんじゃ無いか?と心配していましたが、始まると同時に話に吸い込まれて眠気なんか全く起こらず。
これこそ「映画」と感じました。
話が前後したり、名前を覚えるのとかが
私はちょっと難しかったですが。

四季の移り変わり
映像の美しさ
曲の美しさ…
極寒の雪の世界も
雪が消えた後の花々も、何もかも美しかったです。

時代背景があまりにも過酷で
やっと手に入れた幸せの地での生活も
自らの行動の結果、家族と離れ離れになってしまう
それも甘んじて受け入れなければ生きていけない時代だったんですね。

まあ、物語としては
その後のラーラとの暮らしが
「やっと手に入れた幸せ」なのでしょうか。。

主人公ラーラの美しさに心奪われてしまう男たちは、きっと容姿の美しさだけでは無く、溢れ出る心の美しさにも惹かれてしまったのでしょうね。

「壮大なメロドラマ」、不倫はいけない事だけど、そうなってしまうのは人間臭さがあって仕方ないよね、みたいなレビューが多いですが…
私は天使の様な妻、トーニャを裏切るドクトルジバゴを、支持出来ないなぁ
トーニャを裏切らなければ
あのまま幸せに過ごせたのでは?

この映画はまさしく「映画」
映画館で観るべき作品だと感じました
映画館で観る事が出来てラッキーです
ぜひ映画館でいろんな世代の人に観てほしいです

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ばけつ

4.0音楽と美術の力

2025年2月24日
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鑑賞方法:映画館

デヴィッド・リーンのインターミッション付き3時間半の大作を映画館では初鑑賞。
まず、開巻の序曲、有名なラーラのテーマをはじめ、モーリス・ジャールの音楽が、劇伴という概念を超えてドラマを高揚させる。そして、モスクワ市街のセット、舞踏会場、擬装された大雪原、氷の邸宅など、美術の素晴らしさ。ワイド画面を活かしたロケーションとともに、音楽と美術の力によって、映画館で観るべき映画として成立させている。
物語としては、ジバゴとラーラが出会うまでが意外と長い。二人が親密な関係になってから、ジバゴが妻とラーラの間で揺れる姿が優柔不断にも見えるので、そこはもう少し丁寧に時間をかけて描いてくれてもよかった。パルチザンから逃れて雪原をさまようジバゴの悲壮感は、圧巻。
オマー・シャリフ、ジュリー・クリスティはじめ、出演者のほとんどがイギリス系で、ロシア人っぽく見えないが、制作当時の状況から致し方ないのだろう。あらためて観ると、ロッド・スタイガーとトム・コートネイが、役柄のアンビバレントさもあって印象深い。
終幕前の、ジバゴがラーラを追いかけて心臓発作で倒れる有名なシーンは、彼がラーラに似た別の女性の姿に彼女を重ね合わせた(つまり、本物のラーラに出会うことはなかった)と読んだ。

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山の手ロック

4.5凍てつく冬のロシアの雪景色で 観てて寒くなる、映画化不可能と言われ...

2025年2月19日
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凍てつく冬のロシアの雪景色で 観てて寒くなる、映画化不可能と言われた原作の超大作映画。
最初の序章の音楽だけの数分間はスクリーンが真っ黒で退屈で「何か景色を見せて欲しい」と思ったのは私だけでは無いはず。(映画館では4分間半真っ黒で、何故かU-NEXTでは映像があり、2月放送のNHK-BSでは本編のハイライト画像が流れてネタバレ状態)しかしそこからの3時間は引き込まれ「映画化のゴーサインが良く出たなぁー」と思う位の内容の映像が数々出て来る。とてつもない制作費が掛かったはず。イタリアのプロデューサー カルロ・ポンティの手腕だろう。
中盤のシーンで、母親が列車に子どもを乗せて自分も飛び乗る撮影で女優の足が切断された事故を知ってるので見てて心臓が "ギュッ" となる。
リーン監督は撮影を中断せずに代役を立てて直ぐに続行し、その後負傷した女優の面倒をみてたらしい。
映像の編集も凄くてラーラとコマロフスキーのダンスシーンからテーブルで向き合うシーンへの編集はビックリする。始めから計画してたのか? でないと無理だろう。
スピルバーグが影響を受けてるらしい。
もしかすると撮影監督エマニュエル・ルベツキも?

原作のパステルナークに今作で1958年ノーベル文学賞受賞が決定したがソ連共産党にとって「侮辱的で許しがたい出来事である」としてKGBとソ連作家同盟による反対運動の末、パステルナークは受賞の為に国外に亡命まではしたくなくて受賞式を辞退した。

午前10時の映画祭 14

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ナイン・わんわん

4.5きゅーんと

2025年2月17日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

萌える

情感に訴える作品が観たい、戦場にかける橋にはそれが無かった。
ジュリークリスティの美しさ、肉欲に抗えない所もイイ。♪鳶色の瞳、まさに10,000ボルト。
ジェラルディンチャップリンの元気な明るさもイイ。
オマーシャリフは無敵のイケメン、ドクトルで詩人て・・。
クラウスキンスキーは凄い浮いてる。
序曲は何のために在るのか、きっとこれから大作を観るぞ・・の助走なんじゃないか。
不倫は許されない、でも人間だからね、きゅーん。

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トミー

4.5名作なのは間違いない。観るたびに気づくことがある。何度も鑑賞しているとその度に

2025年2月17日
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スクリーンで観るのは、何十年振りだろう。テレビ画面ではやはり物足りない。スクリーン画面で鑑賞する映画だ。私が映画ベスト5の4位にしている作品。この映画が好きで、原作を苦労して読んだ。私には映画ほどの面白さを感じなかった。もう、何年も前の事だから、今読むと違う感想を持つかもしれない。
今回、気づいたのは序曲の陳腐さと演奏の出来の悪さ。ジバコの人物造形。ただの善人で深みがない。もちろん、オマー・シャリフの演技には問題なし。コマロフスキーやストレイリニコフの人物造形がいい。この作品に出演する役者の演技は、皆素晴らしい。それと詩人なのに、劇中で1度も読み上げられないのは、おかしい。上映中、私は何度も涙が滲んだが、ラストで大きな感動を得られないのは何故だろう。原作を読んだのは何年も前で、殆ど忘れている。パステルナークは本来詩人であって、たしか小説を書いたのは始めてだったと記憶している。
ジュリー・クリスティはいちばん綺麗な時を写され、映画史に永遠に残るだろう。

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いなかびと

4.5奇跡の超大作

2025年2月16日
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鑑賞方法:映画館

昔リバイバルで見た時は、映像と楽曲の素晴らしさに圧倒されたがストーリーは壮大な不倫メロドラマ、としか思わなかったが、もしかするとカット版だったのかも

「午前10時の映画祭」で、数十年ぶりくらいに大きな画面で見たら印象が違った。

大きくうねる時代の波のスペクタクルと、それに翻弄される人々の小さな世界が拮抗して描かれている。

暗くなった場内、スクリーンは暗いままで流れる5分を超える序曲。
「アラビアのロレンス」でもそうだが、このオープニングで映画の世界に導入される。
これだけ音楽が壮大なのに、それにガッツリ噛み合って負けないスケールの映像、CGないので大自然を撮影しセットを組んで、群衆は集める人海戦術。インターミッションが入るゆったりとしたつくりはまさに古き善き「超大作」。今見ても遜色ないどころか、今では作れない貴重なお宝みたいな作品と思う。見られてよかった。

デビッド・リーンは、「戦場にかける橋」「アラビアのロレンス」で男性的な映画を作る監督のイメージついていて(私も)その気分で見ると期待と違う方向性で肩透かし食らったようだが、もともと「逢引き」とか「旅情」とか恋愛ものをよく撮っていた監督だった。「アラビアのロレンス」みたいなセリフがある女性が一人もでてこない映画のほうが特殊だった模様。

ラーラも映画のスケールに負けない。どこから見ても美しいし、一途でいつでも一人の男性のみを愛しており、媚びない。
力ある男たちは彼女の心には他の男性しかいないのを知ったうえで好意を寄せずにはいられない。
強制収容所で行方不明になり、以後消息不明というラーラ、きっと生き延びたんだと思う。
収容所の力ある人に好意を寄せられて、消息不明ということにしてそっと逃されたんだと思います。

時代の荒波では人間の営みはちっぽけすぎて歴史的には歯牙にもかけられないものだろうが、そこでちっぽけな人間たちは懸命に生きている、その対比も感動的。

私が見た「午前10時の映画祭」の映画館は、映像が4Kだけでなく、音も大変よく、暗いままのスクリーンでの序曲、から流してくれるありがたさで、良い環境で堪能させてもらいました。

この映画は是非是非映画館のスクリーンで、そして音も良いところで観るべきです。
でないと真価がわからないと思います。

ジュリー・クリスティーは、ロレンス=ピーター・オトゥールに似ている。
細面で金髪に青い目、小鼻がちょっと張っていて、ぽってりした唇が少し肉感的な感じがする。目の部分だけ光を当てるライティングでみたら、どちらかわからないくらいだと思いました。

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かばこ

5.0超大作は昼メロ

2025年2月15日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

映像は映画史上5本に入るぐらいの美しさではないでしょうか。これ昨日撮られたんじゃないのかというぐらい鮮明でした。途中ヒッチコックと勘違いするようなサスペンスもあり十分楽しめました。あと革命が起こった事をcivil warと言っていたのは現在ではとても理解できる言葉でした。若いアレック・ギネスを初めて見たような気がします(英国の笠智衆)
ロシア革命やソビエトの激動の時代を描きながら人間模様は身内だけで廻って狭いですね。あの広大な土地で二度も三度も偶然の出会いて・・・しかし大きなスクリーンで音響のいい設備で観るだけの価値はあります。

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naoki

4.5ラーラが美しい

Kさん
2025年2月11日
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泣ける

悲しい

昔、テレビの洋画劇場で観て以来、初めて映画館で観ました。
美しい主演女優
ジュリー・クリスティ
美しいテーマ曲
モーリス・ジャール
アカデミー作曲賞受賞
涙、涙の素晴らしい名作

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K

4.0体制からの個人の自由、人間性の回復ということがテーマだったのだろうが、東西の争いに利用された面もあったのかもしれない。

2025年2月9日
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鑑賞方法:映画館

知人にロシアの文化、文明を一切認めないという人がいる。ロシアだけではなく中国、北朝鮮の「悪の枢軸国」は政治体制が悪らつでありそのような国で育った文化、文明はとても評価はできず駆逐すべきであるという理屈である。現在のものか過去のものかは関係ないとのこと。えーっトルストイは?チャイコフスキーは?と尋ねたところ、あの人たちはどちらかというとフランスやドイツで創作活動していたんじゃないのと返されてしまった。
この映画は、ノーベル文学賞を受賞(辞退)したボリス・パステルナークの原作をもとに映画化された。原作は映画に先立つ10年前に完成しているがロシア国内では刊行されなかった。発禁されたというよりは当局の介入を恐れて引き受ける出版社がなかったようだ。そこで最初はイタリアで発刊された。映画の底本もこのイタリア版である。パステルナークのノーベル賞授賞は1958年でありこれは彼の詩人としての功績を評価したもの。「ドクトル・ジバゴ」はノーベル賞受賞者の唯一に近い長編小説としてあとから評判になった経緯がある。「ドクトル・ジバゴ」がノーベル賞を受賞したわけではない。直木賞じゃあるまいし。
映画は、主人公ユーリ・ジバゴの異母兄(アレック・ギネスが演じる)が姪(ユーリの子)を探すところから始まって、終わる。その間、3時間の大長編にユーリとラーラの恋とそれぞれの家族の物語が濃厚に詰め込まれる。ユーリとラーラの二人の幸福は真冬のウラル地区の僻村ベリキノにある廃屋で絶頂に達するのだが、実は二人の接点はそれ以前には従軍時代の医師と看護師としての1年間しかない。ユーリにしてもラーラにしてもそれぞれの配偶者であったり愛人であったりする人々との時間のほうがより長いのである。でも短くも美しく燃え、というところか濃密な時間が突然到来するというところはメロドラマの鉄則であり、そういう意味ではこの作品はロシア革命時代(というよりは革命後の混乱期)を背景とした実にスケールの大きいメロドラマてあると言い切ってしまって差し支えないと思う。
一方、時代も場所もそうなのだが、政治体制やイデオロギーが個人を飲み込もうとするとき芸術にしても恋愛にしても、それは人間性ということなのたろうけど、守り抜こうとする人達の姿を描いた作品であると読み込むことももちろんできる。
ただ、映画についていえば、多かれ少なかれ、当時、東側にいた人々へのメッセージであったのだったということはいえると思う。そちら側にも自由を希求する芸術家がいますよ、その作品を映画化したらこうなりましたよ。というところか。だからある意味、この映画は東側に忖度したというよりは西側に忖度した政治的な意味のある作品だったのかもしれないね。
関係ないけど冒頭の知人は、ノーベル文学賞について、「韓国の聞いたことのない女性作家が受賞して村上春樹がとれないのは選考に不正があるからでは」って言ってました。頭腐ってるよね。

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あんちゃん

3.5長いけど面白かった

2025年2月8日
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泣ける

悲しい

幸せ

だいぶ昔の映画ということで、楽しめるか不安でしたが、面白かったです。帝政から、社会主義国家になり、時代に翻弄されても、懸命に生きる姿に感動しました。

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たくわん

3.5ロシア革命期のラブストーリー

2025年2月8日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

萌える

第二次世界大戦後、ソ連の将軍・イエブグラフ・ジバゴは腹違いの弟の娘を探していた。戦災孤児の中にその娘がいると知らされ、モンゴルとの国境近くのダムの事務所でターニャと名乗る少女に出会った。ターニャは父も母も知らず、イエブグラフは彼女に、ユーリ・ジバゴの生涯を語り始めた。
19世紀末のロシアで、両親を亡くしたユーリー・ジバゴは、親戚の家に引き取られ、医学生かつ詩人となり、育ての親の娘であるトーニャと結婚した。そのパーティで、近所の仕立屋の娘ラーラは以前○姦され処女を奪われたコマロフスキーに対し発砲事件を起こしたが警察への通報は止められた。1914年、第1次世界大戦に医師として従軍したジバゴは、戦場で看護師として働くラーラと再会した。2人とも既婚者だが互いに惹かれ合い・・・さて、イエブグラフはターニャに実父母の事をどう語ったのか、という話。

午前十時の映画祭14にて鑑賞。
ロシアの話が英語なのはアメリカ映画だからわかるが、邦題がなぜドクターじゃ無くてドクトル?
ジバゴも妻が居て、ラーラも夫が居たが、惹かれあったのはあのロシア革命時の混乱から仕方ない様な気がした。
バラライカが重要な意味を持つ作品で、ラストに繋がるストーリーは素晴らしかった。
トーニャも美しかったが、特にラーラ役のジュリー・クリスティは美しくて可愛かった。
挿入曲も印象に残った。

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りあの

3.5なんでこんなにおもしろいんだ!

2025年2月2日
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言ってしまえば、
ただの愛憎劇、すれ違い劇
だけどもめちゃくちゃおもしろい

映像美もあるよなー
あの雪景色の中の悲惨な列車

空間把握もしやすいのが素晴らしい

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JYARI

4.5映画終活シリーズ

2025年2月2日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

1965年度作品
アカデミー賞最優秀5部門獲得
デビッド・リーン監督作品鑑賞は「アラビアのローレンス」以来2作品目
世間の評価は「アラビアの…」の方が断然良いですが、
私は男女間の葛藤とか描いた今作品の方が、ずっと面白かったです
まあジュリー・クリスティの美しさがあってからなんでしょうが、笑
次回、デビット・リーン監督三部作「戦場にかける橋」鑑賞楽しみです。

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あきちゃん

4.0ラーラさん美しかった。

Mさん
2025年1月31日
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この作品が過去に絶賛されたのも、今の日本での評価があまり高くないのも、両方よくわかる気がする。
自分達の信条のために人を殺すことを厭わない人は、今も少なくないのだろう。

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M

4.5動乱の狂気と禁断の慕情が、雪氷をも溶かしてゆく

2023年4月20日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

何回か観てるのですが、圧倒的と言う表現も陳腐に感じる壮大なスケールとジュリー・クリスティの美しさにいつも魅了されます。デビッド・リーンは好きな監督で、これぞ映画という贅沢な時間と深い感動を与えてくれます。リアリズムよりも叙情的な側面を強調し、登場人物の心情を第一に色んな形でそれを表現することに腐心している気がします。内容自体は究極言ってしまえば不倫ものですが、凡作になってないのはやはり物語を支える映像表現だったり豪華な舞台設定だったりするわけで。それらがこの作品を唯一無二の次元まで昇華していると思います。
時間を忘れて、銀幕の世界に没入することができる素晴らしい作品です。

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A Lonely DINOSAUR

4.0時代と集団に「個人」はどう存在意義を見出すのか

2022年4月12日
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ソ連時代を代表する詩人の1人であるボリス・パステルナークの代表作である『ドクトル・ジバゴ』(ドクトル・シヴァゴとも表記する場合がある)を映画化した作品。大河小説の原作は恥ずかしながら、未読のまま。今も書棚に静かに埋もれている。そういうわけで、観たというのも理由だ。御託はこの辺で、感想を述べると、3時間もの大作だったが、時間を感じさせないと言ったら嘘だが、革命の怒涛の波と主人公たちの揺れ動く様は引き込ませる。革命は集団の為政者に対する意思表示であった。より良い世界へ突き進むため革命はけたたましい煙を吐きながら猪突猛進する汽車のようにあらゆる者たちを巻き込んでいく。個人的な心情は革命には似合わない。個人は革命の世界に座席を持たない。愛も同様に。
パステルナークはこうした取り残される個人が革命の時でさえも生きていることを切実に書いて示したのかもしれないと思える。映画における広大無辺なロシアの大地とドラマチックな演出は今の映画と比べると古さを感じさせるが、「古き良き映画」の世界へと誘ってくれるような感じがした。

亡命作家であるナボコフによって原作はこき下ろされたが、映画で観た壮大さは存在しないのだろうか。

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琺瑯

0.5思い切り、東側に忖度した作品だと思う。

2022年3月6日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ロシアの大地とロシアの歴史をバックに描かれる人間の我がままな性を描いた作品だと僕は思った。65年の作品だから、スターリン体制は淘汰されているが、全体主義にはかわりない。しかし、スターリンではないので、思い切り、東側に忖度した作品だと思う。

原作を読んでいないので、なんとも言えないが、ノーベル賞を取れる様な作品だとどうしても思えないが。

1962年がキューバ危機だから、当時はソ連を良く言う人達もいたように記憶する。かくいう、僕もその一人。スターリンは悪いが、フルシチョフや毛沢東は偉人と思っていた。

ちなみに、プーチン大統領を、今は亡き我が父は『プーチンってラスプーチンの子孫だろ』と言っていたのを思い出した。当たらずとも遠からず。

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アンドロイド爺さん♥️

3.0反共のプロパガンダなのか?

2020年8月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

何の予備知識も無く、見始めてしまったが、長い映画で何日もかかって少しずつ見た。

ロシアを舞台にロシア革命前後を描いている。話しも映画も長すぎて、つながりが分からなくなるが、途中からはぐんぐん吸い込まれるように映画に没頭した。
ロシア革命の負の部分、悪い部分をかなり強烈に描いているのではないだろうか?どこの国で作られたかを意識してなかったけど、セリフは英語だし、途中から反共のプロパガンダなんだろうと思うに至った。
もう一度見るとさらに気付けるものが有ると思うが、この長い映画をそんなに何度も見る事は難しい。

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m2turbo