「時代に巻き込まれる」ドクトル・ジバゴ(1965) ばけつさんの映画レビュー(感想・評価)
時代に巻き込まれる
題名は知っていましたが、全く内容は知りませんでした。
午前10時の映画祭14のラインナップを見て、あらすじを読んで。
「不倫メロドラマ」なんだ、、
ドクトル、なんてあるから医師が動物実験でもする、怖い映画と思ってました笑
まず、長編なのでもしかしたら眠くなるんじゃ無いか?と心配していましたが、始まると同時に話に吸い込まれて眠気なんか全く起こらず。
これこそ「映画」と感じました。
話が前後したり、名前を覚えるのとかが
私はちょっと難しかったですが。
四季の移り変わり
映像の美しさ
曲の美しさ…
極寒の雪の世界も
雪が消えた後の花々も、何もかも美しかったです。
時代背景があまりにも過酷で
やっと手に入れた幸せの地での生活も
自らの行動の結果、家族と離れ離れになってしまう
それも甘んじて受け入れなければ生きていけない時代だったんですね。
まあ、物語としては
その後のラーラとの暮らしが
「やっと手に入れた幸せ」なのでしょうか。。
主人公ラーラの美しさに心奪われてしまう男たちは、きっと容姿の美しさだけでは無く、溢れ出る心の美しさにも惹かれてしまったのでしょうね。
「壮大なメロドラマ」、不倫はいけない事だけど、そうなってしまうのは人間臭さがあって仕方ないよね、みたいなレビューが多いですが…
私は天使の様な妻、トーニャを裏切るドクトルジバゴを、支持出来ないなぁ
トーニャを裏切らなければ
あのまま幸せに過ごせたのでは?
この映画はまさしく「映画」
映画館で観るべき作品だと感じました
映画館で観る事が出来てラッキーです
ぜひ映画館でいろんな世代の人に観てほしいです
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