劇場公開日 1966年6月18日

「名作」ドクトル・ジバゴ(1965) 檸檬さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0名作

2016年7月14日
iPhoneアプリから投稿

上映時間は約3時間半と、非常に長い。
しかし、それを苦に感じないほどのテンポの良さ、内容の濃さ。
ロシア革命を背景とした民衆の生活に焦点を当てており、当時の情景が事細かく描かれていた。
普通に歴史の勉強にもなると思う。
また、個人的には、「ちゃんとした家がある」ということのありがたさを実感できた映画でもあった。
共産主義下のロシアでは、自分の家に他人が入り込み、さも当然かのように生活し、その私物ですら公共物とみなす。
画面を通して、そうした状況下で生活することの息苦しが鮮明に伝わってきて、やり切れなかった。
映画でこれほどの臨場感を醸し出している作品は稀。

檸檬
トミーさんのコメント
2025年2月18日

ジバコたちが逆らわない様にしてる所が恐ろしいですね。いつ集団の暴力に晒されるか、革命は開明的な一派にも容赦がない数の暴力の部分が在りますね。

トミー
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