「けっこうよかった」トゥルー・ロマンス 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
けっこうよかった
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公開時に映画館で見てあまりの面白さに感動して、次に見返した時は、主人公が悪くない形のドラマはあまり好きじゃないと感じた。今回3回目、カナザワ映画祭で見ようとしたら残念ながら上映中止になってしまった。そのためDVDで見返した。
前回の印象とは違って、主人公は明確にクズで犯罪行為に気軽に手をそめるような男でとてもよかった。なぜ、前回そのような印象を持ったのか、あまりに傑作であるとハードルを高めていたのかもしれない。
クリスチャン・スレーターがとんでもないイケメンだと思っていたのだが改めて見たら、コソ泥みたいな割としょぼい顔で、ヒロインのパトリシア・アークエッドも首が短くてエレガントさに欠ける、本当に売春婦っぽい。結婚相手の親に会うのにおっぱい出し過ぎで、服も赤すぎる。リアルなキャスティングだったのではないだろうか。二人とも現在、さっぱり活躍していないところも物悲しい。
自分が悪くて申し訳ないと思っているのに、強い口調で相手を言い負かそうとするような感じ、一体なんなのだろう。すごく感じ悪くて、嫌だ。
ギャングがすごくジェントルな口調でえげつない拷問するのが怖かった。
音楽が、その後アンビリバボーなどで気軽に使われていて、この映画のサントラだったのかと改めて気づいた。
コカインの大量取引で大金を狙うのではなく、小分けにしてクラブなどでちょっとずつ売ればそこそこハッピーに長期間生活できて、人脈も広がり、それなりの商売になったのにな~と思った。
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