トゥルーマン・ショーのレビュー・感想・評価
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こんな番組は成り立たない。他人の生活を24時間ずっと見ていたいか?...
こんな番組は成り立たない。他人の生活を24時間ずっと見ていたいか?超絶美女へのストーカー企画としてのみ可能か(笑) ジムとエドの演技が素晴らしかった。 与えられたウソの安定で人は幸せなのか?
ひとのこころ
色んな人の視点で考える点がある映画だと思いました。 1つ目は、みんなこんな風に生きてるかもと思ったこと。まるで決められた人生を歩いているだけ。良いことも悪いことも全て決められた筋書きのドラマに沿った人生かもと。 2つ目は、トゥルーマン・ショーを見ている人みたいな人たち。他人の人生を見て批評しているだけ。声をあげようともしない。 3つ目は、自分が偉くて人の人生をも変えられると思っている人。赤ん坊が育つにつれて抜け出す世界。 トゥルーマンの様に、一歩踏み出す人生を過ごしたいなと思いました。
続きが気になる
主人公が、生まれた時から実は作られたセットの中で生活し、自分の生活がテレビで放送されている、というストーリー。 主人公は徐々に違和感を感じ、自分が置かれた状況に気づき始め、真実を突き止めようと行動に移す。 いいところで終わったので、続きが気になる。
某国の現状と重なって見えてしまい…
24年前のロードショー以来だったが、 過去の鑑賞では、 己の人生は自らの意志で導いたものか、 或いは他人の意志に導かれているものに 過ぎないのか、との観点で この映画を捉えていたような記憶だが、 改めて観てみて、 情報操作や監視社会が問題視される今だから こそ価値ある作品かもしれないと感じた。 某国に置き換えて観てみると、 多数少数の点では逆だが、 トゥルーマンはその国の国民の象徴、 番組スタッフやエキストラは国家指導部、 TV視聴者は経済発展だけに目を向けて 体制に甘んじてる国民を彷彿させ、 そして、トゥルーマンに真実を伝えた 女子大生は情報操作や監視社会の問題に 声を上げて追放処分された知識人、 といったところだろうか。 「私の世界なら君は安心だ」との トゥルーマンへのプロデューサーの語りかけ は某国の指導者の心内そのものに思える。 映画ではたった一人でもトゥルーマンは 最後に歪んだ社会から逃れるべく行動した。 圧倒的多数の某国の民は、 情報操作・監視社会から脱却すべく 行動出来るだろうか。 私は33年前の事件で立ち上がった若者達の 民主化へのエネルギーがまだ残っていると 信じたいのだが。
究極のリアリティショー
トゥルーマン(ジム・キャリー)は楽しい人生を送っていた。 しかし、ちょっとした違和感から疑いを持ち始め、最後には・・・。 かなり辛辣な人生訓が語られる。
頭の中にまでカメラはあるまい それはプライバシーこそ人間の尊厳だという言葉であったと思います
2021年の年末 なにやら日本でも「未来日記」というリアリティショーが作られて、Netflixで全世界に配信が開始されているそうです もともとは2000年頃、バラエティー番組の1コーナーとして同名のリアリティショーがあったことを覚えている人もいるでしょう 自分も夢中で視たくちです そのコーナーの為に作られた曲のサザンオールスターズのTSUNAMIや、福山雅治の桜坂、GLAYのとまどい/SPECIAL THANKSと、立て続けにミリオンセラーの大ヒットがでたほどの超人気のコーナーでした リアリティショーはテレビの黎明期からあったそうです 隠しカメラで一般人の生活を放送する今に続く本作のような番組は、1992年のMTVの「リアル・ワールド」が始めたフォーマットだといいます それが大人気となって世界中で模倣されたそうです 20年前の「未来日記」も、その模倣番組のひとつなのだったのでしょう 本作はその2年前の1998年の公開作品 リアリティショーの非人間性を訴えることがテーマであるところが、本作の凄いところです リアリティショーは、その後もテレビの人気のジャンルとなって、その「未来日記」のように20年以上経った今も世界中で繰り返し作られています しかし、近年イギリスではリアリティショーが過激化して3人もの自殺者を出したといいます 日本でも、2020年5月にキー局製作のリアリティショーの女性出演者が自殺した痛ましい事件は記憶に新しいことです テレビ黎明期から存在するジャンルというのだから、よほどテレビというメディアとの親和性が高いのだと思います リアルタイムというのは映画では有り得ないからです ネット配信なら? 基本オンデマンドですが、リアルタイムもありテレビに近い性質を持つところは、ネット配信もリアリティショーに性質が合うメディアなのかも知れません だからネット配信でも、リアリティショーの出演者が自殺した事件が2020年8月にあったといいます プライバシーを剥ぎ取られ放送されてしまう シナリオと実生活が融合してしまう そこに人間の尊厳はあると言えるのでしょうか? 動物園の檻のなかと何が違うのでしょうか? しかし、それは出演者の同意の上でのこと 一体何が問題なのだ? そういう向きもあるかと思います ユーチューバーはどうでしょうか? 自ら進んで私生活を垂れ流し配信する人物もいるらしいではありませんか チャンネル登録者数やページビューを上げる為なら、私生活の垂れ流しも、迷惑行為でも何でもあり つまるところ、有名になりたい、金を稼ぎたい その為に人間の尊厳を切り売りしているとは言えませんでしょうか? 確かにリアリティショーは面白い しかしそれは、出演者の人間性を抑圧して実現されているといえるのではないでしょうか? 他人の人間性を抑圧して喜ぶ 出演者の人間の尊厳を剥ぎ取り、それを消費して笑う、泣く、怒る そういうことです コメディならそれもありでしょう 当然です でもそれは現実とは別物であると観衆と出演者は相互に理解して、芸として観ているのです リアリティショーにはそのような約束事が曖昧なのです というか、それをわざと視聴者に隠しているからリアリティショーなのです 人種や民族、肌の色、性別、LGBT といったことをネタにして同じことをしたら、どれほど重大かつ深刻な人権侵害になるか 現代の人間なら、誰だって容易に想像できます コメディでも無理です 現代のプロのコメディアンなら慎重に避けて通ることです リアリティショーとコメディは、一体何が違うというのでしょうか? リアリティショーはその様な人権侵害の自覚もなく、現代でも未だに漫然とそれをやっているのです 本作は20年以上も前に、それを訴えていたのです リアリティショーの持つ問題の本質を突き詰めて警告していたのです 頭の中にまでカメラはあるまい それはプライバシーこそ人間の尊厳だという言葉であったと思います 2021年の「未来日記」はまだ視ていません このような懸念を払拭しているような内容であることを願うばかりです それ以上に深刻なのはテレビのニュースかもしれません 本当のリアリティだけのはずなのに、インタビューされている街の人が劇団員だったりしているのです 恐ろしいことです それって、最早私達は本作と変わらない世界にいるという事ではないでしょうか
見てソンはないと思います。
はじまってからしばらくは、どういう意味なのか はっきりはわからず、モヤモヤしながら見てました。 こういうことなのかな、という想像で。 で、種明かしされてからは、急におもしろくなりましたね。 テンポアップされたって感じもしました。 ジム・キャリーは、 あいかわらずのオーバーアクション。 でも、この映画は、それがぴったりはまるって いう設定ですよね。 前半が少し単調な気もしますが、 優れたドラマだと思います。 コメディととらえるか、とらえないか。 私は、コメディととらえて楽しめました。
ジム・キャリーってこんなにカッコよかったのか、、
マスクのイメージが強いジム・キャリーがこんなにシンプルにカッコよかったなんて知らなかった、、、
途中で『ちょくちょくスポンサーのCM入るやん!www』って思ってたけどそれにもちゃんと意味があって凄く作り込まれてて面白かった
ラストのシーンまで目が離せなかった
【”僕を中心に回る小世界からの脱出・・・” コメディを装った強烈なシニカルムービー。】
◆感想 ・爽やかな、作り笑いをさせたらNO1 ジム・キャリー主演の壮大な手間とお金を掛けた、人権侵害TVショー。 ・作品設定の秀逸さは、流石アンドリュー・ニコルである。 ・エド・ハリス演じる視聴率至上主義の、TVプロデューサーの姿もオソロシイ。 <孤独な人生も哀しいが、衆人環視の人生は、もっと嫌だなあ・・。 ラストのジム・キャリー演じるトゥルーマンが、いつもの作り笑いを浮かべて、いつもの台詞を口にして、自由な世界へ足を踏み出すシーンは、色々な解釈があると思うが、私は自分の人生を”創り出した”TVプロデューサー及びTVに対する痛烈な皮肉を表したのではないか、と思った作品である。>
アイデアはおもしろいけど、胸くそ
生まれた時から24時間全てをテレビ番組「トゥルーマン・ショー」で放送されていた男のお話。本人だけが、知らず巨大なセットの中で生活し、周りの家族、友人等は全て俳優という設定。アイデアはおもしろい。ジム・キャリーが演じているからライトなコメディに見えるが、悪趣味👎
おはよう、こんにちは、こんばんわ!
ある種のファンタジーだから、コンプライアンス的なものは置いといて。 不気味になりそうなストーリーを人間ドラマに引き寄せたバランスは やっぱりジム・キャリーの魅力によるところだろうか。 特にラストのくだりは人生賛歌というか、生きることへの希望を感じさせる印象で非常に爽やか。 名作であることに異論はないけど、ちょっと粗を感じる部分も無いわけではないっていう塩梅。
一度は考えたことがある状況。
誰もが一度は考えたことがあるのではないだろうか?
この世界はもしかしたら作り物とか、自分以外は全部作り物や幻影なのでは?
などという妄想を。
そんな世界をテレビによる見世物のために一人の人間を番組が育てていくという
ちょー非人道的なドラマ。
彼が忘れられない人のために街を出ようとすると上手くいかないことに
違和感を覚え、もしかしてこの世界は作り物では?と疑問に思い行動に移していく。
しかしもしかしたら、人生はある者にとっては守られた安全な世界の方が
幸せな人生を送ることができるかもしれないと思ったりもする。
何も好き好んで面倒な現実の世界に眠く必要はなにのではないかなとも思う。
動物園の動物や家で飼われるペットは不幸なのだろうか?
食べるものに困らず身の安全が保障されていたなら動物にとって
それは生きにくいことなのだろうか?
動物は人間のように思想や哲学などない。生きる事が全てなのだ。
世の中には今の世を生きにくいと感じている人も多い。
トゥルーマンの世界の方がいいと思う人も多いと思う。
そういえばショーシャンクの空に出てきた黒人の囚人が出所と同時に
自殺をしてしまったシーンがある。
トゥルーマンが飛び出した世界が
素晴らしい世界であることを祈るばかりである。
真実を知ることは怖い事なのか
もちろんこの作品はフィクションで現実にはありません、ですが人の人生というものが見せ物ってかなり残酷だと思う。もしあなたがトゥルーマンで真実を知ったら、どんな感情が込み上げてきますか?驚き、怒り、悲しみ、そして恐怖などだと思います。今まで生きてきた人生は人に作られたもので、プライベート何てものはなく、世界へ自分の私生活がリアルタイムで放映されているなんて知ったら、僕は恐怖と怒りでいっぱいだと思います。周りの街の人間は全てを知っていて、長い付き合いの友人、ましてや好きな人まで…裏切られた気持ちで辛くなります。ここから出る気力は出てこないと思います。そんなことを考えてしまい、あまり楽しめませんでした。そして、自分とは違うトゥルーマンは外の世界を見るために決死の脱出を試み、無事脱出することが出来ました。そのトゥルーマンの姿に感動と勇気を貰いました。真実を知ってもなお、外の世界に行くという夢を叶える強い意志のある人生を作ったのはこのトゥルーマン・ショーという番組でした。人に作られた、決められた人生を歩んでも自分の意思を曲げない強い人間になれたトゥルーマンは世界中から愛されたでしょう。
似たような発想は昔からありましたが…
Huluで観ました。 きっかけはYouTubeでひろゆき氏が内容を紹介してて、「あっそれと似たような事考えたことある」と思い、興味深く観ました。 自分も「実は周りの人々ってオレの行動とか昔から知ってて知らんフリしてるだけなのかな?」とか考えたことあったり、「この世って実は出生から死までのストーリーが決まってて、オレは強引にその通りに生かせられてるのではないか?」とか考えたことあったりします。 同時に「この世はオレの為の世界であって、オレが死んだらこの世界は無くなるのでは?」とも思ってます。 この映画はそれとは少し違うけど、映像にするとこうなるのかな?って感じで楽しめました。 最後の終わり方、シーンは中々良かった。
白々しい
現実と思った社会が虚構だったというのはSFでも定番、公開は本作より数か月後だが「マトリックス」と似たコンセプトですね、映画の冒頭でエドハリス扮する謎の男が俳優の演技の嘘や派手な爆破シーンやSFXの多用に物申しトゥルーマンこそ本物だと訳の分からないことを言う。まさかとは思うがマトリックス製作の話を聞きつけて、あてこすりを行っているようにも思えて可笑しい。
こんな大掛かりで手の込んだドッキリなんてありえないし非現実的な点ではSFものと大差はない。アンチ・マトリックスと言わんばかりにシュールなコメディで押している、ただクリストフのキャラは「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」(1997年)のメディア王カーヴァー を連想させる、これも皮肉のターゲットだったのか・・。
日本でも1998年1月から日テレの「進ぬ!電波少年」でタレントが懸賞だけで生きられるかといった無茶な中継企画がスタートし高視聴率をとっていたので覗き趣味の番組がダメとは決めつけられないが私には他人の生活をみて面白がるセンスはありません。したがって、頭の固さも手伝って、この壮大なフィクションには入り込めず、白々しく眺めているだけでした。
映画らしい。
今更ながら鑑賞。 誰もが一度は考えたことがあるだろう「自分以外、みんなグルなんじゃないか説」を発展させたような話。 なかなか無理やりなストーリーや設定のオンパレードだが、そこを創作だし、、と目を瞑ればそれなりに面白いか。 映画ならではの作品というか、今やありきたりな高性能CGを駆使したSFものなんかよりは、よほど映画らしい、、? 俳優や監督含め、当然プロの集団が創り上げた作品であるにも関わらず、どこか未完成というか、「映画作品を創った」感が溢れていて、それ故にノスタルジックな感覚にも浸れる、そんな作品。 なかなか言葉に言い表しにくい魅力だが、 個人的には好き。
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