劇場公開日 1998年11月14日

「嘘ってなに?真実って...なに?」トゥルーマン・ショー サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5嘘ってなに?真実って...なに?

2020年5月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

興奮

特になんの意味もなく鑑賞。気になった、それだけ

え?スゴすぎるんだが。
最高傑作過ぎる!!!!
オススメの海外映画は?と聞かれたら即答でこの映画の名を上げたくなるほど面白かった。

何不自由なく、平凡な毎日を送るトゥルーマン。
しかし彼の生活は全世界に向けて24時間、休むことなく生放送されているのであった。

とにかく、どうやったらこんな脚本書けんの?
展開といい、テンポといい、全てが素晴らしい。
あっという間に終わってしまう。もっともっと見たい

ジム・キャリーの怪演。
簡単そうだが、この役は相当難しいと思う。
誰よりも自然に過ごさなければならない。なんて大変な役なんだ。
しかし彼はやり遂げた。Netflixで無料で見ていいものなのか。ダメだろ!金を払いたいよ!

階段をゆっくりと上るように、ひとつひとつ丁寧に作られている。分かりやすく面白い。
慌てているシーンも美しい。

しかも泣ける。
彼の生き方は操作しているのに、彼らしさがある。
愛くるしくて、応援したくなる。ラストに近づくにつれて彼への愛が深まっていく。

「自分中心に世界が回っている」
1度は誰もが憧れること。
自由のようで自由でない。とても恐ろしいことなのだ。

トゥルーマンの住んでいる世界はトゥルーマン以外全てウソ。友人も妻も親も事故も事件も全て嘘。
トゥルーマンを作っている世界はトゥルーマンにとっては全てウソ。
現実ってなんだ。この世界は本当なのか。俺は操られているのか...

天候操作に自然破壊、周りは建物だらけで何もかも人工物。こんな世の中はもうすぐそこにあると思う
メッセージ性が強い映画だ。

とにかく、多くの人に見て欲しい。
最後まで目が離せないパーフェクトな作品でした。
ジム・キャリー、最高!!!!

サプライズ