「今となっては少し陳腐だが狂気さが味を出している」12モンキーズ にちさんの映画レビュー(感想・評価)
今となっては少し陳腐だが狂気さが味を出している
プロット展開としては、複雑なタイムトラベル系の作品は世にたくさんあるので、いま見ると陳腐に感じてしまう。当然映像も当時のものなので古くさい感じがある。
それでもこの作品で退屈しなかったのは、要所要所にある狂気的な演出だろう。ブラピ演じるジェフリーのようなわかりやすい狂人だけでなく、タイムトラベルで頭が混乱しているジェームズの様子もおかしいし、キャサリンだって、拉致られた側なのになんか飄々としているというか。他にもたくさん「なんかちょっと変」な演出がたくさんあり、こうした狂気じみた感じと(上映当時からすると)斬新なプロット展開が熱狂的なファンを作ったのかなと思いました。
コメントする