「香港フラワー」天使の涙 talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
香港フラワー
台詞がないのが面白くていい。少しあるけど基本的にモノローグ。最初の男の子は殺し屋にしてはあまりに幼い顔で嘘でしょ?と思いました。金髪の女の子が出てきてから面白くなってきた。一番よかったのは口がきけない男の子とお父さんの関係です。お父さんの仕事ぶりや寝姿まで(お父さん嫌がってるけどまんざらでもない)ハンドカメラで撮影して。ここは泣けてしまった。
女の子3人の顔も髪型もメイクも衣装もアクセサリーもストッキングも靴も全部よかった。
「恋する惑星」見てません。でもこの監督の特徴と言われてるカメラワークは面白くてかっこよかったです。とにかくスタイリッシュ!カラーの中のモノクロ挟み、アップの程よい多用(何か変な言い方)、スピードの緩急。特にモノクロのザラザラ感は森山大道みたいで好みでした。
駅は人が居ないといい。特に地下鉄。無機的な地下鉄は凄くかっこいい。
そう、この映画見て「香港フラワー」ということばが唐突に頭に浮かんだ。自分で使ったことがないのに知ってることば。映画の中で、ビニールのカーテンを見たからだろうか?
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MAKOさんのコメント
2020年8月22日
本作もブエノスアイレスも鑑賞済みです。共にアッチ方面の方に高評価な作品デスネ。
「男たちの挽歌」は観ないとダメです☆
「追龍」も「男たちの挽歌」の影響下の作品です。見比べて観るとなるほどと思って頂けるはず。
というかすげぇ面白いんでオススメ!