テロリスト・ゲームのレビュー・感想・評価
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失敗の連続
小型核を使ったテロ映画は多いが世間を騒がす為にドイツからイラクへわざわざ列車で運ぶ設定、国連の対テロ部隊は果たして核を回収できるのだろうかという列車アクション映画。
似たような話では「ピースメーカー(1997)」の方が印象に残っているが5代目ジェームスボンドのピアース・ブロスナン主演だから期待して鑑賞(もっとも007ゴールデンアイは本作の2年後でしたね)。
逃げようがない鉄路なのでジェームズ・ボンドならアバンタイトル程度であっけなく解決し、舞台は大都市での攻防かと想像しましたが、あにはからんや対策が敵に筒抜けなので失敗の連続で気を揉む列車追跡が延々と続きます。それもその筈、原題は死の列車ですものね。
黒幕は旧ソ連の保守強硬派の軍人、それならわざわざドイツで密造しなくとも自国に売るほど残っていたでしょう、ただ、ブッシュのイラク侵攻(2003)より前にイラクに核武装させてロシアの軍事進攻を企てるという動機づけは歴史を予感した様で興味深かった。
結末は観てのお楽しみとしますが多少のひねりはあるもののあっけなく、都合よく纏めたなという印象。
列車なのに何故「ハイジャック」
核爆弾を持ったテロリストがジャックした列車に挑む国連捜査官の活躍を描く物語。
チープなサスペンスアクションです。
舞台がヨーロッパなのにアメリカ人を活躍させたいが為の、ありもしない国連犯罪対策班。
核の可能性があるのにたった4人の捜査班、そしてイリーガルな傭兵に初現場の捜査官。
サスペンスとしては謎も驚きもなく、アクションも大したことなし。
良いところがなく、当然低評価の作品でした。
アクションも迫力がなく、ハリウッド作品とは思えないレベル。
ただ、ストーリーは分かり易く負担なく観られるもの。「手に汗握る」まではいかないが、それでもある程度の面白さは感じられる。
スマフォを弄りながら暇つぶしの鑑賞なら「あり」という評価でした。
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