テラー博士の恐怖
劇場公開日:1965年12月15日
解説
ミルトン・サボツキーの脚本を、フレディ・フランシスが監督した恐怖映画。撮影はアラン・ヒューム、音楽はエリザベス・ルティエンスが担当した。出演は「妖女ゴーゴン」のピーター・カッシングとクリストファー・リー、イギリス劇団出身のドナルド・サザーランド、「史上最大の作戦」のニール・マッカラムほか。製作はミルトン・サボツキーとマックス・J・ローゼンバーグ。テクニカラー・テクニスコープ。
1965年製作/イギリス
原題または英題:Dr.Terror's House of Horror
配給:パラマウント
劇場公開日:1965年12月15日
ストーリー
イギリスの片田舎を走る汽車の客室に五人の男が乗り合わせた。建築技師ジム、休暇をすごして家にもどるビル、楽士ビフ、医師ボブと美術評論家マーシュ(C・リー)らだ。その客車に六番目の男、サンダー・シュレック博士(P・カッシング)が乗ってきた。彼は別名“恐怖の博士”と呼ばれ、カードを出して乗客の未来を占い始めた。ジムは吸血鬼に襲われて死に、ビルは故郷の家で、ツタに似た不思議な植物に襲われると博士に予言された。楽士ビフは、西インド諸島に演奏旅行に出かけ、そこで聞いたブードー教のメロディーをロンドンの盛り場で演奏する。その結果、ブードーの神からたたりを受ける運命だというのだ。マーシュの未来はさらに恐ろしく、評論家の彼に酷評され、そのうえ、彼の車にひかれ片手を失った画家のとれてしまった手で苦しめられるというのだ。マーシュは恐怖博士をペテン師とののしった。最後の一人医師ボブの未来。彼が少年の患者を診察すると、少年の傷は吸血鬼にかまれたものだった。しかも吸血鬼は妻のニコルではないか。彼は妻を殺し、殺人犯として死刑の宣告を受ける。自分たちの未来を聞かされた五人の男たちは、恐怖博士とは一体何者だろうと思う。博士はカードを一枚とりだした。“十三”だ。死を意味する。汽車がトンネルに入った。やがて汽車がトンネルから出た時、博士の姿は消えていた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- フレディ・フランシス
- 脚本
- ミルトン・サボツキー
- 製作
- ミルトン・サボツキー
- マックス・J・ローゼンバーグ
- 撮影
- アラン・ヒューム
- 音楽
- エリザベス・ルティエンス