「KISS」デトロイト・ロック・シティ kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
KISS
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全編キッスの音楽かと思いきや、78年当時に流行っていたミュージシャンの音楽がかかる。タイトルでもわかるように、丁度キッスが転換期を迎える直前の音楽。このあとメロディアスな音楽を作るようになり、顔のメイクを落としてしまうという変身にでたのだ。製作者の名前にジーン・シモンズがあることから、メンバーチェンジ前の最盛期を懐かしんでいたんだと想像できますね。
初めて来日したときには、失禁する女性が続出し、汚れるのを怖れた中止になったコンサート会場もあったはず。そのくらいすごい人気だったのだ。しかし、日本ではコピーバンドがあまり出てこなかったような気がする。チューニングを半音下げて重さを強調したロックだったため、コピーしにくかったこともあるかもしれない。「キッス・アライブ」はレコードが擦り切れるほど聴いたし、大音響で鳴らしたため怒られた経験もある。ラスト近くにかかるヴァン・ヘイレンが台頭してきたため、キッスは転換せざるを得なかったのか。
映画の中で一番面白いのは、ラジオのクイズに正解してチケットをゲットしたかと思われたのに、興奮して本名を名乗ることができなかったこと。。。それとピーター・クリスが投げたスティックを受け取るところ。
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