「三上博史の憧れのテレンス・スタンプ」テオレマ カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
三上博史の憧れのテレンス・スタンプ
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テレンス・スタンプ目当てで観ました。武蔵野館のポスターには三上博史のサインが!憧れの俳優で有名。若い頃に初めての寺山修司の映画で主演を努めた美少年の三上博史。なるほどね。
1967年のケン・ローチ監督の夜空に星があるように(原題 Poor Cow)をみて、素敵だなぁと思いましたが、1968年のこの映画では実はあんまり感じませんでした。ピエル・パオロ・パゾリーニ監督作は苦手。コメディなんですかねぇ?
ブルジョアという言葉は懐かしい。死語?
テレンス・スタンプがブルジョア一家の全員を魅了してゆき、そして突然いなくなると、家族やお手伝いさんに異変が起こる。
お手伝いさんの変化はカルトがかっていた。
お母さんの変化はわかるけど、一番俗っぽい。ブルジョア夫人のよろめき。ブルーアイの男を探して、血眼になっていました。
息子はただただ痛々しい。才能ないし、自虐的だし。
お父さんは男色に目覚めて、価値観がガラッと変わって、駅でまっぱになって砂漠をさ迷う。オヨヨ。会社を労働組合にあげちゃう。あっ、それで冒頭の場面に繋がるわけね。
娘はどうだったっけ?
当時は何もかも目新しかったのでしょうけど、とにかくテンポが遅くて眠かったです。
ピエル・パオロ・パゾリーニ監督の映画はそのあとのエロチックコメディ3作品(デカメロン、アラビアンナイト、ソドムの市)の再上映を武蔵野館さんには是非ともお願いします。観に行きますよ~ 今年の10月~12月あたりでお願いします。シネマカリテでもいいです。
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