劇場公開日 2013年9月28日

「午前十時の映画祭に感謝。」ティファニーで朝食を カルヴェロ1952llさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0午前十時の映画祭に感謝。

2021年5月5日
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楽しい

知的

幸せ

ゆらゆらと水草のように漂って毎日を生きる二人の物語
決して二人ともこのままでいいとは思ってはいない
ただ今はこのままもう少しだけ漂いたい

そんな時って私にもあったように思う
昔々の若い頃のことだ
仕事はちゃんとしていたけどプライベートはいつも集まる仲間達と飲んで騒いでフラフラしてた
熱く未来を語ることもなく夢に向かって努力もしない
ただ仲間といる時が楽しくてダラダラと毎日を過ごしていたように思う
あれはあれで良かったのだろう、少しもったいないようにも思うが自由気ままに過ごしていたな

ホーリーには夢がある
ティファニーという夢がある、ふわふわっとした夢かもしれないが憧れのために少なからず進んでいたのではないだろうか
それが叶えば部屋には家具も入れて落ち着きたいと思っている
猫にも名前を贈るつもりでいる
彼女も今は名無しの猫なのだろう
ただ毎日怠けて生きているのではないように思う
もしもこの役をモンローがやっていたらどんなものになっていたのだろうか
たぶんタイトルがティファニーではなくアレになっていたかもしれたいな
となるともう少し作品自体もビビットになるのだろうか
とにかく全然違う映画に仕上がる事は間違いないでしょうね

『ローマの休日』でヘプバーンを知った人はこの作品でかなりの衝撃を受ける事でしょう
私も驚きました

この作品を今でも映画館で観られる幸せに感謝します。

カルヴェロ
マサシさんのコメント
2023年2月2日

共感をします。でも、原作を考えるとどうしても。
別の作品として、見ればって言われますが、僕個人は割り切れないでいます。オードリー・ヘップバーンのファンたけに。

マサシ