ディアボロス 悪魔の扉のレビュー・感想・評価
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最高の悪役の1人
キアヌ・リーブスの演技力の弱さを役の初々しさと取るか、作品から浮いていると捉えるか。自分は後者でした。なのでテーマとしては興味深い本作を凡作レベルにしてしまいそうですが、そうはさせずむしろ昇華させてるのが言わずもがなのアル・パチーノ。作品全体を支配するとんでもなく大きな存在感。本人はショーン・コネリーやロバート・レッドフォードをこの役に薦めたらしいのですが、ラスト20分弱の大演説は彼にしかできないでしょう。憎悪に満ちた表情で神への恨みつらみを吐いたかと思えば次は悪戯っ子のような表情で「世界を支配しよう」と持ちかける。ベイダーやレクター博士に並ぶ、最高の悪役の1人ではないでしょうか。 惜しむらくは、やはり冒頭の通りキアヌでは明らかにパチーノに対峙するには実力不足だったのと、ストーリーもちょっと盛り込み過ぎたかなという点でした。シャーリーズ・セロンは病んでいく奥さんを熱演してましたね。コニー・ニールセンも妖艶でした。
この物語なら、シャーリーズは専業主婦のような設定の方が・・・
凄腕弁護士が、引き抜かれた大手弁護士事務所で遭遇する不思議な現象を描く物語。 キアヌ・リーブス、シャーリーズ・セロン、そしてアル・パチーノが共演するオカルトサスペンス。 流石に豪華俳優陣ですね。彼ら彼女らの魅力をしっかりと活かした作品でした。 やはりアルパチーノが素晴らしい。強引で、怪しげで、それでいて人を引きつける大手弁護士事務所を経営するジョン。そんなジョンを見事に演じ切りました。 物語は、中盤までは人間ドラマテイスト。 虚栄の魅力に逆らうことが出来ないキアヌ。知らない土地で孤独を深めるシャーリーズ。そしてそんな二人に無遠慮に入り込むアル・パチーノ。 三角関係にも似た人間関係に、オカルトテイストが薬味のようにアクセントをつけます。 個人的には、私好みの展開だったのですが・・・終盤はいけません。 この映画独自のアイデアもあるのですが・・・オカルトにブン投げられた終わり方に興ざめしてしまいました。 個人的には、「リング」がお気に入りなので、他の作品にも同様のものを求めてしまうんですが、中々お目にかからないですね。 寧ろ、この作品のような終わり方が普通なのかもしれません。だとしたら、私の批判は的外れではあるのですが・・・ 私的評価は、普通にしました。
厳格なキリシタンが弁護士を批判するために作った映画 「弁護士は悪魔...
厳格なキリシタンが弁護士を批判するために作った映画 「弁護士は悪魔のよう」ではなく「悪魔が弁護士になる」と言い切っている NYで働くことになった敏腕弁護士のキアヌ弁護士 仕事をしているだけなのに嫁さんは否定してくる上におかしくなっていく 弁護士批判したいだけで、それを踏まえてなにかあるのかと思ったら何もなかった 強いて言うなら聖書こそが全てというところ これもう職業差別だろと言わんばかりの弁護士批判 弁護のシーンはかっこいいけど検察も陪審員も裁判長もほぼいるだけで何もしてないしそりゃ勝てるわと キアヌ弁護士も事実を捻じ曲げてはないし悪者に見せるのはだいぶ短絡的に見える 全体的に地味で批判ばっかりなので盛り上がりに欠けるが、最後のアル・パチーノとキアヌの口論はさすがの演技力 そこだけは見どころがある そこしか見どころないとも言える 長いしもう一度観たいと思わなかった
とにかく演技の迫力が凄かった! 人間そのものの迫力は、時代や映像を...
とにかく演技の迫力が凄かった! 人間そのものの迫力は、時代や映像を超えて伝わる! 内容は、悪魔は人間の心の中にいるというメッセージかな? そして、その悪魔は人間の欲望や虚栄心が育てるということを伝えたかったのだと思うと、そのとうりやなと思う! 人間の本質に迫っていて面白く、いい映画やった👏
面白いけど
若くて初々しいキアヌを求めて視聴👀✨ その目的は達成出来たけど、話自体はちょっとつまんなかったかも🥲 法廷の話をしたいのか悪魔の話をしたいのかどっちなんだ???って感じ 悪魔要素をもっと取り入れた方が私は好きかなって思いました。
名作映画見てるわって感じ
久々に映画見てるなって感じがしました。 映像は古めだけど、結構きれいでした なにより演技と脚本の完成度が高く、どうなるんだろう、実際は?と先が気になる展開でした。 最後もちょっと嫌だけど、スパイスがかかっていて作品としては良い方向性だと感じました。 悪魔と幻想と虚栄心、ストレスなどファンタジーのようで人間性にフォーカスしたそんな「昔話」をみているようなそんな気持ちになりました。 古い映画の面白さがわかってきて最近嬉しいです。
悪魔の化身パチーノ
ミルトンは弁護士としてのケヴィンのやり方に危惧して悪夢を見させたのか?
有罪確定の依頼人を戸惑いはある中、無罪に持ち込み私服を肥やす息子夫婦を問いただす為に自ら悪魔に成り替わり父親としての責任?を果たそうとする息子思いのパチーノは神を憎み人間を愛するデビルマン。
観終わってみれば欲を優先に人生を選択すると酷い目に合うぞ!考え直せ!的な。
不気味な雰囲気を醸し出し静かにケヴィンに寄り添うパチーノ演じるミルトンは息子思いな良い父親で悪魔を装い実は天使のようなラスト。
ストーンズの「黒くぬれ!」はキューブリックの「フルメタル・ジャケット」の方が合っている。
悪魔の話は必要なのか
総合65点 ( ストーリー:45点|キャスト:75点|演出:70点|ビジュアル:75点|音楽:70点 ) 野心を秘めて颯爽としたキアヌ・リーブスと怪しいアル・パチーノと、出演者の演技は良かった。 しかし物語がどうにも納得しがたい。悪魔的な事柄が法曹の話に絡んできてどっちつかずになり、いったい何が主題なんだろうかと困惑する。非現実的な悪魔の話などなかったことにして、成功と出世にとりつかれた若手弁護士が、汚い法曹界の現実に直面するという話にしたほうが良かったのではないか。
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