「地味な田舎町で一人で悪と対決」沈黙の断崖 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
地味な田舎町で一人で悪と対決
総合:65点
ストーリー: 60
キャスト: 65
演出: 65
ビジュアル: 70
音楽: 70
いつものごとく、セガールが完全悪に立ち向かうというありふれた物語である。だが今回は閉鎖的な田舎町に一人で潜入するというちょっと地味目な展開になっていて、「俺の連絡一つで300人の捜査官が駆けつける」などと脅してみたところで結局応援もなく一人で孤独に立ち向かわなければならない。たいした戦力にもならないが、協力者も地道に現地調達という地味さである。
しかし良く言うならば権力者に牛耳られているアメリカの田舎町の閉鎖性や貧困ぶりやらも描かれて、古い感じのカントリー音楽とあいまってこじんまりとまとまっていた。派手な銃撃戦もないが、そのぶんセガールが体をはって得意の合気道を見せてくれた。
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