「役に立たない夫にイラつきつつ気づけば虜(笑)」沈黙のジェラシー 蜷川吝塀さんの映画レビュー(感想・評価)
役に立たない夫にイラつきつつ気づけば虜(笑)
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今夜(2025/06/20)観ました。
95分の尺で、少しばかりのミステリーをまぶしつつ、90年代の良き映画の雰囲気を感じさせる、昼下がりの奥様方が喰いつきそうな、くだらないメロドラマを匂わせる作品です(笑)
いい男と知り合って、男の実家へ。露骨にフレンドリーな男の母。その後帰宅して妊娠発覚。帰宅後家に潜伏していた暴漢に襲われ、男の母が土地を手放したいなどと言い出した。仕事を失った事も手伝い、牧場を立て直す為に男の実家へ行くが…って話です。
マーサの様な被害者意識が異常な程に強い白人女は、リアルな世界でもちょいちょい見かけます。自分の行動は一切顧みず、自分が受けた苦しみだけを記憶に残す人たちです。マーサのそれはまさにそんな人達で、監督の観察力、表現力に脱帽です。
役に立たない夫に、序盤からクライマックス手前までイライラさせられっぱなしですが、耐え忍んで最後まで観てください!必ず報われます✨😆
なにげに伏線回収もされてますし、ハラハラ、イライラさせられつつも、最終的にはスカッとしてあとぐされなくエンドロールを迎えられる良作です🎬
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