「何にも屈することのない批判の精神」独裁者 keitaさんの映画レビュー(感想・評価)
何にも屈することのない批判の精神
文明の進歩は外面的にも内面的にも人間を複雑なものにする。
それは、映画技術の進歩であったり、笑いというアクションの複雑、緻密化でもある。
3Dやモーションピクチャーに慣れた現代人の目で見れば、70年前も前の作品など古くさいだけだ。
しかし、「独裁者」にはそれ以上のものがつまっている。
時代を反映した鋭い洞察、何にも屈することのない批判の精神、そして、複雑化し焦燥しきった世の中が忘れたロマンがそこにはある。
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