「80年が経ってまた強烈なメッセージを放ちはじめてはいないか?」独裁者 あき240さんの映画レビュー(感想・評価)
80年が経ってまた強烈なメッセージを放ちはじめてはいないか?
1940年公開、トーキー作品
改めてみてセットやロケシーンの美術がものすごく手が込んでいる事に驚かされた
ナチスによるユダヤ人迫害の映画は実に沢山の作品がある
しかしそれらは全て戦後のものだ
本作は1940年の作品だ
正に現在進行形の中で作品にされているのだ
そこが決定的に違う
他にはないのだ
ファシズムを阻止して民主主義を守れ
ラストの有名な演説シーンがもちろんテーマだ
だから本作の役割は第二次世界大戦の終結を持って終わった
21世紀に生きる私達にとっては、あの当時はそうだったんだ、ふーん
チャップリンのギャグは面白いなあ
それだけだろうか?
80年が経ってまた強烈なメッセージを放ちはじめてはいないか?
敵国の首相はまるでトランプ大統領だ
迫害されるユダヤ人はチベットやウイグルの人々そのままだ
ゲッペルスに相当する幹部が述べる独裁が民主主義に勝るとの演説は中国共産党の言説そのままだ
そう独裁者は習近平だ
進駐され征服されるのは台湾かも知れない
いや日本かも知れない
コロナウイルス禍はいつか終息するだろう
その時独裁国家の中国がいち早く復興したとき中国が世界の覇権を握るとしたらどんな恐ろしい世界が訪れるか知れたものではない
コロナウイルス禍より恐ろしい残酷な世界になるだろう
今こそチャップリンのラストの演説を聴くべきだ
独裁者を打倒して民主主義を守らなければならない
中田敦彦さんのYouTube動画を見て、改めてチャップリンの独裁者のスピーチを見ました。本当に今の時代にぴったりなスピーチですね。
私たちは速さを発達させたが,自らを閉じ込めてしまった。
兵士たちよ,あの人でなしの連中に自らを譲り渡すな。
諸君は機械ではない!諸君は家畜ではない!諸君は人間なのだ!
残酷な連中は権力の座に上り詰めた。しかし彼らは嘘をついている。彼らはその約束を果たしてはくれない。
兵士たちよ,民主主義の名のもとに団結しよう!
コロナ脳に犯された日本人に必要な言葉が全て入っています。日本人よ、チャップリンの言葉を聞こう、マスクを外して外に出よう!