黄金狂時代のレビュー・感想・評価
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生まれて初めて映画館で観た作品
子供の頃に、母親に連れられ 池袋の映画館で初めて観た作品。 子供心に、靴を食べるシーンを観て 美味しそうだなー!っと食い入るように観ていたのを思い出します。 ここから私の映画人生が始まったので、忘れられないですね。 お腹が空き過ぎて 幻覚を見るシーンからの流れとか、パンでダンスを踊るシーンとか、サイレント時代の演出の凄さに感動します。 沢山の人に観て欲しいですね!
3.8
さすが名作。おもしろかった。 チャップリンって大御所の貫禄とかがあまりなくて、すごく親近感があっていいなあと思う。でも庶民的という言葉はあまり似合わない。すごく特殊で、だからこそ愛されて。要するに天才的。
仕掛け次第で映画は映画になる
チャップリンには無条件の肯定を送りたいですね。ただ歩いているだけ、そこで躓くだけ、それだけで世界が出来上がってしまうんだなって。さらには、大男との対比で、そのちっぽけさを演出してしまうなんて、すべての男性の味方だと思いましたね。 夢のシーンなんて、おかしさと切なさが入り混じって、チャップリンの偉大さを感じましたですね。 少し、ストーリーが直線的な感じもして、もう一味、チャップリンの悲しさを感じられたら嬉しかったかなっていうのはありましたかね。 いずれにせよ、家が傾くだけで、こんなにも面白いのなんて、他にないですよ!
チャップリンらしい見所がいくつもある
総合:65点 ストーリー:65 キャスト:75 演出:70 ビジュアル: 55 音楽:65
1925年製作という、もともとはサイレント時代の古い作品だけあって画像の悪さは仕方ない。だが靴を煮込んで食べたりフォークとパンで踊ったり崖で山小屋を傾かせたりという有名な見所があり、チャップリンらしさが見て取れる。もてない小男チャップリンが、愛するジョージアが来てくれると思ってその様子を想像している姿が楽しくも物悲しい。ここが彼の真骨頂。
そんなチャップリンだったはずなのに、最後の場面で結局あれほどご執心でお金持ちになったら迎えに行くよと言っていたジョージアを迎えに行ってないのがわかる。偶然船で二人が出会わなかったらどうなっていたのだろうか、そんなことでいいのかというのが疑問として残ってしまった。
笑いを通して"人間"を見つめる鋭い眼差し
現代でも通用する巧みな笑いと温かいヒューマニズムで彩られた傑作。 映画芸術という範囲を越えて芸術や文化全体に影響を与えたチャップリンの代表作。 映画の可能性を押し広げた彼のサイレント作品は恐ろしいほど感情豊かで美しい。 もちろん、この作品も然りだ。 笑いを通して"人間"を見つめるその透徹した眼差しに彼の作品の真価がみれる。
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