「【アラスカ黄金を求めて狂奔する人々をヒューマニズムとギャグを交えて描いた、絶妙に可笑しい作品。善性溢れるチャップリン演じる小男は故に女性にもてるのである。】」黄金狂時代 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【アラスカ黄金を求めて狂奔する人々をヒューマニズムとギャグを交えて描いた、絶妙に可笑しい作品。善性溢れるチャップリン演じる小男は故に女性にもてるのである。】
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■ゴールドラッシュに沸くアラスカ。雪深い山に金鉱を探しにきた1人の小男(チャールズ・チャップリン)。
猛吹雪に遭い、転がり込んだ小屋にはお尋ね者のブラック・ラーセンがいた。
やがて、金鉱探しのビッグ・ジム・マッケイもやってくるが、寒さと飢えがピークに達し、彼らが行った事。
◆感想<これだけの名品なので、好きなシーンのみ記す。
一応Caution!内容に触れています。>
・食べるものが無くなった小男が行った自分の靴を煮て食べるシーン。
ー ここは、絶品で靴紐をスパゲッティのように食べたり、靴自体が美味しそうな食べ物に見えて来て、ビッグ・ジム・マッケイの皿にナイフで取り分けるシーンはホント、凄い。
・小男とビッグ・ジム・マッケイが籠っていた山小屋が、夜のうちに強風で流されて断崖絶壁の上で絶妙にバランスを取っているシーン。
ー 二人はその事実を知らないので”何だか、小屋が揺れるなあ・・。”何て言っているが小男が様子を見に小屋の戸を開けると空中に出て、慌てて二人で小屋を間一髪脱出するシーン。
ドリフターズのギャグのようであるし、小屋が斜めになって二人で攀じ登ろうとするシーンは後年、様々な映画で取り入れられている。-
・小男がジョージア達、踊り子の前で”じゃ、踊るよ。”と言って、二つのパンにフォークをさして、二本の脚のように見せて躍らせるシーン。
<そして、記憶を取り戻したビッグ・ジム・マッケイが隠していた金塊を掘り起こし、小男は好きだったジョージアと一緒に成るのである。
目出度し目出度し。>
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