「チャップリン至高のギャグのゴールドラッシュ‼️」黄金狂時代 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
チャップリン至高のギャグのゴールドラッシュ‼️
チャップリンがドタ靴を煮て食べるシーン。ロールパンに刺した二本のフォークにダンスを踊らせるシーン。吹雪で飛ばされかかった山小屋が崖っぷちに引っかかっているシーン。この作品の最大の見せ場は、飢えに苦しむ男たちの極限描写だと思いますが、前述のギャグのシーンはおかしいというよりも鬼気迫る迫力が感じられます。ちなみにこの作品はチャップリンが自身で作曲した音楽を加えたサウンド版と、チャップリンのキスシーンで映画が終わるサイレント版がありますが、個人的にはサイレント版が好みです。
ごめんなさい。私も山田洋次監督はほぼ全て見ていまして、『男はつらいよ』も全作見ています。我が父の大好きな映画監督で、その影響です。父は亡くなって10年近く経つのですが、改めて、山田洋次監督の作品を見てみました。庶民の苦労とか貧しい人達の生活を描いた監督である事は認めています。しかし、あとから亡くなった母が愚痴をこぼしていました。『フーテンの寅って、お父さん見たくてこんな人いたら、大変だね。私はこの映画見て、面白いって思った事無いよ』と普段はそんな事言わない母がこぼしていました。父は母に対しでDVの常連者だったのです。
それから、改めて、『民子三部作』とか『学校』とか見てみました。映画が語っている主張は分かります。しかし、改めて鑑賞して、俯瞰した目線であるとどうしても思えてしまいました。従って、Bestとして選んだのは、アイロニーなんです。何か翻弄させてしまい、申し訳なく思っています。合わせて『PLAN75』と言う女性監督に期待して鑑賞に行き、山田洋次監督や是枝裕和監督と同様なイメージを抱くようになり、ひねくれてしまった次第です。誠に申し訳なくありません。芸術は本人が感じるものです。どうか、お許し下さい。