劇場公開日 1979年9月15日

「現実が映画を超えてしまった今、改めて考えたい」チャイナ・シンドローム グッドラックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5現実が映画を超えてしまった今、改めて考えたい

2011年12月24日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

知的

原子力発電所の事故にまつわるサスペンス。1979年、米公開直後にスリーマイル島原子力発電所事故が起きてしまい話題となった作品だそうです。

観たことはあるんです、たぶんバブルの頃。でも何につけ楽観的な風潮だったし、日本の原子力発電所はまだまだ施設が新しかったし。なにより日本のお役人を信じていたし。
情けないけど、SFを見るような印象だったかもしれない。
現実が映画を超えてしまった今、稼働中の施設も多くが老朽化してきた今、改めて観て考える機会を得たのはありがたいことでした。

魅力的な登場人物を演じたジェーン・フォンダ、ジャック・レモンは素晴らしかった。制作・主演を兼務し、問題を世に問うたマイケル・ダグラスの涙は本物、感動しました。

グッドラック