「結ばれてぇ〜」チャイナ・ガール 万年 東一さんの映画レビュー(感想・評価)
結ばれてぇ〜
まるで『ワンダラーズ』を真面目に撮ったかのような『ウエスト・サイド・ストーリー』とディカプリオの『ロミオ+ジュリエット』に『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』を付け足した感じにも、白人や黒人の出る間は無く、ニューヨークのリトル・イタリーとチャイナタウンを舞台に異人種間の恋愛が悲恋へと衝撃的なラストが印象深く。
チャイナvsイタ公による不良少年の縄張り争いから内部抗争へと対立図が変化して、要はコーザ・ノストラとチャイニーズ・マフィアによる上が勝手に良好な関係性を築き、反旗を翻しながら収まらない抗争に巻き込まれてしまう男女の恋物語、が、恋愛を中心に持って行かない展開はアベル・フェラーラが撮ってこその手腕なのだと。
時代的に、かもしれないがディスコの場面を含めた音楽がダサい、のが少し残念ではある。
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