チャイナ・ガール

劇場公開日:

解説

ニューヨークのチャイナタウンとリトル・イタリーを舞台に、中国娘とイタリア人少年の激しく一途な愛を描く。製作はマイケル・ノジク、監督はアベル・フェラーラで本作品が日本公開第1作になる。脚本はニコラス・セント・ジョン、撮影はボージャン・バゼリ、音楽はジョー・デリアが担当。出演はリチャード・ペインビアンコ、サリー・チャンほか。

1987年製作/アメリカ
原題:China Girl
配給:ベストロン映画
劇場公開日:1988年4月23日

ストーリー

8月の暑い夜、リトル・イタリーの一画に中国人夫婦の経営するレストラン“広東飯店”の改装が始まったことから事件は始まる。その夜遅く、ディスコで出会ったイタリア人少年トニー(リチャード・ペインビアンコ)と中国人娘タイアン(サリー・チャン)は、2人で何曲か踊るうちに次第に心ひかれてゆくが、2人の恋は、リトル・イタリーとチャイナタウンのストリート・キッズたちとの抗争の中で展開することになる。やがてタイアンの従兄シュウ・シン(ジョーイ・チン)のゆすりによって先鋭化するイタリア系ストリート・キッズは、シュウ・シンが“広東飯店”に爆弾をしかけたことから、中国系ストリート・キッズ“ドゥ・ピアン”と全面対決してしまう。そしてタイアンとトニーのデートを目撃して逆上するシュウ・シンが、トニーの兄アルビー(ジェームズ・ルソー)を刺殺したことから、2人の恋はスリリングな結末を迎えるのだった。

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映画レビュー

3.5結ばれてぇ〜

2023年4月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

まるで『ワンダラーズ』を真面目に撮ったかのような『ウエスト・サイド・ストーリー』とディカプリオの『ロミオ+ジュリエット』に『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』を付け足した感じにも、白人や黒人の出る間は無く、ニューヨークのリトル・イタリーとチャイナタウンを舞台に異人種間の恋愛が悲恋へと衝撃的なラストが印象深く。

チャイナvsイタ公による不良少年の縄張り争いから内部抗争へと対立図が変化して、要はコーザ・ノストラとチャイニーズ・マフィアによる上が勝手に良好な関係性を築き、反旗を翻しながら収まらない抗争に巻き込まれてしまう男女の恋物語、が、恋愛を中心に持って行かない展開はアベル・フェラーラが撮ってこその手腕なのだと。

時代的に、かもしれないがディスコの場面を含めた音楽がダサい、のが少し残念ではある。

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