劇場公開日 2023年4月28日

小さな兵隊のレビュー・感想・評価

全4件を表示

3.0【”暗く、陰惨で分かりにくいジャン=リュック・ゴダールの長編第2作。今作が上映禁止になった事は、彼にとって幸いではなかったか。】

2025年3月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

難しい

■アルジェリアがフランスの植民地支配から脱しようとして戦ったアルジェリア戦争の時代。
 中立国のスイス・ジュネーブには各国の諜報員が暗躍していた。
 表向きはカメラマン、実はスパイのブリュノ(ミシェル・シュボール)は、魅力的なヴェロニカ(アンナ・カリーナ)と恋に落ちる。

◆感想

・という内容なのだが、只管にブリュノの観念的な独白が、前半はダラダラと続く。

・今作が、ゴダール映画初出演だったというアンナ・カリーナは魅力だが、彼女の本当の姿の描き方(というか、描かれてもいない)が分かりにくい。

<今作は、ゴダールが当時のアルジェリア独立問題をスパイ映画仕立てで描いた作品だそうであるが、陰惨で分かりにくい。
 今作が上映禁止になった事で、処女作「勝手にしやがれ」で得た、名声を確保できたのではないかなどと、思ってしまう作品である。>

コメントする 1件)
共感した! 1件)
NOBU

5.0珍しく

2025年1月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ゴダールが強力な映画作家であることを改めて痛感した
後の作品にも共通する強力なプロパガンダ映画だった
スパイ映画としても普通に面白く、アンナ・カリーナもきれいに撮っていた
あまりにも綺麗だった
珍しくその物語に強さがあった
映画ではなく

コメントする (0件)
共感した! 0件)
悠

3.0アンナカリーナ目当てなのに・・

2023年6月19日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
トミー

3.0"映画は1秒に24回の真実"

2022年7月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

アンナ・カリーナをヒロインに迎えた本作は『勝手にしやがれ』に続いて二作目となるゴダールの監督作品であり、アルジェリア戦争を背景にOAS(秘密軍事組織)とFLN(アルジェリア民族解放戦線)による両組織の下っ端たちが繰り広げる物語でありながら、突拍子も無い展開と雑に思われる演出描写からゴダール節が炸裂するシネフィルからインテリが醸し出す哲学と詩を語るようなセリフ回しが逸品であり、その逸品さから進まない物語が退屈になり眠たくなる。

ゴダールの作品が理解出来ないのに観てしまう凡人な自分、唯一の救いは『アルジェの戦い』を観ていた自分を誉めよう!?

コメントする (0件)
共感した! 2件)
万年 東一
PR U-NEXTで本編を観る