劇場公開日 1991年5月18日

「アカデミー賞監督賞、作品賞はとったのに主演男優賞は取れんかったのが不思議」ダンス・ウィズ・ウルブズ ♪エルトン シンさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5アカデミー賞監督賞、作品賞はとったのに主演男優賞は取れんかったのが不思議

2025年4月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

3時間にわたる映画だが非常に丁寧に描かれていて長くは感じさせない。
事の起こりから、そんなあほな、という場面が続くが砦に派遣されてからの後のいくつかのエピソードでダンバーという男のすごさがわかってくる。
こんな砦に一人で守るとは怖がりの私には絶対に無理。

その後、先住民との交流が始まりバッファローを見つけて報告しに行ったことでいっぺんに信用が深まる。
バッファローが走るシーンは壮大で虐待は一切していないという中でどうやって撮影したのか不思議だ。

そして緊張感の続く中でオオカミとの交流がいい味をだしている。
ダンバーと先住民の交流が警戒からあったようにオオカミとの交流がシンクロするように進んでいって、それが長い映画の中の癒やしになっていた。

何年か前にモニュメントバレーを訪れたがそこには先住民である人々が今も住んでいる所があって観光客は入れないようになっていた。
其れを思い出すと150年経って何が変わったのかと思うと寂しい気持ちになった。

先住民側からの視点で描かれている映画で素晴らしい映画と思います。
こんな大作を監督と主役をやりとげたケヴィン・コスナー、ダンディかつ才能もあり憧れるなあ。
ところで新しい勤務地を紹介してくれた飲んだくれのボス?はなんで自殺したのかようわからんかった。

♪エルトン シン
とみいじょんさんのコメント
2025年4月2日

共感とコメントをありがとうございました。

モニュメントバレーに行かれたのですね。うらやましいです。
ナバホ族の聖地でもあり、憧れです。

とはいえ、観光客が入れないようになっているとか。
 隔離政策が続いているのか、文化保護の為なのか。検索したら、ナバホ族のホーガンに泊まるツアーが出てきたし、私がナバホ族を知ったのは、もう何十年も前のことですが、知り合いの大学生が訪問した話を聞いたからなので、驚きました。

エアーズロック(ウルル)への規制のようなことが行われているのかもしれませんね。聖地にあるまじき行為が続いたとか。日本でも文化遺産への悪戯書き等が最近報告されるようになりました。
 相手の文化を尊重する気持ち。それが一番大切だと思うのですが。

コスナー氏にはネイティブアメリカンの血が流れているそうですね。

主演男優賞。この年『レナードの朝』のデニーロ氏もノミネートされていながら逃しています。信じられない!!!
 作品賞は、『レナードの朝』とかを抑えて、受賞。震えてしまいます。

とみいじょん