劇場公開日 1991年5月18日

ダンス・ウィズ・ウルブズのレビュー・感想・評価

全29件中、1~20件目を表示

4.01990年カナダで封切り初日に

前評判が高く長蛇の列で入館すると始まっていました、フロアにはイベントで何故か本物のチーターが、カナダに1年、LAにロングバケーションで1か月、ネイティブアメリカンを1人も見かけませんでした、豊かな土地を騙され、奪われ、自由になったからお好きにどうぞと言われても帰るところはもうない。居留地に留まるしかない現実。

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全国連加盟国不可侵条約締結、武装中立主義、多様性男女平等自由主義、5名作4良作3いい作品なので他は2以下です。

5.0異文化との共生と調和を考える今こそ観るべき!

2024年2月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

以前に衛星放送で観て、大自然の描写が美しく

撮影当時でもすでに激減していた本物のバッファローを

寄せ集めて撮影された暴走シーンの迫力など、
いつか映画館で観たいと思っていた作品。

上映時間は長いけれどほとんどダレることもなく、
主人公と先住民のスー族とのふれあいの段階や
愛馬や、
タイトルとなった狼とのコンタクトの様子も

生き物同士として観ていて心が暖かくなる。

そしてラストシーンに静かに涙が溢れて来る。

本当に良い映画です。

で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては

自分たちと違う生き方をしているからといって
それを排除するのではなく、
お互いにお互いを知ることで調和して行く。

それは人と人だけでなく

自然のサイクルともお互いに折り合いをつけて、
感謝しながら調和してゆく。

今の時代に改めて見直すべき映画だな〜

誇り高きスー族の戦士たちと

醜悪な白人の兵士たちの対比が
観ていて本当に腹立たしい〜〜

スー族を理想的に描きすぎという意見もあるそうだけど
部族同士の争いによる戦闘シーンも描かれていて
決して彼らを無条件に「平和の民」と
美化している訳でも無いと私は感じた。

彼らが戦うのは家族や誇りを守るためであって
けして汚い政治に操られたり
イタズラに利益を貪るためでは無いことが
ちゃんと伝わって来る。

別れのシーンであの声が山にこだまして
ああ、涙〜〜

観てよかったです。

@お勧めの鑑賞方法は?
チャンスがあれば是非映画館で観ましょう!
あの雄大なバッファローの狩のシーンはスマホなんかじゃ
伝わらないわ!!

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星のナターシャnova

5.0オスカーに相応しい名作

2024年1月11日
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最近のオスカーは変化球が多いですが、ど真ん中直球です。
西部の大自然を使ったダイナミックと白人、インディアンの交流を描いたドラマチックが見事に融合してます。
コスナー先輩としてはフィールドオブドリームス、アンタッチャブルと並ぶ三大主演作でしょうね。

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越後屋

4.5狼と踊る男

2023年11月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

知的

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sankou

5.0今だからこそまた見たい映画 明日の為に

2021年9月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

興奮

幸せ

萌える

人と人、人と自然とが共に生きるってこういうことか。
焚火の前のダンスに胸が締め付けられて叫び出したくなる。狼が友を呼ぶように。

辺境に赴任した白人と、ネイティブアメリカン達が友情を育んでいく。そのプロセスが心に沁みわたる。
 望んで赴任したダンバー。一人であることを改めてかみしめて生活している。そこに訪れる訪問者。狼、ネイティブアメリカン。
 他のレビューにもあるが、ネイティブアメリカンとの宴の後で、一人で踊るダンス。人と心が通じた後だからこその、孤独。胸が締め付けられる。これほど孤独が胸に響く場面はあるだろうか。
 だけど、その後ああなって幸せになるけど、こうなって…、やっぱ切ない。そして侵略者への怒りが…。
 侵略者だって、「発展」を掲げた行為。う~ん、発展て何だろう。世界紛争の絶えない今だからこそ、考えたいと思った。

ラストの展開が「そうしたって、攻めてくるじゃん」と不満だけど、感動作。いつまでも余韻が残ります。

ダンバーの間抜けながらも感情移入しやすいキャラクター。
対する蹴る鳥の思慮深さかつすっとぼけた所。
風になびく髪の男らしさ。
10頭の熊の威厳ある態度。
とそれぞれのキャラクターも魅力的。
拳を握って立つ女。忘れかけた英語で、しかも自分も白人なんだけど白人であるダンバーを恐れつつ少しずつ魅かれていく様子が見事。(TVドラマ『メジャー・クライム』のレイダーをやってる方)

ファッションも美しい。そのままではとりいれられないけど。ビジュアル系?パンク系?の方なら参考にできるんじゃないか。

そしてバッファローが、狼が、馬が、大地が…圧巻で、雄大な気持ちになれます。

迫力ある場面と、人と人が、人と動物が心通わせていく場面の緻密さ。
友情は少しずつ少しずつ間合いを詰めていくのだが、恋はあっという間(笑)。
何をとっても文句ない。世界観に酔え、人と人の繋がりに心を鷲掴みにされる。

と、映画だけとっても大絶賛。加えて、
 今なればこういう映画は他にも作られているけど、西部劇の余波の残る1990年代にこの作品を作った心意気に乾杯。そしてアカデミー賞を総なめにしたということを考えると感慨深い。
 1980~1990年代、日本や欧米は成長戦略華々しい、右肩上がりの消費(使い捨て)国家。そんな中、ブラジルで1992年環境サミットが開催される。マクドナルドのハンバーガーの為に先住民族が住んでいる森が焼き払われるとかがニュースになって、授業でも取り上げる先生もいた時代。ハンバーガーだけでなく、各地で先住民族の方々が、成長戦略の犠牲になっているという報告が相次いでなされた。この年の環境サミットでも先住民族が一つの分科会として取り上げられていた。
 そして、1492年のコロンブスによるアメリカ大陸発見後500年を記念してヨーロッパでお祝いしようとして、アメリカ大陸の先住民たちから「我々はその前から存在していた」とブ―ング。そりゃそうだ。
 そんなことが影響しているのか、1992年のノーベル平和賞受賞者はグァテマラの先住民・リゴベルタ・メンチュウさん。(詳しくは『私の名はリゴベルタ・メンチュウ』参照のこと)
 そして、国連は1993年を「先住民の国際年」に制定。日本で、ここに出てくるネイティブアメリカンの方と似たような同化政策に苦しまれたアイヌのお一人北海道ウタリ協会(当時の名称。現北海道アイヌ協会)理事長が基調講演をしたのに、当時の総理大臣は「日本は単一民族」なんて言っていたっけ。

この映画で描かれた、白人のフロンティアによる、ネイティブアメリカンの方々の住む土地略奪の後、ネイティブアメリカンの方々への同化政策の兇行(ネイティブアメリカン語を話すと、棒に縛り付けられて、土を口に入れられたなんてこともあったそうな)による文化・生活基盤破壊を経て、先住民族の方々の復権ムーブメントがじわじわと拡がってきていた時代。
 環境問題に絡んで、各地の先住民族・発展途上国と当時名づけられていた国の方々の世界観が見直されてきていた時代。(日本で有名なのは『パパラギ』?)

そういうムーブメントが拡がってきていたとはいえ、国連が「先住民年」を制定しなければならないほどまだマイナーで、メジャーは「なにそれ?バッカみたい、関係ないじゃん」とバブルを謳歌していた時代。
 そんな時代にこんな映画作ってコケたらラズベリー賞という選択肢もあったころ。この映画を作ったコスナ―氏に敬意を表したいです。

で、改めて考える。そのころと今と何が変わったんだろう?

なんてこと考えずに、映画の世界にハマって楽しめる映画です。

けれど、できれば彼らに想いを馳せてほしい。地球が生き残る知恵が、人と共存していく知恵がたくさん散りばめられているから。

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とみいじょん

4.0誇り高きインデアンの話

2020年9月22日
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素晴らしい作品と思います。誇り高きインデアンたちの生き様、白人の愚かさをまざまざとみせつけられました。ケビンコスナー主演の作品では間違いなくこれがトップと思います。

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kenyan

3.0落ち着いた、大人な映画

2020年8月22日
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悲しい

楽しい

広大な自然の風景が美しかったです。時間がゆっくり流れるのもその風景にマッチしていました。
先住民との交流も見ていて楽しかったです。だんだんと分かり合って、打ち解けていく様子がいいですね。

ですが私はあまり乗り切れなかったなと思います。いつもスピーディーなアクション作品を観ることが多いからか、少し退屈というか、盛り上がりを感じにくかったです。落ち着いていて、大人な映画という印象。

ラストもしっかり最後まで描かれないので、ちょっともやもやしてしまいました。感動があるのはわかるのですが。

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きーとろ

4.0先住民について描いた数少ない傑作‼️

2020年8月4日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

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いたかわ

2.5アメリカの開拓前の自然風景とか、原住民との交流、野生の狼との触れ合...

2020年7月1日
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鑑賞方法:TV地上波

アメリカの開拓前の自然風景とか、原住民との交流、野生の狼との触れ合いなど、心温まるシーンはいっぱいあるんだけど、他のレビューにもあるように見ていて釈然としない気持ちになる側面もあり。難しいテーマの作品。色んなことを考えすぎて疲れてしまった。。

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原っぱ

3.0原住民も後から来たのも同じく人間

2020年5月30日
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悲しい

怖い

原住民との共存ではなく、征服しかしてこなかった。そう言いたかったのでしょう。悲しい歴史ですね。

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ケイト

4.0「タタンカ!」

2020年5月23日
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だいぶ昔にWOWOWで見た。主人公がインディアンに殺されそうになって絞り出した言葉、「タタンカ!」(俺はアメリカバイソンがいるところを知っている)。頭に指を立てて角を示して必死に「俺は仲間なんだ」と訴えるところがとても良かった。
人と人のコミュニケーションは、結局その人が何を望んでいて、それに対して俺は何をできるのかを、短い言葉で相手の目を見て伝えることなんだと、テレワークの昨今改めて思った。

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地元コアネタまるさん

4.0いつまでも心に残る作品

2020年5月17日
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すごく長い映画ですが具体的にどんなエピソードがあったのか今ではすっかり忘れました。私が覚えてるのはこれを胸を打つ良い映画だったということです。 ケビンコスナーが、新大陸の知らない人々のために一生懸命頑張ろうという姿が素晴らしいです。今ではすっかり人気がなくなった彼ですが最高傑作だと思います。この作品は公開当時とても人気が出て有名になった作品ですからまだいつか見てみたいと思います。

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タンバラライ

4.5絶滅危惧種となった理由へのObjection

2020年4月24日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

群れを襲う単体の外敵に捕食されることを知らなかったアメリカバイソンは、襲撃に立ち向かう習性を持っていたと考えられています。白人の入植前、6千万頭と推測されるバイソンの個体数は、1890年には1,000頭にまで激減します。ライフルを持つ白人の狩猟に対しても怯まず、逃げることなく立ち向かった事が、自らを絶滅の縁にまで追いやった一因になったと言う説もありますが。

異論ありです。
誰がそんなデタラメ過ぎる説を唱えてるんだか。

スー族に限らず多くのネイティブアメリカンの種族は、バイソンを追いかけ、定住することなく移動式住居の生活を送っていました。衣食住のほぼ全てを、バイソンに依存していたのです。白人は最初、食料・皮革を得るために。後には害獣として、バイソンの狩猟を行っていましたが、インディアンの絶滅政策に伴い、「インディアンを飢餓に陥れる」と言う目的で、より大規模なバイソン狩りを押し進めます。アメリカの平原には、殺害されたままで放置されているバイソンの死体の群れが転がっていたと言う時代があったはずです。

アメリカンバイソンの習性なんて、関係ない話ですやん。

ネイティブ・アメリカンへの政策も、同じレベルな訳で。

スー族は、白人に狩られ、皮を剥がれ、放置されているバイソンの骸を見つけ、茫然とします。当時カリフォルニアでは、インディアンの絶滅政策に基づき、「駆除した」インディアンの証拠としてハンターが持ち込んだ「インディアンの頭皮」と引き換えに、賞金を出していました。あのバイソンと、それを眺めるスー族の立場は、全く同じだったって事です。

広大な大陸への入植者であった白人は猟銃によって、ネイティブアメリカンも、アメリカンバイソンも絶滅の縁に追いやり、そして、保護した。この映画の中で、「狼と踊る男」は、滅ぼそうとされる側と、滅ぼそうとする側のハイブリッドであり、白人の罪を告発すると言う役回りが与えられていました。

1991年に7個のオスカーを獲得したこの映画。この手の「白人達の罪を告発する映画」は、アカデミー賞で高い評価を得る傾向があります。でも。今も、ネイティブアメリカンは社会で冷遇され、差別され虐げられ続けている。告発を称賛しながら、現実では一向に変わらない社会ってのもねぇ...まぁ、少しづつではあっても良い方向に向かってるかも知れないんでしょうが...なんて、暗澹たる気分にさせられる映画でした。

午前十時の映画祭で鑑賞。

下書き感想文を書き直してアップするぞ週間。コロナ感染症ピークアウト戦略の我が国ですがヤバいです。致死率二桁%の変異体発生はほぼ間違いなく。東京・大阪・愛知・北海道は封鎖するしかないと思われます。中国からの感染者流入を止められなかったのは失政(野党の反対を言い訳にしてはいけません)でした。今回は毅然とした決定を望むばかりです。

と言うことで新作はしばらく見れそうにないので記憶を辿りつつ感想文を書きました。

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bloodtrail

3.5I always wanted to see the frontier, before it's lost. まったり異文化交流

2020年2月3日
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アキ爺

5.0異文化との共生と調和を考える今こそ観るべき!

2020年2月2日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

以前に衛星放送で観て、大自然の描写が美しく

撮影当時でもすでに激減していた本物のバッファローを

寄せ集めて撮影された暴走シーンの迫力など、
いつか映画館で観たいと思っていた作品。

上映時間は長いけれどほとんどダレることもなく、
主人公と先住民のスー族とのふれあいの段階や
愛馬や、
タイトルとなった狼とのコンタクトの様子も

生き物同士として観ていて心が暖かくなる。

そしてラストシーンに静かに涙が溢れて来る。

本当に良い映画です。

で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては

自分たちと違う生き方をしているからといって
それを排除するのではなく、
お互いにお互いを知ることで調和して行く。

それは人と人だけでなく

自然のサイクルともお互いに折り合いをつけて、
感謝しながら調和してゆく。

今の時代に改めて見直すべき映画だな〜

誇り高きスー族の戦士たちと

醜悪な白人の兵士たちの対比が
観ていて本当に腹立たしい〜〜

スー族を理想的に描きすぎという意見もあるそうだけど
部族同士の争いによる戦闘シーンも描かれていて
決して彼らを無条件に「平和の民」と
美化している訳でも無いと私は感じた。

彼らが戦うのは家族や誇りを守るためであって
けして汚い政治に操られたり
イタズラに利益を貪るためでは無いことが
ちゃんと伝わって来る。

別れのシーンであの声が山にこだまして
ああ、涙〜〜

観てよかったです。

@お勧めの鑑賞方法は?
映画館で観ましょう!
あの雄大なバッファローの狩のシーンはスマホなんかじゃ
伝わらないわ!!

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星のナターシャ

4.0映画館で観れて

2020年2月2日
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鑑賞方法:映画館

良かった。

タイムリーに見れなくて。
でも、、まったりした感じかなと思っていて、なかなか見る機会がなかつた。

素晴らしい自然。

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昔から映画好き

3.5午前10時の映画祭で観た

2020年2月2日
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30代の嘆き

4.5迫力のロケーション、夕焼けの美しさ!

2020年1月28日
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鑑賞方法:映画館

午前十時の映画祭10で観賞。

日本公開は1991年。
リアルタイムで劇場観賞した後、ソフト化直後にレーザーディスクを購入して何度も観た。
今はプレーヤーが壊れて本棚の飾りになっているが。
公開から30年近く。映像は陳腐化しているのではと懸念したが、ロケーションの美しさは色褪せず、バッファロー狩りシーンは大迫力。CGもドローンもない時代に見事な撮影だ。

公開当時、ダンバー中尉(ケビン・コスナー)は実在の人物だと言われていた気がするが、勘違いか。エンディングのテロップで実話だと思いこんでいたのかも知れない。
ただ、史実のインディアン大虐殺に材をとっているらしく、原作小説が発表された当時は、白人を非難しているとして出版を拒否した出版社があったとか。アメリカはまだそんな状況だった。
原作者自らが脚色に当たっている。

ケビン・コスナーが文字通り私財を投げうったチャレンジは、西部開拓史が先住民族掃討の歴史でもあったことと、インディアンが呪術を崇拝する野蛮人ではないことを示した。
今でこそインディアンの描き方に正しくない部分を指摘されたりしているが、他民族を正確に描くことはドキュメンタリーでも難しいこと。
当時としては大きな挑戦だったと思う。
スー族の敵であるポーニー族は旧来の野蛮人的な描かれ方に見えるが、白人と組んでスー族の壊滅を画策している狡猾さも描かれている。

“拳を握って立つ女”を演じたメアリー・マクドネルは、どことなくシガニー・ウィーバー寄りの芯の強さを感じる風貌で、本作のキャスティングは良かったと思う。
主人公と結ばれるのが白人だというのは、結局インディアン差別かともとれるが、インディアンの娘と結ばれれば良かったかといえば、そうとも思えない。

フロンティアスピリットを開拓精神と訳すが、意図せず英雄となった主人公が志願したフロンティアの地とは、人口密度が一定以下の開拓途上地域を指していて、その算定基準の人口に先住民族を含まないという定義があったらしい。
フロンティアという単語の印象が変わる。
アフリカから拉致して奴隷にした黒人たちの解放のために戦った北軍も、インディアンの虐殺には抵抗がないという不条理。
人は、人を差別して自分よりも下層民を作ることで存在価値を認識する生き物だ。
だが、人間を人と認めないという発想は差別を越えて区別しているわけで、全く恐ろしい思考だ。

主人公は、軍隊が自分を追って来るから部族を巻き込まないために妻を連れて去る。
だが、軍隊の目的はスー族掃討だという皮肉がこの映画の後日譚となる。

エンドロールで、トゥーソックス(狼)はダブルキャストだったことに初めて気がついた。

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kazz

5.0Neil Young ニール・ヤングが一枚かんでおったとは (インディアン嘘つかない)

2020年1月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

🎵午前十時の映画祭は 今年限りでラストを迎える 鈍いあたしは今頃知った まるで人生一周遅れね はやる心で 日曜 迎えた~~~

東京ららばい(中原理恵)の節でご唱和お願いいたします😅

Dances with Wolves
観ました❗良かった~
一匹狼🐺や愛馬🐴との友情も含めた、男の物語。

新型肺炎に懸からないように、マスクをして、中国人の多い歌舞伎町のTOHOシネマズに向かいました。

南北戦争のさなかにも先住民(インディアン)との戦いや先住民同士のいさかいもあったのかとあらためて知りました。史実と違うかもしれないけど。
 判官贔屓というか、やはりモンゴロイドのわたしは、カムチャッカ半島、アラスカを越えてアメリカ大陸に渡った遠い先人としてのインディアンを応援したい気持ちが強いです。ナバホ族、ズニ族、ポピ族などのラグや装飾品なども大好きです。
 第2次世界大戦中、米軍は先住民出身者からなる暗号専門の部隊を組織したそうです。たぶん、言葉の意味や文法などが日本語と似ていて、文字文化がないから、かえって音で記憶しやすいと踏んだからかと思いますが、多分に民族的な差別に基づいて先住民に忠誠心を誓わせる目的もあったのではないかと思われます。使えるものは何でも使う。さすが、白人は狡猾ですね。
 コスナーの主演/監督で、スー族の女性とのラブストーリーでもある本作ですが、お相手はインディアン女性ではなくて、幼少時に捕らえられた設定の青い目の白人女性でした。通訳としての重要な役割もあるわけです。
 1997年のアンジェリーナ・ジョリー出演の True Woman(ロード・トゥ・ヘブン)も南北戦争当時の話しでしたが、インディアンの血が混じることのタブーも描かれます。アンジェリーナ・ジョリー自身がイロコイ族の血が混じるので、率先して出演したのではないでしょうか。でも、イロコイ族っていい名前ですね。わくわく😃💕します。

スー族と他部族のいさかいの場面ではライフルが大活躍しますが、部族同士の喧嘩にライフルを使うことに酋長が同意するかなぁと思いました。白人が部族間抗争にわざと銃を与えて、仲違いを強めたのでではないかと。 そんなことをレビューを書こうとすると考えてしまうのですが、そうじゃなければ、繊細かつ大胆な男気と先住民の生活を含めた北米大陸の自然に感動する良作です。インディアン役の役者たち、みんなステキでした。エキストラの先住民も多かった。今ではこんな映画作れるとは思えない。
 バイソン(バッファロー)の群れのシーンもすごかったです。動物は一切殺していないと最後にクレジットが出ましたが、本当? 特撮? 今ならVFXですが、でも、趣(おもむき)ないでしょうね。 映画館の大画面でのデジタルリマスターはすごく良かったです。

追記
バッファローの大群を狩る撮影シーンは3500頭で行われ、至近距離での撮影は飼いならされた2頭で行われ、そのうちの一頭はニール・ヤングが所有、調教した「マンモス」君だとか。へー、ニール・ヤングすげー。特撮なしだそうです。驚きました。
ニール・ヤングは好き。声が。曲もね。有名な曲は、 Heart of Gold. Album は Southern Man、Only Love Can Break Your Heart の入っている After The Gold Rush が好き。ニール・ヤングのバックバンドは Crazy Horse だったけど、バッファロー飼ってるニールの方が crazy だよね。 反骨のロッカーだから、スケールが違う。

参考文献:https://ciatr.jp/topics/235831

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カールⅢ世

4.5初公開時以上に、いま観る価値の高い作品

2020年1月26日
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りゃんひさ