「先住民について描いた数少ない傑作‼️」ダンス・ウィズ・ウルブズ いたかわさんの映画レビュー(感想・評価)
先住民について描いた数少ない傑作‼️
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アメリカ発展において、恥ずべき行為として2つあると思う。一つは黒人奴隷制について、これは映画で描かれることが多い内容である。もう一つが西部開拓におけるインディアンの土地の略奪、虐殺である。後者を描いた映画をあまり観ないのはなぜだろうか?
今作も初めはインディアンがどことなく野蛮なように見える。しかし、主人公は交流していくことで少しずつ友好を深め、彼らが家族や仲間のためを思って行動していることに気づく。
表層的な部分だけ見て判断せず、主人公のように誠意を持って他の白人も接していれば…
バッファローの死体を放置したり、インディアンだから殺そうとする、フロンティアの白人の非情さ、罪に目を背けずに描いた点が良かった。
砦にいた白人たちのウザさ加減がすごい良かった笑。あいつらがインディアンにやられる様はスカッとしたし、エンタメとしても優れていると思った。
主人公はスー族の白人女性と結ばれ、スー族と別れを告げて終わるが、その後のインディアンのことを思うと切なくなる。
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