劇場公開日 1963年5月1日

戦う翼のレビュー・感想・評価

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4.0戦争映画ファン、特にメンフィスベルや頭上の敵機を観て感激した人なら本作はマストだろう 絶対観るべきだ

2020年11月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

第二次大戦欧州戦線
アメリカ第八空軍の活躍を描く
つまりメンフィスベルや頭上の敵機と同じくイギリスからドイツ本国への重爆撃機B-17による長距離渡洋空襲をする爆撃隊の物語だ

時期はおそらく1942年11月頃からのお話
メンフィスベルと同じく25回出撃で帰国できるという話が根底にある
この時期の損耗率は10%に上ったというから、数字の上では10 回出撃すれば必ず撃墜される計算になる
だから25回出撃というのは普通の2倍半の幸運がないと生きて帰れないということだ

殆ど実機で撮影されている
特撮はほんの少しだけだ
基地上空を建物の屋根スレスレを重低音のエンジン音を轟かせ超低空でかすめて飛ぶシーン
それどころか胴体着陸するシーンまで実機で撮影しているのだから迫力が違うのだ
何十機もの爆撃編隊も実機によるものだろう
さすがにドイツ空軍の戦闘機Bfー109の迎撃シーンは記録映像かも知れない
全く特撮のしょぼさはないのだ

戦争映画ファン、特にメンフィスベルや頭上の敵機を観て感激した人なら本作はマストだろう
絶対観るべきだ

お話はメンフィスベルの原型と言うべきもの
原題はウォーラバー
もちろん死に急ぐかのような主人公のことだ
爆撃機操縦の才能だけに初めて生きがいを得て、全能感に満ちた人物だ
その主人公はスティーヴ・マックィーンが演じる
だから彼がウォーラバーだ

そしてその彼の愛機の副操縦手のボーと英国女性ダフィーの恋愛物語がサイドストーリーで進む
つまりウォー&ラバーでもあるのだ

この二人の物語はラストシーンでも終わりではない
一体どのような結末をむかえるのだろうか?
それを観客たる私たちに考えさせる終わり方で余韻が残る

本作は1962年公開、
スティーヴ・マックィーンの次回作は1963年の大脱走になる
大脱走でのヒルツ大尉のキャラ造形は本作のバズのキャラをそのまま引き継いだものだ
つまりスティーヴ・マックィーンのスーパースターへの大ブレイクは本作の主演の成果が大きいと思う
スティーヴ・マックィーンの一匹狼的な魅力が満ちている

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あき240

3.0戦争が生きがいの男

2018年11月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

第二次世界大戦の初期、イギリスに駐留する米軍の爆撃機部隊がいた。
戦争大好きでスリルを求める大尉(スティーブ・マックィーン)は困り者だったが腕がいいので大目に見られていた。
副操縦士の中尉(ロバート・ワグナー)は大尉の強烈な個性に飲み込まれていたのだが・・・。
スティーブ・マックィーンにピッタリの役どころ。

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いやよセブン