劇場公開日 1953年10月15日

「「黄昏」?」黄昏(1951) Naitoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「黄昏」?

2021年12月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

「黄昏」という題には疑問が残る。「生きてー会おう」という題の方がピッタリしている。最後のENDシーンですが、ハーストウッド(ローレンスオリビエ)がガスの元栓を開けますー死にたい。でもガスの元栓を閉めますー生きよう。そしてドアを閉めて小銭を握りしめながら出て行きます。ハーストウッドは今のままでは一緒になれない、一人前の姿で会いたいし、一人前に生活できれば一緒になろう。そういう決心があったシーンです。一度は彼女をさらった責任があります。だからこの姿では一緒になれない。彼は彼女にいいます。「物乞いに来たんだ」ーこの言葉は重要です。今度会う時はこんな姿じゃないと意味しています。ウィリアムワーラーの名作です。すごい深みのある映画です。

Naito
KENZO一級建築士事務所さんのコメント
2022年1月7日

 Naitoさんへ
「物乞いに来たんだ」のセリフは意味深ですね。私ももう少しポジティブな観点で観直してみたいと思います。

KENZO一級建築士事務所