「あるタクシー運転手の独白。」タクシードライバー ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
あるタクシー運転手の独白。
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大好きなロバート・デ・ニーロの代表作。以前から興味はあったのですが、なぜかスルーしていた作品。今回、BSで放送されたことから録画してワクワクして見たのですが・・・
ファンの人、ごめんなさい。自分には合わなかったみたいです。
なんか、淡々と話が進んでいくのですが、どうにも引き込まれない。クライマックスのバイオレスは、なかなかスゴイと思いましたが、それだけかな。
【ネタバレ】
何しろ、若いデ・ニーロが魅力的ではあったのですが、テンポが好みでない。マーティン・スコセッシ監督の手法なんですかね。ある意味、ドキュメンタリーみたいな感じで、淡々と進みます。
何のために生きるのか?そんなテーマを描いているようにも思えましたが、入り込めなかった。
複数の拳銃を手にして目的を見つけたと、大統領候補の暗殺を図るが、見事に失敗。
そして、今度は少女売春の組織に殴り込みをかける。自らも傷だらけになりながら、組織の面々を殺害し、少女を救い出すことに成功した。
面白いのは、この行為によって、ヒーローとして祭り上げられてしまったこと。大統領候補を暗殺して犯罪者となるはずが、殺害したのが悪人だったためにヒーローになった?
何ともけったいな話。
数日後、ケガの治ったデ・ニーロは、再びタクシー運転手としての生活を続けていく。
この時に、少女売春をしていたのがジョディ・フォスター。こちらも高い評価を得て、代表作となったみたい。
ただ、エンドロールは好きですね。
洒落た音楽の流れる中、タクシーの車窓からの景色が映り、やがて怪しげな音楽とともに暗転し、沈黙ののち、おわる。
最後は、印象的でした。
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