「誰もが想い、悩むこと。その日々にケリをつけてくれる。」タクシードライバー ezioさんの映画レビュー(感想・評価)
誰もが想い、悩むこと。その日々にケリをつけてくれる。
日々溜まる鬱憤やこの世の全てが腐って見えてしまう
自らどうにかしたいがどうにも出来ない現実は分かっていることからくる無力感
誰しもが人生で一度は感じ、潜在的に感じている孤独、絶望は現代日本で言う"厨二病"と言ってしまうとそれまでだが、その極地にあるトラビスはヘラヘラと笑いながら、鋭く凝視する眼光は恐ろしく、一見すると日常だが画面には常に緊張感が漂う
終盤、トラビスの決断により事態は動くが願っていたよりも世界はあまり変わらない
個人的には、思っていたよりも"良い結末"となったことが意外だった
不思議な魅力のある映画
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