「何をやらかすのか目がくぎ付けに」タクシードライバー yostakkazさんの映画レビュー(感想・評価)
何をやらかすのか目がくぎ付けに
あのR・デ・ニーロが、細く、若いです。普通の人から狂気に変わるベトナム帰還兵を演じます。モヒカン頭に豹変し、拳銃数丁で無言のまま悪党を成敗する場面は、かなり衝撃的です。
大統領候補を狙う意図はなんだったのか、選挙サポータのS・シェパードには当時こんないい役があったのか、J・フォスターはこれでオスカーか、H・カイテルは若い時も相変わらずクセモノか、とか、あちこちにいろいろありますが、何といってもデ・ニーロ氏が、一体次に何をやらかすのか目が釘付けになってしまう映画です。
そんな強烈な演出のM・スコセッシ監督ですが、この映画を観るまでは監督の映画を意識してあまり観ていませんでした。この強烈さにしびれ、これまでの作品を拝見したくなります。
コメントする