「ストーカーにも五分の魂ってこと?」タクシードライバー あっきーさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーカーにも五分の魂ってこと?
ラストシーンはどう解釈すれば良いのか。ホントの話なら、いくら英雄好きのアメリカでも法治国家で無罪放免てことはないでしょうトンデモ映画じゃんとなるし、夢オチ的なものだとすると、もう少し手がかり残さんかい観客に放り投げ過ぎ、となりいずれにしても高評価はつけ難い印象。ともあれ、ニューシネマにありがちな「全ては社会のせい」みたいな姿勢は、近年起きるストーカー殺人や無差別殺人で犯人が語る動機と重なり合ってしまってあまり共感できない。終始流れる同じメロディも虚無感ばかり増幅させられて疲れてしまった。まあこれが70年代映画の味わい方なのかもしれないが。
コメントする