劇場公開日 1954年10月5日

ダイヤルMを廻せ!のレビュー・感想・評価

全24件中、21~24件目を表示

3.5悪役が魅力的

2014年5月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

有名な殺害シーンは見応えがあり、ヒッチコックの得意技である表現技法をフルに使っていました。
登場人物も魅力の一つです。悪役は雰囲気が出ていて素晴らしかったです。衣装やセットも細部まで気にしていて関心しました。

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ハットコック

5.0完璧

2014年2月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

ブルーレイで再見。

練りに練られた脚本、
俳優達の素晴らしい演技、
テンポ、音楽、衣装、そしてテーマ、
何度観ても面白い。

二転三転するストーリー、
犯人、被害者の愛人、刑事の知恵比べ、
全ての伏線が回収されるカタルシス、
ミステリーのお手本だ。

完全な犯罪は存在しないが、
完全な映画はここに存在する。

1954年の公開から既に60年以上、
しかしあと60年後も見続けられるだろう。

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shadow-81

4.0完全犯罪を崩せ!

2013年10月30日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

アルフレッド・ヒッチコックの1954年の作品。ヒッチコック絶頂期の一本。

若く美しい妻マーゴの不倫を知ったトニーは妻の殺害を計画。古い知人に依頼するが、妻は正当防衛で実行犯を殺害。トニーは妻の意図的な殺人にしようと策を巡らすが…。

妻の殺害動機も自分勝手。
実行犯を言葉巧みに丸め込み、狡猾。
警察が妻に疑いの目を向けた時は、自分がそう仕向けたくせに、必死に妻を庇おうとする善良な夫を演じる。
弁護のしようが無いほどゲス野郎だが、その紳士的な佇まいのせいなのか、何故かこの男と一緒になってハラハラドキドキしてしまうのだから不思議。映画のマジック?
しかし最後、悪事がバレた時は、倍返しドラマのようにスカッとさせる。
どんなに周到に計画しようと必ず綻びが生じる。罪人は罰され、完全犯罪など起こり得ない。
(ちなみにこれと真逆で皮肉たっぷりなのがウディ・アレンの「マッチポイント」である)

物語のキーとなる小物を印象付けるカメラワークや画面設計、決定的な証拠の鍵など、唸らずにはいられない。
舞台の映画化なのでほとんどが密室会話劇だが、スリルは盛り上がり、二転三転するストーリーは飽きさせない。
加えて、華を添える反則的なまでに美しいグレース・ケリー。
恒例の“ヒッチコックを探せ”は今回はユニーク。

ヒッチコック・サスペンスの王道とも言うべき極上作!
これを駄作リメイクしようなんて考える輩は居やしないだろう。
…あ、居たか(笑)

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近大

4.0よかった

2012年11月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 ヒッチコック監督の映画はそれほど熱心に見てなかったのだが、面白かった。『鳥』より断然面白かった。

 特に女がひどいんだけど、「今まで誰も愛したことがない。私は腐っている」と告白するところが胸にしみてよかった。全体的にロクな人間が出てこないところもよかった。監督は人間があまり好きではなかったのかもしれないか、そういう時期だったのかもしれない。

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吉泉知彦