「石にして欲しくなった・・・」タイタンの戦い(1981) garuさんの映画レビュー(感想・評価)
石にして欲しくなった・・・
この作品の最大の見所は、やはりメデューサだろう。
かつては美しい女性だった蛇女ゴーゴン! 神話の世界に住むこの哀しき化け物のリアルな存在感が、古典的なコマ送りの手法によって見事に表現されている。 いや、この手間のかかる手法だからこそ、フィルムの中に浮かび上がってくるものがあるのだ。
レイ・ハリー・ハウゼンの特殊技術の素晴らしさは、50代以上の人なら幼い頃に一度は観て知っていると思う。 今観ても、やっぱりスゴイよ。
当時、同時期に公開されていたスピルバーグの大ヒット作「レイダース 失われたアーク」は抜群に面白かったが 、私はこの作品も同じくらい興奮して観た。 メデューサが舞台袖から出てくるシーンのインパクトが、あまりにも強烈だったのだ。
あれ以来ずっと、メデューサ様が頭から離れない。 私は多分、ああいうタイプの女が好きなのだな。
あぁ、石にしてほしぃ〜。
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