タイタニックのレビュー・感想・評価
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ディカプリオー!!
ローズの我儘っぷりで賛否分かれそうですが、私的には「好きな人と結婚出来ないなんて嫌」っていうのにすごく共感しました。
この辺がロミオとジュリエットと被りそうな感じ。話の内容全然違いますが(笑)
3時間もあるのか〜と若干構えて見てたんですが、全然苦痛にならなかったです。
船内はもちろん、装飾品や階級ごとで違う人々の様子なんかがすごく魅力的すぎて飽きなかった。食器とかもすごいツボでした。
歩き方振る舞い方なんかも違いを見るのが楽しかった。
婚約者(キャル)に関してはジャックにローズを奪われてなんかもう可哀想…ってなるはずの場面が多々あったんですが、それを覆すゲスさを見せられて(子ども使って我先にと救助船乗るとことか←思わず頭のキレるやつや…と思ってしまった)同情出来なかったです。
乗客が救助船に乗るシーンで父親だけ後回しにされるとことかあるんですが、もう紳士ソウルとかどうでもいいから一緒に乗せてあげて!!ってなりました。
史実をちょこっと見てみたんですが、実際にも助かった人の大半は女性と子どもだったみたいですね。英国紳士…気高いな…と思ったんですが、死を美化するのもな…ともにょもにょ。みんな生き残って欲しかったです。
ジャックとローズが救助船待ってる間も、
他に浮かんでる家具とかありそうなのに、それを探さずローズを最期まで励ましたりするシーンはジーンとなりました。
救助船来たのにジャックが反応しなくてローズが何回も「ジャック」って呼ぶとこは
「嘘やん…ディカプリオ(←ジャックな)…死んだ……(※事前にネタバレ見てます)」と切なくなりました。
でもジャックのあの励ましがあったからこそ、自由のない人生が嫌で(字面にすると薄っぺらくなるな)自殺しようとしてたローズは100歳くらいまで生きてこられたんだろうな〜ってなりました。
海へ碧洋のハートを投げたのは、どういう意味だったのかちょっと分からなかった…。ジャックとの思い出を秘めておきたかったのかな〜。世に出てしまったらあれこれ解析する人とか出るから2人だけの秘密に…みたいな。
最後は、ジャックの願い(温かいベッドの上で死ぬんだ。こんな所(海)で死ぬんじゃない)を叶えるかのようにおばあちゃんローズがベッドに眠りについて夢の中(?)か天国(?)なのかでジャックと再会して終わります。
トータルすると、素敵な3時間だったな〜と思いました。
小学生には難しかった
当時小学生だった私は
父が買ってきた2枚組のVHSを1人毛布を頭から被って見ていました
この人たち何してるんだろうと思いながら
沈んでいく船と浸水の恐怖
冷たいだろうなと寒くないのに手当が冷える感覚になった記憶しかありませんでした
20年ほど経ち
大人になって観ました
大人の女になりローズの気持ちや恋の感情も理解出来ました
物語終盤の沈みゆく船のヘリに愛する人が置き去りにされ
お互い別々に死ぬかもしれない
恐怖に震え
最後は2人で飛び込むと誓い合ったのに
と
自分がその状況にあればローズと同じ行動に出ているでしょう
後に監督が「愛と死の物語だからジャックは死ぬ必要があった。もし海に沈んでいなければ煙突の下敷きになって死んでいたかもしれない」
と衝撃発言をしていたようですが^^;
ともかく
当時の技術であそこまで正確に
高い技術で作られたのは素晴らしいと思います
冷静に考えてみて
あくまでもネタ半分ですが、アンチ的な事を書くので、申し訳ないです(^^;
タイタニックは、「世間では名作と呼ばれているが、僕は興ざめした映画」第1位です(^^;
以下ネタバレ含むみます。
ディカプリオ演じるジャックは好きなんですが、ヒロインのローズの馬鹿女っぷりにとにかくイライラ。
とにかくフラストレーションが溜まる映画というか。。。
そう思う場面はいくつかありますが、
その最たる場面は、ジャックとキャルがローズを避難ボートに乗せて降ろす最中に、ローズがタイタニック号に飛び移って戻った事。
はっきり言います。
「お前が戻って来なければ、ラストシーンでジャックは自分が板に乗れたぞ?」
戻ってからラストまでの最中に、ローズがジャックを救う場面があれば、
「あの時ローズが戻ってなければ、この場面の段階でジャックは死んでた」ってなる事で、
「戻って来て良かった」と思えるのだけど、
実際は戻ってからローズはひたすら足手まとい、お荷物。
ひたすらジャックが守り続ける図式だけの一辺倒。
ラストの板も、ローズが居るから譲るハメになったわけで、ローズが居なければ自分が乗れた。
ちなみにキャルとジャックがローズをボートに乗せる場面。
僕は男たちの「男の責任」を感じた。
正確には覚えてないが、
ローズ「ジャック、貴方をおいてはいけないわ」
キャル「大丈夫、彼の乗るボートはあっちに確保してあるから」
ジャック「そうなんだよ、俺のはあるから心配するな」
的な会話があったかと思う。
いがみ合ってどんなに大嫌いな相手でも、共通する愛する女性を守るために刀を鞘に納め、
クチグラを合わせて共同した事に、「この男たちかっこいいぜ!」と思った。
もしかしたらこの映画の中で最も感動しかけた場面だったかもしれない。
ところが男たちのその「ザ・漢!」を台無しにするローズのカムバック!!
なにしとんねん!この馬鹿女!!
そして回想シーンが終わり、それを語っている老ローズ
なんか美談のように語ってましたが、
いや・・・あんたがジャック殺したんだぞ?気づいてないのか?
あんたが大人しくボートに乗ってれば、逞しいジャックは自分だけなら生き延びれたぞ?
あんたというお荷物のせいでジャックは死んだんだぞ?
そしてよくよく考えたら美談どころか、
「私は金持ちに求婚され、男前には出逢った日から命がけで守られた。若い頃はモテモテでブイブイ言わせてたぜ」
って自慢武勇伝でしかないと解釈すると、そうとしか思えなくなってしまった(^^;
そして孫娘。
ジャックとの1度きりの契りで身もごった子供のさらに子供で・・・ならまだ感動もある。
ターミネーターで、ジョン・コナーがカイルの息子だったように。
しかし実際は、「いや、この子は別の男と作りました」かよ!!!!
歳月を経て見えてくるものが変わる名作。
劇場公開当時、私はまだ若くて、2人の愛の話にはあまり興味がなく、沈没を知りながらも紳士が正装し静かに最期を迎えようとしてる姿、手を取り合う老夫婦、お話を聞かせる母と子、演奏を続ける奏者たちに心を打たれたものです。
何度劇場へ行ったか分かりません。
歳月を経て、私も恋愛も結婚も経験した今になって改めて観ると、何と美しいラブストーリーなんだろうと、当時とは違う感動を覚える自分に気付きました。
そう言えばあの頃、年上のお姉様方はラブストーリーとして大絶賛していたっけ。
特にジャックがローズを絵に描くシーンの艶とトキメキは尋常じゃない。私もあんな経験してみたかったわ笑
昔観た、フェノミナンという作品で髭を剃るだけのラブシーンがあったけど、絡まない美しいラブシーンってより一層エロティックなのね。
ジャックという男の、生きる力強さは本当にカッコ良くて、彼と一緒にいなければローズは助からなかっただろう、色々な意味で。
特に最後の、自分がもう生きられないと悟ったあとの必ず生き残れと約束させるところは、愛してると何百回言うより愛を感じました。
そんな恋愛をたとえ数日でも出来るって素晴らしい。
また絶対観るわ。
人ってこんなに泣くの!?
とにかくレオ様がかっこいい!!
ローズをスケッチする時のレオ様の青い目に心を奪われた。
そしてケイトの顔立ちや声に女の私でも惚れてしまうほどだ。
前半は出会い恋に落ちた二人の純愛にキュンとした。
だが、ジャックがローズを支えて「飛んでるわ」という名シーンにセリーヌの美しい歌声が入っていると期待していたが入っておらずエンディングだけしか聞けなかったのは少しがっかりした。
後半はタイタニック沈没のとても悲しいシーンだ。
出会ったばかりなのに信頼しあっていて愛し合う二人の強い愛には見ている誰もが号泣しただろう。
思いっきり泣きたいという人にはとてもおススメ!
最後に見る時にティッシュじゃもったいないからぜひタオルを使ってほしい。
なんて素晴らしい愛
ふとセリーヌ・デュオンの”My Heart Will Go On”を聴いていたら、この映画が見たくなりました。ずっと前から見たいと思っていたのに、なかなか機会がなくて、何気に見るのはこれが初めてです。
見て思ったのは、こんな愛の形ってあるんだなって。こんな深い愛ってあるんだって思いました。
タイタニック沈没後、ローザを板の上に乗せて、自分は氷点下の海に浸かりながらも、生きるんだって彼女を励ますジャック。死んでしまい海に沈んでいくジャック…。2人はもう一生会うことはできないけれど、それでも彼の心はローザと共にあるんだなって。ローザが階段を登っていくとジャックが待っていて…という最後のシーンがそれをよく表してるなぁって思いました。
「女は海のように秘密を持っているものよ」と歳をとったローザが言ったのも印象的でした。
映画を見た後にタイタニック号について調べました。沈没したのは航海開始から4日後だとか…。氷点下の海の中生きていられる時間はせいぜい30分程度だとか…。色々知って、また映画を思い返すと涙が出てきそうになります。また、タイタニック号の外装、内装の当時の写真を見たのですが、映画内での再現度の高さに驚かされました。
素晴らしい作品に出会えて本当に幸せです。
私もいつかこんな深い愛に巡り会えたら良いなぁ、なんて。
美しい映画
2年に一度は観ている気がします。
映像や衣装、音楽は勿論のこと、人間の誇りや友情、愛…様々なことが美しく描かれている映画だと思います。
それだけでなく、人間の醜いところも生々しく描かれていると感じます。
船が沈みかけている時、演奏隊の音楽をBGMに、避難を諦めた(死を受け入れたという方が正しいか)老夫婦が海水の押し寄せる部屋のベッドの上で抱き合うシーンと、また別の部屋ではお母さんが小さな子供ふたりに、きっといつも通りに絵本を読んであげて眠りにいざなっているんだろうな(私はこの場面はお母さんは沈没に気付いているけれど、子供たちは何が起きているのか分かっていないという設定で観ています)、という連続のシーンにいつも涙してしまいます。
どちらもとてつもない愛だ。
最後、おばあちゃんローズが隠し持っていた碧洋のハートを海に放るところから、ジャックとローズがキスをしてみんなから祝福され、そのままエンドロール…の流れも最高に素敵だし感動します。
まさに、名作…。
やっぱり「レオナルド・ディカプリオ」はイケメンですねー♪ところで、私はこの映画を、小さい時から見ていましたが、最近見た時に、気づいたのですが、ローズは最後ベットの中で死んだのでしょうか?気になって眠れない…。
予想外に感動
僕は恋愛映画に興味がありません。正直有名所の映画もそんなに見たいと思いません。ただ映画を語る上で一般教養的に見ておいて方が良いと思ったのと、人に勧められたから仕方無くといった感じだったのですが、見た後はこれが後世に語り継がれる名作か…と圧倒された感じです。
シーンがことごとく実際に起こってるようにしか見えません。特に沈没する船を俯瞰してるシーンや、大勢の人が船にしがみつくシーンなど。メインの人をはじめキャストの身体張りっぷりもすごい。それにしてもディカプリオはかっこいいですねえ。
僕がジーンと来たのはラスト2分(最後のチャプター)です。具体的に言うと、現代のローズのベッドの側に置いてある、タイタニック沈没後の自由に生き世界を楽しむローズの写真(これの伏線が序盤で張ってありましたね)→皆が祝福する中夢でジャックと再開し、キス→my heart will go onの流れ。
ジーンときたどころか作品の評価爆上がりでした。命を賭してローズを助けたジャックの意志がローズの中に生きている事を実感出来たからでしょうか。そしてそれでも、続いていく私の心という名のエンディング…この流れは素晴らしい。美しい。
一番感情移入?したのは船が沈む直前まで演奏を続けた楽団の人たちですね。僕はひねくれ者なので、他人を蹴落としてまで生きようとする乗客の人たちを冷めた目で見ながら、こんなことしてまで生きようとするかなとか(するだろうけど)考えてた矢先に現れたのが楽団の人たちだったからです。あの人たちもかっこいい。
そしてあの演奏をバックに映される浸水する部屋で抱き合う老夫婦、子供に語る母親…。必死に生きようとする人だけでなく、諦め気味の人をも描いてくれたのが嬉しかった。愛を感じたというか。こういう人もいていいよねって。
ちょっと長いけど一見の価値ありです。ファッキン階級制度。
タイタニックを舞台にした一人の女性の話
総合:75点
ストーリー: 75
キャスト: 75
演出: 75
ビジュアル: 80
音楽: 75
「ポセイドン・アドベンチャー」のように、この不幸な事故をパニック物や脱出劇にすることも出来た。だがタイタニック号を舞台にした一人の若い女性の人生と恋愛の物語になった。タイタニックという題だし、そこの乗客の当時の階級社会などを描写しているし、後半には大勢の脱出の大混乱を描いてはいる。悲惨で不合理な金持ち優遇の救助の描写も良い。でもこの映画の主題はタイタニックの事故ではなく、一人の女性を描いたヒロインもの映画である。
人生を翻弄され自殺を考えるほど閉塞感に苦悩する女性に、ほんの一瞬差し込んだ外の世界へ通じる自由の光。短いけれども一生忘れることが出来ない出会いがあり、それが豪華客船と共に沈んでいったが、彼女の心の中ではそれはいつまでも輝き続けた。彼女は家から離れ一人の女性としての運命を切り開いていく。悲劇で儚いけれど、どこか美しくてロマンティックでもある。そんなとても女性向けな内容の映画になっている。
会ったばかりで命を懸ける恋に落ちてとかいうと、随分と軽薄だなあと普通は思ってしまう。だがケイト・ウィンスレット演じるローズには名家に生まれてその運命を託され窮屈さから解放されたいという事情があって、とにかく現状から逃げ出したくて救われたいと思っていた。そんなときに出会った、違う世界に生きるレオナルド・ディカプリオ演じるジャックという自由な貧乏人とわかりあえたからこそ、柵から解放され真実の愛に辿り着いたのかなと思う。彼女のいる世界では、彼女の意思などどこにも存在意義がなくて、家と両親によって全てが決められる。家のために大嫌いな婚約者と結婚するという選択肢を破棄し、彼を信じて彼と一緒に行くというのが、彼女が唯一自分で決めた人生の決定だった。その重大さがタイタニックの沈没という異常な環境で増幅され、生命を懸けた決断になった。だからわずか数日間という短期間とはいえ、とても濃密な重みのあるものになったと思う。
演出上しかたがないんだろうけど、特に重りでもついていない限り、死んだばかりの死体って普通沈まないよな。
今更ながら鑑賞しました
超ヒットの理由がわかる気がしました。タイタニック沈没のシーンがすごくリアルで迫力がありました。
しかし、気が強くてややぽっちゃりでワガママなローズに一目惚れする物好きなジャックに、果たして男性は感情移入出来るのでしょうか??('_')
そして自分の為に犠牲になったジャックなのに「(何があっても生き抜くという)約束を守るわ」と息絶えながらも固く繋いでいた手をはがし、ブクブク海に沈めなくても…(>д<)
現在のローズ役の方、先日亡くなられたんですよね。そのニュースを知り、タイタニックを観ようと思いました。回想シーンの標準、素晴らしかったです。
スペクタクル+悲恋物
実際に起こった豪華客船タイタニック号の沈没事故。
そのタイタニック号に乗り合わせた人々の悲劇を事実と創作を織り交ぜて描いた超大作です。
画家を夢見て新天地に向かう青年ジャックと、落ちぶれた名家の令嬢ローズの悲恋を中心にストーリーは進んで行きます。
(ジャックとローズは当然、架空の人物です)
【悲恋物】としては、身分違いの恋・恋敵の妨害・悲劇的な結末・・・とコテコテの展開。
【スペクタル物】としては、巨額を投じた大掛かりなセットと迫力ある特撮。
良くも悪くも「使い古された」定番の展開なんですが・・・
この「悲恋物」と「スペクタル」の見事なまでの融合が、この作品を見応えのある物にしています。
年老いたローズの回想という形で話が進行して行くんですが、
最新のテクノロジーを駆使した探索船で、悲劇の現場に再び戻ったローズは、どんな気持ちだったんでしょうか?
ラストのローズの安らかな顔。そして、事故後に撮ったであろう数々の写真が、ローズの生涯を物語っています。
ジャックという青年に会ったことで、ローズの人生は変わりました。死んでしまったジャックの分まで、力強く生きたローズの人生は、作中では描かれていません。でも、僕はあの僅か数分の時間で、それを感じ、そして、涙しました。
3時間余りの上映時間は、あのラストの為の前置きだったのでは?という気さえします。
ただ一つ、残念だったのは、若かりし頃のローズを演じたケイト・ウィンスレットの体が、ふくよか過ぎて「落ちぶれた名家の令嬢」という悲壮感を感じなかったことですね(苦笑)
大切な人へ伝えられなかった想い
最後のシーン・・・
年老いた現代のローズが眠るベッドの横の写真たち
乗馬をした時の写真
飛行機を操縦した時の写真
女優時代の写真・・・
どの時代の表情も笑顔で美しく 自信に満ち溢れ 人生を謳歌しているようだ
しかし 本当ならば それらすべての写真はジャックと共に写るはずだった・・・
親や許婚の婚約者を捨て 世界の広さと人生の素晴らしさを教えてくれたジャック
その意思を受け継ぎ 一から自分の人生を再スタートさせたローズ
その後の第2の人生と《ジャックへの想い》があの写真達にたくさん詰まっている
ジャックは死者数が最も多かった3等客室に乗っていた
今よりも移民や貧困層への差別が酷かった時代
1等客室の富裕層から次々と避難する中でローズの代わりに亡くなったジャックは《タイタニック号で命を落とした人達の象徴》であろう
タイタニックと運命を共にして亡くなった被害者全員が伝えることのできなかった《愛する人への永遠の想い》がこの作品全体に深く刻まれている
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