タイタニックのレビュー・感想・評価
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壮大なスケール
とにかくスケールが凄い。
タイタニック号が次第に沈没していくシーンはアクション映画さながらの迫力。2人の生きることへの渇望をリアルに感じた。また、冒頭、終盤の現代のシーンを除くと、タイタニック号が氷山にぶつかってから沈没するまでの時間とほぼ同じになり、こんな短い時間であの巨大な船が沈没したのかと思うと、信じられないし、言葉が出ない。
あとは、なんと言っても主題歌が素敵。歌詞を見るとやはり2人に照らし合わせて何度も感動してしまう。
全体を通して、上品でありながら、嫉妬や執念が渦巻き、身分格差によって全く生活スタイルや考え方が異なることを如実に表した、個人的にいろんな面で勉強になる作品。
やはり世代を超えて愛される大傑作だなと思った。
迫力ある映像美と、生きるということを考える、、!
当時からとてつもない評判でロングヒット作品だったタイタニック。
私も当時は映画館に観に行っていました。
最近、カフェに入ったときにタイタニックが流れていて、久しぶりに観てみました。
1997年上映で、ここまでの映像美を演出できる技術、そしてとにかく演者が美しい。
俳優さんも女優さんも素敵な方ばかりでより華やかさが増しています。
身分差がある中で出会ってしまった二人の恋愛は、当時からすると結ばれることのない恋愛の形だったでしょう。
二人の恋愛模様と、それを引き裂くかのような執着心の強いライバルやなんといっても船が沈むかもしれないという危機的状況が次々と襲い掛かってくる展開は、常にハラハラしながら観ていました。
3時間越えの映画は今の時代ではなかなかない中で、あっという間に感じるくらい一瞬も見逃せない状態でした。
最後のシーンで自分だけが生き残るも、自分も死ぬ選択ではなく生きると決意したローズの芯の強さ、ジャックとの思い出を胸に長く生き抜く姿はとても感動しました。
どんな逆境でも諦めない、生死を彷徨うほどの状況だからこそ生き抜くために必死に笛を鳴らし続けたローズの姿に涙しました。
常に今ある環境が当たり前ではないと日々感謝しながらこれからも生きていこうと改めて感じました。
理屈抜きの面白さと、理屈抜きの感動
きっと一生見ることがないだろうと思っていたタイタニックをとうとう見ました!
いや…ずいぶん思ってたのと違ってたね…第一に有名な場面があるじゃないですか?あの船の先に2人で手を広げるやつ、、、あそこでセリーヌ・ディオンの音楽が流れると思ったら流れなかった。
それと、お嬢様が結構な行動派‼️死んでも、ただでは起きないみたいな…いや、いや、いや、いやいや、絶対に死にませんみたいな鋼の体力‼️
それと、げに恐ろしきは 男の嫉妬…ガーン
それと、レオナルドディカプリオがまだまだ綺麗な頃でよかったね。もうそれが1番ノキメテ❗️あれが、もう少し膨らんでたら全然物語が違ってたおもう!🤣
1ミリもあの婚約者男性にかわいそうなんて思わなかったもん!🤣 冒頭で婚約者に自殺される位なことをしてるわけだよね…この人は…まぁちょっと気の毒な部分があるにしても…でも、あの武闘派の執事もびっくりの執着心には驚いた❗️
でも、全体的にはとても楽しめたと思う。死体が海に漂ってたのはちょっと怖かったけどね。ま人間ドラマもあるあるにはあった!
あの楽団の人っていうのは…私たちも(たかだか高校の吹奏楽部です)実はああいうところで合奏したことがあるんだけど、ほんとみんな聞いてないのよね…そんで持ってこういうとこで演奏したくないなぁって,,そう思ったことを思い出したわ。素人の私たちでさえそう思ってしまうんだからプロの人だったらもっと屈辱的な職業だったかもね。職業的な音楽家って言うのかな。ああいうところで演奏する人たち……だけど、自分の仕事を全うしたと言うわけではないと思う!
あの演奏家さん達は、普段は聞き流されるような音楽をあえて目立たないように演奏している黒子みたいな存在なのよね。だけど最後の最後…あの1曲だけは自分たちのために演奏したのよね。自分たちと船長さんのために…そう考えたら、あのあそこの部分でパートリーダーの人に低音担当の人が「あなたと演奏できてよかった」と言うセリフは、やっぱり重要なものだったんだよね。あの人たちにとっては。大勢の前で拍手喝采でみんなが自分を見ているようなそういう音楽家ではない人たち…まぁ豪華客船に招かれるわけだから、それなりの実力あったにしても、聞き流されるべき音楽を奏でる人…豪華客船の中にお客によっ階層があるのと一緒で、音楽家にもある。
多分、自分があの大学の何かイベントに呼ばれた時だったのかなあ。あの時の演奏会がなかったら、このことには気づいてなかったと思う
しかし、あのお嬢様の斧でぶった切るシーンは面白かったわ!🤣
なんだかんだで泣いたり笑ったり面白い映画でした!
そして最後は感動…この物語は階級の物語でもあると思うんだけど、迫りくる死を前にしたら、階級や貧富の差なんて覆ってしまうんですね。まるでそれはタイタニックの船のように。1人寂しく離れたところで、塩を迎える船長さんその船長さんにも聞こえるであろう。楽団の人たちの演奏。あの楽団の人たちも演奏家にしてみたら、下流の人だったのかもしれない。でも、あの一瞬だけは芸術と言う最上のところに身を置いた奏者だったんだよね。あの人たちは、自分たちとずいぶん立場の違う船長さんへのレクイエムを奏でたんだ。
一見軽薄に見えるディカプリオも、自分よりローズの命を尊重して愛するもののために死んでいった。それのどこが火遊びなんだ。火遊びの結果なんだろう?これ以上の純愛と言うのはないではないか⁉️
この映画は娯楽策として最上級のものであると、同時に人間ドラマとしても同じような価値があると私は思っている!
初めてのレビューのためM1審査員のように様子を見て4点を付けた。 ...
初めてのレビューのためM1審査員のように様子を見て4点を付けた。
最後のシーン、老いたローズがベットに横たわって、夢を見ているかのような描写で
船の廊下から一等客室専用の大階段へと進み、大勢の観衆に見守られながらジャックとキスをしていた。観衆たちは船長をはじめとしたタイタニックとともに生涯を終えた人々であり、タイタニックが沈んだ海を浮かぶ探査船の中でローズも生涯を終えたのではないかと推測することができる。
名作中の名作
また見たい。
名作!
初めて見たのは5歳くらいでしたが、
それから見続けてる映画です。
恋ありパニックあり悲恋あり。
今なお衰えないディカプリオのかっこよさと
女優の綺麗さ。
船長と音楽隊の人達の任務感、
船が沈む時老夫婦が逃げずにベッドで横になってるシーン、
本当にとても良い作品です。
愛が学べますね!
また見たい。やっぱ名作。恋ありハラハラあり沈没あり。幼稚園のとき親戚の家の二階で見た思い出。家にあったのがビデオテープで、長い映画だったから前編後編で2本ありました。公式で売られてるのがだよ? 後編がちょうど沈んでくるあたりから始まるから後編のほうが好きだった。逃げずに揃ってベッドで横になる老夫婦、不安にさせないよう弾き続ける音楽隊。うああああまじ泣けるわ。大好きな映画です。14.5.23
感想メモ
素晴らしかったね
船長や船の設計者など出番の少ないキャラの感情が脚本と演技で伝わってくる、そちら側にもっと時間を割いても良い気がするが、あくまでローズの昔話だし、ちょうど良い塩梅なんだろうな
3時間あるけど、無駄なところはほとんどない
実際の話に詳しくないが、ローズが生きていることで、ラストが落ち込んだ気分になりすぎなくて良い
若い頃のディカプリオやっぱり超絶かっこいい
車の窓ガラスが曇ってるのエロいな
船の事故からはパニック映画としても評価できると思う
押し合う乗客を制しようと拳銃で脅しながら避難経路を確保する警備員、敬礼して自殺するシーン好き
壮大なスケール
壮大なスケールの恋愛映画。とにかく長い。
でも長さが気にならないくらい、内容は充実している。
単なる恋愛だけでなく、嫉妬に狂って殺そうとしてくる男との戦い、沈没、そして非難。
そういった事件に絡ませて2人の愛があるから、退屈しないのだろう。
タイタニックの事件自体に興味があったこともあり、
全く眠たくならずに楽しめました。
繰り返し見たら面白かった
一時期一世を風靡しましたね。
それほどかなあ…というのが正直な感想でしたが。
映画の前半と後半では別のお話のごとき作りになってます。
かなりのお金を投入しただけあって
タイタニックの沈没していくさまは圧巻!
好みの問題ですが私はレオ様にそんなに魅力感じなかったので
前半のラブ部分はいっそライトにしちゃってほしかった。
非難ボートに乗客が移るまで、勇気付けようとずっと演奏していた楽隊(?)に
感動しました。
ラストの首飾りのくだりは茶目っ気があって好きです。
その後何度かテレビでの放映もあったため見直していたら、あら、けっこう面白かったな?と認識が改まりました。
映画館で観れて良かった
前半はラブロマンス、後半は一転してパニック要素が強く、飽きずに楽しめた。
再上映のタイミングで映画観で観れたのも良かった。時間を忘れて終始楽しめた。
レオナルド・ディカプリオが演じたジャック・ドーソンは眉目秀麗なのにチャラチャラした感じはせず、純朴な青年という雰囲気が伝わってきて好感が持てた。
ジャックが力尽きて海に沈んでいき見えなくなっていくシーンは悲しかった。
ドガの『エトワール』ピカソの『アヴィニョンの娘たち』モネの『睡蓮』...
ドガの『エトワール』ピカソの『アヴィニョンの娘たち』モネの『睡蓮』
等などタイタニックには載ってない。
エトワールは横浜で見た。だから、載っている訳が無い。
ネットで調べたら、もう一点の絵はパブロ・ピカソ《アンブロワーズ・ヴォラールの肖像》だそうだ。キュビズムで有名な絵だ。まだ、見た事無い。
タイタニックは僕にとって、20世紀最後に見た映画だ。2000年12月31日
午後11時58分に見終わった。
21世紀最初に見た映画は当然『2001年宇宙の旅』た。
あれから、20年以上経っている。早いものだ。
ゲイではないが、ディカプリオは綺麗だと思った。ディカプリオと比べて、女優さんが釣り合わないと思った。
舵を左に目一杯きって、エンジンを逆回転すれば、右に動くと思うが。
最後の音楽はオッフェンバックメドレーだ。『ホフマンの舟歌』と『天国と地獄』
そして、最後は『主よ、みもとに近づかん』だ。
二十年ぶりで見たが、僕も、もうすぐ『主よみもとに近づかん』だ。二十年後にこの映画、また見られるだろうか?
期待通り
長いけど最高の映画。
めちゃくちゃ期待して見たのに期待通りだった。
感動する。若い頃のレオナルド・ディカプリオかっこよすぎる。ハラハラドキドキするシーン多い。
けっこう悲惨な終わり。
また見たい。
すべてが素晴らしい…!!
地上波放送改めて観たらとても良い作品だった…。
名作や大作って呼ばれてるものはやはり理由があって、本作も本当に面白い。
舞台装置も、音楽も、衣装も、ストーリーも、役者さんもみんな素敵で、映画って「総合芸術」なんだなって久々に思い出した。
個人的に印象的で好きなシーンは沈みゆくタイタニックの中で、混乱の中で最後まで演奏を続けた演奏家たち、階級の壁でボートにたどり着けなかった親子、ベッドで寄り添って静かに最期を待ったご夫婦、操舵室で静かに沈む船と身を共にした船長。
あのあたりは哀しくてでもとても美しくて胸が苦しくなる。
そしてジャック!
若いレオナルド・ディカプリオはなんて美しいのか。
しかもユーモアもあってチャーミングで。
ローズさんじゃなくても恋に落ちる。
富裕層の男性たちがしみったれた政治に興じる下の階で、ジャックとローズが庶民向けビールを飲みながら陽気な音楽にのって2人が踊るシーンもとても楽しくて美しい。
当時の社会の状況(格差や政治、女性の置かれた状況)
もうまくストーリーに織り込まれてて、実話に基づいているとはいえ作劇が上手くて感動。
あとメインではなく少ししか画面に登場しない登場人物一人一人のドラマや人生がちゃんと描かれていて感動した。ローズの婚約者やローズの母親など、言動に眉をしかめたくなる人間はいても、彼らには彼らなりのそこに至った理由や時代背景がバックに見え隠れする。
この作品に悪い人間は誰一人いないのだ。
こういったところに、丁寧に作品が作られているのを感じる。
もう全てが素晴らしくって感動した。
地上波で2週に渡って前後編で放送したんだけど、前編観たら後編が待ちきれないくらい楽しみだった。
ダイブした2人
愛のない心のないお金だけの人生
こんなところに閉じ込められたら君は死んでしまう
そう言われてジャックと共に心思うままに
愛を持って生きたいと思ったローズ
タイタニックでの若い2人の時間全てが
愛おしくて眩しくて刹那的で美しいものでした。
ジャックに飛び込んだローズ
一緒に飛び込もうと励まし続けたジャック
勇気を持って飛び込んだ先には
愛と別れが待っていた訳ですが、、
タイタニックが沈没してしまい
海でジャックの冷たくなった手を離すことによって
ジャックとの約束を守ることになりました。
老婆ローズのベッドサイドに飾ってある
写真の彼女がどれも生き生きしていて
人生の節目節目で彼女はジャックの言葉を思い出して
心の中のジャックと共に生きたのだなと思います。
そして現在のローズが眠りにつくと、、(老衰?)
タイタニックが蘇り、皆に祝福されるシーン
ローズの永遠に叶うことのなかった想いが
今日までずっとローズの中で大事に
しまわれていたことに感動しました。
鑑賞後、特に祝福のシーンの余韻がすごく、、
しばらく言葉にならなかったです。
たくさんの犠牲者が出た悲劇のタイタニック沈没の
中にあったうちのたった1つの物語ですが
愛を知って命を燃やした、素晴らしい映画でした。
若い主役の2人が今もなお素晴らしい俳優として
活躍されている事にも胸が熱くなりました。
ロマンス映画
映画界で知らない人はいないタイタニック。有名な悲恋物語。ジャックについて賛否両論あるけれど、私はジャックの事はいいと思います。言っちゃえば、ジャックは婚約者を横取りした奴だけど。嫉妬であんなにキレちゃったのかもだけど、婚約者を怖がらせるような人は嫌いです。気持ちは分かるけど。そして、ラストは本当に泣いた。DVDも買う予定。そして、若き頃のディカプリオに恋に落ちました。お顔綺麗過ぎます。
人生のステージによって印象が変わるストーリーと演出の魅力
■心を揺さぶるのは、結論ではなく深い共感
キャメロン監督は、タイタニック号沈没という史実をラブストーリーとして描いたら最高の映画になると思い、今作を企画しました。映画の概要を20世紀フォックス映画(現・20世紀スタジオ)の重役たちに売り込んだ際には、文章はまったく書かずに、画家ケン・マーシャルによる沈みゆくタイタニック号の絵を持参したといいます。打ち上げられた救難信号弾が暗い海に輝いている、美しくも悲劇的なその絵を見せ、「この船にロミオとジュリエットを乗せる」とだけ言い、そのひと言で製作が決定したそうです。
タイタニック号が沈没したことは事実であり、製作中には、結末が分かりきった映画だという批判もありました。それでもキャメロン監督は、「その事実にこそ物語の強さがある」と語っています。重要なのは、この船が沈むかどうかという結末ではなく、沈没する船の乗客にどこまで共感できるかだと。
それを裏付けるように、今作は開始10分で、タイタニック号が辿る運命をすべて“タイタニック号の探査隊が制作したアニメのシミュレーション”という形で観客に提示してしまいます。これによって、現実味のない船が沈んだという結論よりも、実際に何が起きたかを知りたくなり、さらに、ローズという誰も知らない架空のキャラクターの結末を知りたくなるという演出です。みなさんと同じように、私もこの導入でグッと引き込まれました。
その後に繰り広げられるケイト・ウィンスレットとレオナルド・ディカプリオのケミストリーは言わずもがな。キャメロン監督はキャスティング過程でウィンスレットと台本の読み合わせをしたディカプリオを5分間見て「彼しかいない」と思ったといい、ウィンスレットは、キャメロン監督に「私はともかく、彼は絶対に雇うべき」と進言しています。このエピソードが大好きですし、共演前から俳優として尊敬し合い、ウィンスレットが「色恋ごとが一切なかったからこそ」という、ふたりの現在に至るまでの友情も胸アツです。
■人生のステージによって印象が変わるストーリーと演出の魅力
「タイタニック」が日本で公開されたとき、私は小学校高学年でした。小学生の私にとって、「タイタニック」は初めて遭遇した悲恋であり、作品に対する感想は「なんでローズはすぐにジャックと付き合わないの?」「なんでジャックは死んじゃったの?」「なんで後でほかの人と結婚したの?」「なんでジャックが死んだ後の人生で笑顔の写真があるの?」というようなもの。恋愛のゴールは“好き同士になること”であり、「心から愛する人は生涯でひとりだけなんだから、ローズはジャックだけを思って独身を貫かなきゃ(涙)!」という気持ちでいっぱいでした。最後のステアケースでの夢のようなシーンも、「ローズはほかの人と結婚して子どもも孫もいるけれど、やっぱりジャックのことが1番好きで一生忘れられなかったんだ」と解釈して涙が止まりませんでした。
しかし、高校~大学生の頃には少し解釈が変わりました。自分自身の成長と、知識や視野が広がったことで、1912年に生きる17歳のローズと19歳のジャックにとって、貧富や身分の差がどれほど厚く高い壁となっていたか、さらにはローズが家庭の事情を無視できない気持ちも理解できるようになりました。それでも、たった4日間で燃えるような恋をしたふたりに添い遂げて欲しかったし、「やっぱりローズはジャックのことが1番好きで忘れられないよね」と、またもやステアケースのシーンで号泣しました。
それからときは流れ、2本セットのVHSからDVD、ブルーレイと、仕様が変わるたびにソフトを購入して、年に1度は「タイタニック」を見返し、必ずステアケースのシーンで嗚咽していた私に変化が起こりました。忘れもしない、27歳の秋。私は初めて「タイタニック」をノー涙で鑑賞しました。
ジャックを失ったローズがまた笑えるようになり、愛する人と出会い、結婚して家庭を築いたことを嬉しく思いました。刹那的で情熱的なジャックとの恋愛が、ローズの人生観を変えたからこそいまの幸せなローズがいるんだと思うと、例えジャックが生きて隣にいなくても、ローズの大きな一部となって存在していると感じたからです。初めて、ジャックが「ローズにとって1番好きで忘れられない人」ではなく、「ローズにとって切ないけれど美しくて、ありがたい思い出の人」になりました。それは、“愛はなくならないけれど、形が変わることはある”という、ちょうど27歳の私が経験していることでした。
小学生の頃はなぜ必要なのか理解できなかった、タイタニック号沈没事故後のローズの人生を写した写真たち。キャメロン監督がどんな意図を持って演出したのかはかわかりませんが、27歳の私には、ローズがジャックと出会ったことで得た人生を豊かに生き、慈しみ、感謝し、ジャックを愛しい“恩人”としてそっと思い出しているように思えました。
それから数年、私は最近「タイタニック」を見ていません。もしかしたら、またラストのステアケースのシーンで号泣するターンが来ているかもしれないと思うと、ドキドキします。これから新たな人生のステージに立ったときには必ず見返したい、大切な作品です。私の心がどう変化(願わくば成長)していて、船上のふたりにどんな感情を抱くのか、いまから楽しみにしたいと思います。
改めて見てやはり名作★
「人によって感動するシーンが違う」という話しを聞いて改めてまた見ることに。
ストーリーはありきたりといえばありきたりなのにやはりおもしろい!
恋愛、迫力、感動、といろんなドラマが凝縮された映画。
死に間際にも関わらず時より船内で落ち着いている空虚な感じがなんか怖かったり。
大人になって見るとまたちょっと違った視線で見てしまい、ひねくれてしまったんだなぁと思った笑
あの女性ってただのマリッジブルーなのでは?とか、名前忘れたけど映画上では悪役になっているローズの旦那は婚約者を寝取られたのだから、あれぐらい怒るのは当然でしょう!とか笑
設定通りには見れななかった笑
ちなみに感動したシーンは冒頭で100歳の老婆が80年以上前に沈んだ船内から自分の絵画が見つかったところでした笑
やっぱり良い!!
映画館には2回足をはこび、当時VHSも購入して、何回も観ましたが、VHSプレーヤーが壊れ、それ以来、10年ぶりくらいに観ました。
久々のこの感動、、、配役も歌も最高!ジャツクがとてもチャーミングでスゴくいい!!そして、ローズは、この出逢いがかけがえのないものになった。最後にダイヤを投げ捨てるシーンでそれがしっかり伝わります。
最後に歌と一緒に映る写真もジーンきて、しばらく余韻に浸れました。
大好きな主題歌(^-^) 大好きな映画(^-^)
初めて観た時は小学生でしたが、それでもこの映画の良さはわかりました(笑) 僕はパニック映画としても観ちゃってますが、上映時間が長いのも全く気にならず、『タイタニック』という響きも好きですし、沈没する時にベッドで子供達にお話を聞かせるお母さんや、水位が上がる中ベッドで抱き締め合い奥さんにキスをする旦那さん・・・悲しくなるシーンも印象に残っています(涙) そしてローズはレオ様と約束した通り人生を生きて、温かいベッドで永遠の眠りにつく・・・パートナーが欲しくなります、そして抱き締めてあげたいです。
女性のための怪獣映画、その経典版
貧しき青年ジャックが、命を賭して階級社会・身分制度を象徴する”怪獣”タイタニック号から令嬢ローズを救い、自由と平等の国アメリカに導く。ローズは、救助された船上でアメリカを象徴する”自由の女神”を仰ぎ見たとき、上流社会への決別を覚悟して、コートのポケットに隠した宝石“碧洋のハート”に頼らない自立した生き方を誓う。
時は流れて、
ジャックの姓に変えたローズは、新天地アメリカで自由で自立した人生を送って齢100歳を迎える。充実した生き方が出来たのはジャックの御かげと伝えたく、タイタニックの調査船を訪れ、船室に自分の辿ってきた写真をいっぱいに並べる。再会するジャックに、沢山の土産話をするために。ローズは誓いの象徴である”碧洋のハート”に魂をこめてジャックの眠る海中に投げ入れる。そして、ひとり静かに眠りにつく。ラスト、亡くなったローズは、ウエディングドレスに身を包み、皆の祝福を受けながらジャックと永遠の愛の交わす。
ローズとジャックの悲恋物語は、明晰な展開を重ね、女性の立場に立った甘美なストーリーを構築しています。スペクタクルとファンタジーのどちらも見応えがある優れた娯楽作品です。
ラスト、舞台のカーテン・コールのようなエンディングシーンは、ローズの幻想か、それとも彼女は亡くなったのか、観方が分かれます。ローズがもう死んでもいいと願い宝石を海に沈めたことを思うと、亡くなってジャックのもとに帰ったと考えたい。ジャックが眠る海底のタイタニック号に宝石が辿りく幻想を抱きながら、思い残すことはない人生を全うしたローズの最期は幸せに溢れていた。
この映画の正当な批判は、乗員乗客2224人中1513人もの犠牲者を出した実際の海難事故を題材に、悲恋ロマンを謳ったことにあります。ジャックひとりの死の悲しみが大きすぎました。若いレオナルド・ディカプリオがそれだけいい演技をしたからでもありますが。
それを補える映画が、1958年制作のイギリス映画「SOSタイタニック」です。実録ドキュメンタリータッチでタイタニック号の悲劇を忠実に描いています。この中で、逃げ惑う三等船客の人達が一等船客のダイニングルームに遭遇して、その豪華さに感嘆するシーンがあります。そんな見比べも面白いので、お薦めします。
全35件中、1~20件目を表示