タイタニックのレビュー・感想・評価
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こういうのが話題作なのか
若い頃、話題作だったので期待して映画館に観に行きました。曲はすごく良かったです。しかしながら、話自体は火遊びっぽくてあまり自分には刺さりませんでした。
船の沈む所は、息苦しくなり、映画館から出たくなりました。
久しぶりに見ても色褪せない映画
梶清智志と申します。
今回は、僕のnoteにも書いたんですが、久しぶりに見たタイタニックの感想を書きたいと思います。
1997年の作品なので、27年も前。
母親がタイタニック大好きで大好きでVHSを購入して何度も見ていたので、一緒に見たのを今でも覚えています。2巻に分かれていて長かった記憶があったんですが、今回はAmazonで見て3時間が一瞬でした。
映像もとても綺麗。
27年前とは思えない鮮やかさ。ディカプリオ大好きなんですが、イケメンすぎですね。ケイト・ウインスレットも綺麗でした。
そんなタイタニックを見て感じたことは、
①願望に忠実
ディカプリオ演じるジャックがケイト・ウインスレット演じるローズに一目惚れしたところからスタートするわけですが、一等と三等庶民との格差が凄まじい中、関係なく好きを貫いて両想いになる姿が感動だし、ハッピーでした。
欲しい!という願望が明確で、決めていれば現実になり、叶う。
経営者として、自分も状況環境関係なく、願望に正直に、叶うまで挑戦しようと思いました。
②ジャックのセリフが素敵
ジャックのセリフがとても綺麗で素敵でした。
人生は贈り物 無駄にしたくはない
毎日を大切に 今を大切に
③夢が1つ増えました
増えた夢は何かというと、
「豪華客船乗りたい」!!!!!
もちろん1等の部屋で、最高の設備を味わいたいです。
この夢が増えた理由は、
「ディカプリオみたいに、ベンチに寝転びながら満点の星眺めたい!」から。
このシーン、めっちゃ素敵で、自分もやりたいな〜と願望になりました。
④何があっても諦めない
これがやっぱり大事ですね。
ジャックが最後ローズに言ってるセリフ、、、
「何があっても諦めてはいけない」「望みを捨てないで」。
これはどんなことにおいてもとても大事。
今会社を経営していても心底思います。
タイタニックから仕事や人生で大事なこといっぱい学べて、願望も膨らんで、本当に素敵な作品でした。
27年ぶりに見ましたが、気づきも変わっていて自分の成長も感じて嬉しい時間でした。
昔見て最近見ていない人、お時間あればぜひ。
男女平等タイタニックの映画化望んでおります。
此の作品は何と言ってもラスト、琥珀色の黄泉の世界が圧巻でして思わずグッと来てしまいました。又、ジェームズ・キャメロンの信念の強さもヒシヒシと伝わってきました。
この名作のお陰で男女平等タイタニックという大傑作が生まれておりまして、是非映画化して欲しいと切に感じております。
監督の意図は、当時の社会の縮図としてのタイタニック号に観客を連れて行くこと。
『ターミネーター』の時から大好きだったジェームズ・キャメロンによる大作ではあるが、個人的には、公開当時からの世間の本作への熱狂にはついて行けず、いまひとつ乗り切れなかった。振り返ってみれば、その原因は主に2つ。ひとつめは、「キャメロン監督はSFでこそ」という先入観に引きずられていたこと。ふたつめは、本作がタイタニック号の再現を狙いながらも、フィクションのメインストーリーを主軸に据えて描いたことに、強い違和感を抱いたこと。実際、主人公の2人の物語に涙することはどうしてもできず、それよりも沈没してゆく船の上での周囲の人々のドラマの方に心動かされている自分がいた。
公開から随分と時間が経ち、冷静な心持ちで4Kリマスターされたものを改めて観てみれば…不思議と少し違って見えてきた。シンプルな物語で広い観客を引きつけながら、卓越した演出技術によって、緻密にデザインされた作品世界に誘(いざな)うのが、キャメロン監督の得意な手法だ。だから、タイタニック号を描くのに自分が最も得意な方法で作ったのだろう。
タイタニック号の“案内係”として加えられた「ジャックとローズの物語」だが、本当に一番描きたかったのはタイタニック号とその乗員・乗客たちで、そこに生きる人たちの時代と社会がどのようであったのか…ということのように思えてきた。あの時代の階層社会とそこから離脱しようとする人々…そういう社会状況のなかで生きた人々の想いや生き様を、ドキュメンタリータッチの群像劇という形にするのでなく、よりよく伝えるために「ジャックとローズの物語」に象徴させる形を選んだのだと思うようになった。
ここでのタイタニック号は、その時代と社会の縮図という感じだ。そういうタイタニック号に、キャメロン監督は観客を連れて行きたかった…これを作った目的はそれに尽きるのではないだろうか。そういう意味では、船内の造形や人物描写は極めて緻密に行われており、リアリティは凄まじい。キャメロン監督の意図は成功したと言っていいだろう。
ただ、「タイタニック号の再現」を第一に考えるのであれば、フィクション無しにやれたらもっと実際の乗員・乗客たちの生き様の方にクローズアップができたはずで、その方が良かったのにな…という個人的な想いはどうしても拭いきれなかった。その点において、星ひとつ減点させていただく。
3時間超えの大作なのに飽きずに観れるマジック
1997年、この年の洋画の不作にはマ王とその映画仲間達から溜息が漏れるほどだったのを記憶している🤔
それはマ王が高校生の時、あまりにも過剰な宣伝方法を繰り返した日本の配給会社に嫌気がさし映画館から足が遠退いた時以来の事件であった(全米No1が所狭しと日本を席巻してた)
そんな年末、実に諦めムード漂うマ王と彼女が選んだその年最後の劇場鑑賞が「タイタニック」だった✨
長丁場の映画なのも判ってたしマ王なんて「彼女は寝るな」とまで思ってた😅
後で聞いたら彼女もマ王が寝ると思ってたらしい←彼女は前情報で恋愛映画の要素があると知ってたのがある⭐マ王、恋愛映画が嫌い
さて、今頃「タイタニック」の話を盛り上げようなんて気はサラサラ無いが、敢えて書くなら当時の熱狂は凄まじかった😱
年末公開してから年を跨いで8月までのロングラン😳(また直ぐにレンタル開始した気がする)
3時間超えの映画なのに猫も杓子も長蛇の列でリピートし、皆が同じ場面で同じように泣きじゃくるという狂気が罷り通っていた(ほぼ事実)
思い返せば同じ映画を映画館で何度も観るリピーターが登場したのも「タイタニック」からのような気がする😬
マ王の映画仲間も挙って観に行った回数を競っていたがマ王は「次はレンタルで観ればいい」と笑っていた😆
でも実際は「タイタニック」こそテレビサイズの映画ではなく劇場の大きなスクリーンで観るべき映画であって、マ王邸のレーザーディスク(知らんかもだが昔の記憶媒体の最高峰)とスピーカー6組+ウーファーの音響機器とワイドテレビ(当時はまだ主流ではなかった)をもってしても映画館での感動は再現出来なかった思い出がある←若い頃は自営業者だったのでお金はあった😶←殆ど映画に注ぎ込んでる
まさに日本中を巻き込む特大の竜巻みたいな映画で、おそらく50年に1〜2本の名作だと言い切ってもいい🥸
あのハリウッドにさえ「タイタニック」は影響を与え何本か3時間オーバーの大作を世に放ったが、そんなにそんな柳の下には泥鰌はおらんよ(逆に酷い作品が多かった「ジョー・ブラックをよろしく」とか)
そもそもハリウッドは概ね90分くらいの映画を好んで作る😐
答えは簡単で映画館での1日の上映数だ💨
仮に朝の9時から21時最終上映としても90分と180分の作品とでは観客を倍回せる🫤
短い映画の方が利益を上げれるという話である🙃
ハリウッドが大作を作らなくなった理由の一つだ👊
結果、どうなったかは今の洋画界を見れば判る通りハリウッドは廃れてしまった⤵️
巻き返す日は訪れるのだろうか······
さて「タイタニック」が成功したもう一つの要因として、映画1本の中を15〜20分刻みで構成しているトコにある👍
長く一つの話を引っ張らず細かく展開を変える事により観客を飽きさせない工夫を徹底していた☺️
長い映画だと感じないのはココに秘密があったのよね🤯
長編映画で「タイタニック」よりサクサク観れる映画は無いんじゃないかな💦
斯くしてマ王とその彼女は大満足して映画館を後にしたんだが、その後に爆発的なロングランになるのまでは想像してなかった😵💫
ちなみにネットがそんなに普及してなかった頃の話だからして、口コミだけで評判が広がったのも凄い事なのよ😵
余談だけど、当時の映画仲間の間ではヒロインのケイト・ウィンスレットを美人と定義して良いものか、が話題の的だった🤣←う〜ん、今は問題発言だな
映画館での鑑賞オススメ度★★★★★
実はCG多用してます度★★★★★
ケイト・ウィンスレットぽっちゃり度(時代に合わせてノーコメント)
更に蛇足的余談だけどマ王、ぽっちゃり体型好きなんよ❤️❤️❤️
映画芸術の玉手箱やぁ〜
20年ぶりにVODで鑑賞。
3時間の一大叙事詩を一気に駆け抜けて全く退屈せず。
波瀾万丈人生の回顧録形式、史実に忠実かつスピーディなストーリー展開、さらにオッサンも涙する悲恋のトッピングと、My感動ポイントが全て詰め合わされた超お得作品と言えよう。
冷静になればまあありがちな話ではあるがあの映像とキャストで凄まじい感動ストーリーに。やはり映画は複合芸術じゃ。
当時は悔しくて口に出来なかったが、レオ様、男前すぎる!
何度見ても色褪せない映画です
久しぶりにAmazonプライムで視聴。
過去に何度も見て、ジャックとローズの関係に惹かれましたが、大人になってからみると、その周りの人間模様まで、魅力を感じるようになりました。
十数年ぶりに観ました
アマプラで無料だったので何気なく懐かしいなぁ…と鑑賞
3時間、一気に引き込まれました
所々記憶が改ざんされてたので良いタイミングでした
しかし27年前の映画とは思えないですね
1980年代や1990年代の米映画って本当名作揃いでどれもワクワクさせてくれますよね
映画館でまた観たいです
世界を沸かせた世紀の映画‼️
最初に製作のニュースを聞いたのは、1995年の暮れ頃だったでしょうか⁉️てっきり「ターミネーター3」を作るものと思っていたキャメロン監督の新作は「タイタニック」‼️タイタニックって、あのタイタニック⁉️もちろんタイタニック号の事は知ってたし、「SOSタイタニック/忘れえぬ夜」という大好きな映画もありました‼️最初はタイタニック号沈没を大スケールで描くパニック超大作だと思ってました‼️ところが次第にキャスティングがレオ様と傑作「乙女の祈り」が記憶に新しいケイト・ウィンスレットに決定し、ラブ・ストーリーだということが判明‼️20世紀FOXの重役たちを前に「タイタニックを舞台にロミオとジュリエットをやるんだ!!」とプレゼンするキャメロン監督の姿が頭に浮かびました‼️この時のキャメロン監督のひらめきと20世紀FOXの重役たちの英断が映画史に残る名作を生み出すことになる‼️ところが公開前まではネガティブな前情報が錯綜します‼️「キャメロン監督のあまりの完璧主義に現場が混乱している」とか、「製作費が史上最高額になった」とか「製作が遅れて夏公開が年末になった」とか「海を舞台にした映画は絶対コケる」などなど‼️全米で同日公開と決定した「007/トゥモロー・ネバー・ダイ」のピアース・ブロスナンも「船が沈没する映画なんて誰が観に行くんだ」とかインタビューで言ってた‼️ちょっと不安になってきた頃、雑誌「ロードショー」「スクリーン」で初めての場面写真を見た時、これはとんでもない映画かもとの予感‼️そして博多で観たジョージ・クルーニー主演のロマコメ「素晴らしき日」(これも大好き)の上映前に流れた「世界を沸かせる世紀の映画」という名の予告編‼️あまりにも素晴らしすぎる大興奮の予告編‼️予感は確信へ‼️そしてなんと11月の東京国際映画祭で世界初上映‼️「タイタニック」が初めてスクリーンに映し出されたのは我らが日本なのです‼️その上映で一足早く本編をご覧になった方々からの絶賛の嵐‼️もう居ても立っても居られません‼️早く観たい‼️「タイタニック」が公開された97年は全米のサマーシーズンで本命と言われていた「ロストワールド/ジュラシック・パーク」が「メン・イン・ブラック」に敗れ、日本の正月映画でも「MIB」が大本命に踊り出ていた‼️私の周りのミーハーな映画ファンが「MIB」を推す声が多い中、私だけが「タイタニック」推し‼️一人仲間外れ状態の中、12月20日の本公開の前の前の先先行上映に出掛け、遂に「タイタニック」を鑑賞‼️あまりの素晴らしさに私は安心しました‼️この作品なら史上最高と言われる製作費も楽々回収できるくらい大ヒットするだろうと‼️アメリカでも「ジュラシック・パーク」や「インデペンデンス・デイ」の記録を破り、「E.T.」や「スター・ウォーズ」さえも追い抜いてしまった‼️日本でも長年王者だった「E.T.」の記録を破った「もののけ姫」をあっという間に抜き去り、歴代ナンバーワン‼️2023年現在でもインフレや動員数で考えると「アバター」よりもヒットしているのです‼️何が凄かったかって上映後の女子トイレにできた行列‼️涙でメイク総くずれのたくさんの女性たちの姿に、カルチャーショックを受けたものです‼️アカデミー賞でも歴代最多14ノミネートに対し歴代最多11部門受賞‼️ステージでのキャメロンの「私は世界の王様だ」という劇中のセリフのスピーチが失笑を買った以外はすべて完璧‼️私の周りの「MIB」推しも、みーんな「タイタニック」に鞍替えしました‼️前置きが長くなりましたが、ここからがレビューです‼️
私が考えるに、このタイタニックという作品、最大の功労者はもちろんキャメロン監督‼️キャメロン監督のストーリー作家としての資質やアクション・スペクタクル描写の凄まじいばかりの手腕が、この「タイタニック」という作品をここまでの作品に仕上げたのでしょう‼️あと主演のレオ様‼️この作品にて世界中の女性たちの王子様となったわけですが、その容姿だけではなく、確かな演技力は現在の活躍を見れば一目瞭然‼️あまりにも美しすぎる当時のレオとケイトの2人でなかったら、ラブストーリーとしてここまで盛り上がらなかったと思います‼️そして忘れてならないのは音楽のジェームズ・ホーナー‼️当時ブームとなったヒーリングミュージックの先駆けとなったアイリッシュ・テイストの名曲の数々‼️セリーヌ・ディオンの「My Heart Will Go On」も含め、この音楽なくして「タイタニック」は成立しなかったと思います‼️キャメロン監督+レオ様+ジェームズ・ホーナーの音楽=タイタニック‼️沈没船タイタニックと共に沈んだ "碧洋のハート" と呼ばれるダイヤモンド。それを探す調査チームが見つけたのは、"碧洋のハート" を身に付けた女性のヌード画‼️TVでその絵を見た老女が絵のモデルは自分だと名乗り出る。そして老女は85年前の惨事を語り始める・・・。年老いたヒロインの回想という形で進行する物語構成がまずウマいですね‼️20世紀FOXのファンファーレの後に展開するセピア調のオープニング・クレジット‼️漆黒の深海に横たわるゴーストシップと化したタイタニック号‼️胸躍るタイタニック号の出航シーン‼️ジャックとローズの出会い‼️三等船客のパーティ‼️タイタニック号の船首でのポーズ‼️ジャックがローズのデッサンするシーン‼️氷山との衝突‼️ローズがオノでジャックを救出するシーン‼️ローズが救命ボートからタイタニック号に戻るシーン‼️最後まで演奏を続けた楽士たち、ベッドに横たわる老夫婦、そして母と2人の子供たち‼️もう涙が止まりません‼️凄まじいカタストロフ描写で描くタイタニック沈没シーン‼️木製のドアでのジャックとローズ‼️冷たい海に沈んでいくジャック‼️ローズのセリフ「ドーソン、ローズ・ドーソン!!」‼️ラスト、タイタニック号に "戻る" ローズまで、忘れられない感動を残してくれた我々の世代にとってのメロドラマ大作であり、我々の世代にとっての「風と共に去りぬ」のような映画‼️「タイタニック」という作品が我々の胸に残り続ける限り、ジャックとローズのロマンスは永遠であり、タイタニック号は優雅に力強く、いつまでも航海し続けるのです‼️
見過ごしていた大作
はじめて見た。
映画を結構見るのだが話題作を見過ごしていることがある。
反発しているつもりはなく、たんに見ないまま過ごして今に至った。
航海から110年、公開から26年経って見たので時間経過(タイムラグ)によって何か面白いことが書ける気がしていた。
ところが見ても特に感じるところがなく「へえ」という感じだった。
タイタニックが悪いわけではなく、長い間タイタニックを見たような気がしていた──ことがタイタニックを「へえ」にしてしまった。
公開されてからしばらくはディカプリオとウィンスレットのあのポーズをいろんな人たちがいろんな局面でやった。
なにかにつけセリーヌディオンがかかったしなにかにつけパロディで盛り上がったのですっかり“見た気”になってしまった。「階級のちがう男女が恋におちて船が沈没するんでしょ──もう知ってるよ」という感じだった。
2023年6月、海の底のタイタニック号を見に行った潜水艇が事故をおこした。
沈没から100年以上も経っているのに物好きかつ危険なツアーが組まれるのは映画タイタニックの影響力・周辺需要だと思う。それだけ多くの人々に影響を及ぼした映画だった。
興行成績ナンバー1だったので生まれてはじめて見た映画がタイタニックだったという人も当然多いと思うが、わたしが生まれてはじめて見た映画はレイズザタイタニック(1980)だった。正月映画というのも時代的だが1981年の正月映画だった。
レイズザタイタニックはその名のとおりタイタニックをひき上げるという映画で、当時その浮上シーンがド迫力であると喧伝されていた。
IMDBのレイズザタイタニックはここ数年で評価点を少し上げていて2019年10月にレイズザタイタニックのレビューを書いており、そこにIMDBの点が4.8だったと書いているのだが、今(2023/09)見たら5.1になっていた。日本語ウィキペディアもかつては簡便な紹介のみだったが情報が加筆されていた。
レイズザタイタニックの評価点が上がったのも“タイタニックの周辺需要”によるものだと思う。映画タイタニックには巨大な影響力があり、その影響力からくるタイタニックの“周辺需要”によって無関係なレイズザタイタニックが評価点をあげた──と見ている。
そんなモンスター映画を長年見た気になっていて、やっと見たのだがとくに感じることがなかったという話。
──
ちょっと気になったのは船内から逃げるときのまどろっこしさ。
ジャックとローズはたんに観衆にスリルをあたえるため、あるいは映画の尺をうめるために浸水した船内に留め置かれる──と感じられるシーンが散見された。
ジャック(ディカプリオ)が室内のパイプに手錠でつながれていて、それをローズ(ウィンスレット)が助けようとする。
危険を顧みず浸水中の船内に戻り、つながれたジャックを発見するもジャックに「助けを呼んで」と言われてまた戻り、すでに誰もいないから斧を持ってまた戻ってくる。
で、斧で手錠の切断を試みるのだが、間違って斧を手に振り下ろしたらたいへんなので、ほかのところに振り下ろして一度練習してみる──ということをする。行為の意味は理解できるものの『斧で手錠を切断するとき、間違って手に振り落としたらたいへんだから、ほかのところで一度練習してみる』という作業風景は映画的ではない。ことごとく流れが削がれた。
キャメロンには史実へのこだわりがあり、氷山との衝突から水没までの2時間40分を映画の尺にあわせた──とのことだったが、そのこだわりがまどろっこしさを生じさせているし船内の仕切り扉にも鍵がかかっていて、ジャックとローズをスリル提供および映画の尺あわせのために船内に足止めさせた──の感は拭えなかった。
むろんそれらは些細なことに過ぎないし、製作費も興行成績も世界ナンバー1(公開当時からしばらくは1位だったが現在はちがう、とはいえ)のレジェンダリーな映画なので、長い尺さえも“箔”といえる。
が、個人的にはアバターの新作を見た感想に似ていて、キャメロンはうまいしすごいが、ひねくれたわたしにとっては健全すぎて退屈に感じてしまうところもあった。言うなれば行儀のいいリドリースコットでけっきょくタイタニックを見てもキャメロンのいちばんがアビスなのは動かなかった。
鉄板だけどアビスでエドハリスが息を吹き返さないメアリエリザベスマストラントニオに向かって「きみはたたかうのがすきだろ」と叫んで胸を叩くシーンあったでしょ。俺が若かったってせいもあるけど、あれのほうがジャックとローズよりも感動の愛だったと思うな。
何回観てもいいものはいい!
何回観てもいいものはいい!
実写にこだわるジェームズ・キャメロンの映像が凄い!CGでも作れるのに敢えて実写にこだわり巨大セットを作り大量の水を入れて撮影。実写ならではの迫力の映像となっている。
(ネタバレあります。)
撮影時ディカプリオとウィンスレットがどれだけ大変だったろうと唯々凄い映像に驚かされた。2人が溺れそうになりながら襲いかかる水から逃げ回るシーンは緊迫感が溢れる。
2人の最後のシーン、口から白い息が出ていて一体どうやって撮影したのだろう?本当に氷の水の中に入って演じているのだろうか?色んな事が頭に浮かんだ。なのにそれでも涙が出て胸が締め付けられそうだった。ディカプリオの演技が素晴らしすぎる!!
You must promise me that you’ll survive.
必ず生き延びると、約束してくれ。
ジャックのこの言葉がなければローズはきっと生き残れなかったと思う。
ラスト。意を決したように冷たい氷の海に入り近くのボートまで泳いで笛を吹くシーンは圧巻だ。本当に何度観ても感動する。
ジェームズ・キャメロン監督の作り出す映像が大好き!実写に拘っているところも凄く好きだ。実写でなければ表現できないものってあると思う。俳優の体当たりの演技は観ててドキドキする。
レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット、キャシー・ベイツと私の大好きな俳優と監督で作り上げた20世紀の傑作だ!!
映画館で観るべき映画だと思う。是非とも映画館に足を運んで頂きたい。
ロマンチックなんかじゃない
何度か観たけどなんか変な映画、という印象が強くて、おまけに長くて、ずっとあんまり積極的に観る気になれない作品だった。後半のスペクタクルシーンは好きなので、テレビでやってるとそこだけ見たりしていた。
でも今回、色んな意味でショッキングな潜水艇事故の直後というタイムリーさもあり、久しぶりに頭から観てみた。
そうすると序盤ですでに後半の出来事が示唆されてたり、好みはともかく映画的な語りのうまさはすごいなと思った。
たとえばまず冒頭、調査船の場面でタイタニックがどう沈んだかの流れをセリフで説明してる。それによって観客は最初に何が起こるのか把握したうえで、ジャックとローズの命運について否応なく意識させられる。
次に港で乗船する場面、タイタニックを正面から映していくショットでさりげなく船体の氷山にぶつかって壊れる箇所を印象づけている。
また前半で2人が他愛ない追いかけっこをする通路、これはたぶん後半でジャックを助けにローズが必死で走る場所。
そしてもちろん船尾は2人が出会い、船に残る際の舞台にもなる。
たぶん私が気づいてないだけで、他にもこういう映画的な反復が散りばめられてるんだろうな。当然だけど、とにかく演出がうまい。
そして2人はつねに逆風にさらされながらタイタニックの上にいるわけで、最後までどうなるかわからない。まあ当然っちゃ当然なんだけど、それによってタイトル通りタイタニック号を全力で描写するっていうジェームズ・キャメロンの趣味と実益を最大限に活かすストーリーにちゃんとなってる。
ジェームズ・キャメロンは企画のプレゼンで「沈むタイタニックの上でロミオとジュリエットをやる」と言ったらしいけど、だったら本来2人とも死なないと話が成り立たない。
代わりにタイタニックが沈むことで作品に悲劇性を与えてるわけだけど、つまりはタイタニック号がロミオかつジュリエット…?
だからロマンチックなラブストーリーと考えるとちょっと変なところもあるけど、あくまでローズが力強く生きていく力を獲得することが主眼だと考えると腑に落ちる。ジャックはそのための触媒というか、まるで夢のような理想の男性。だからこそ非現実的で2.5次元的な美青年のディカプリオと地に足のついたしっかり3次元のケイト・ウィンスレットっていうキャスティングなんだと納得した。
そもそもバズ・ラーマン版ロミジュリでロミオやってるって身も蓋もない理由かもしれないけど。。
そんな理想の王子様として絶頂のディカプリオがこの後アカデミー賞にたどり着くまでの苦労を考えるだけで余裕で映画1本観た気になれる。
レオ様
もう25年位経つのかな?何度見てもいい映画。レオ様かっこいい。
TVは吹替だからまた違った面白さがある。
松田洋治の声好き。家族ゲーム面白かったな。ドグラマグラもまた見たいな。
しかしCM多いな。仕方ないんだろうけどげんなりする。
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