「一途な愛は名画をも超えて」第三の男 KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)
一途な愛は名画をも超えて
久しぶりの鑑賞だったが改めて名作
と再認識。
映像、音楽、話の展開の上手さ等、
映画の魅力要素満載には
驚かされるばかりで、
説明不足も許されるがごとく
数々の疑問を置き去りにしたままでも、
サスペンスフルな緊張感でラストまで
観る者をグイグイ引っ張る。
しかしこの驚きも、
あの有名なラストシーンにも繋がる、
ヒロインのもう愛されることも無い
不正義の相手への一途な愛が
この映画の完璧さえも超越しているように
思えて、別の意味で驚かされる。
尚、後に映画化される
同じグレアム・グリーン原作の映画
「ことの終わり」に
“第三の男”が登場します。
それが果たして誰かなのかは
「ことの終わり」
を御覧いただいてからのお楽しみです。
コメントする