劇場公開日 1988年10月29日

「結構な大河ロマンでござんした、、」存在の耐えられない軽さ Jolandaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0結構な大河ロマンでござんした、、

2021年5月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

幸せ

萌える

「嫌いなものが同じ」カップルはうまくいきやすいという。
トマシュとテレーザは、二人とも正義感が強くて、不正を嫌うタイプだと思う。だからこんなにうまくいったのかな、、

昔、まだ学生?の姉がリビングで観ているのを隣でチラ見して、「まぁ何とエロい、色情狂的な男やろ」「そしてまた何とエロくて辛気臭い映画やろ」と思ったものです。まぁ、、まだ10代でしたし(汗)

でもこの年になって改めて――大雨の爆音で一時、音楽を掻き消されつつも頑張って――観て、ただエロいだけの映画じゃない、大河ロマンだったのだと思い知りました。

もっとも、10代でチラ見した時から「人生はあなたにとってあまりにも軽い。私はその軽さに耐えられないのです」というテレーザの手紙の文言がビノシュの少女さながらのあどけない美しさと共に、今日まで頭の片隅に残っていたし、高校、大学、それ以降も、「そんな風に感じる女は自分一人ではないのだ」と、これはずっと隣に寄り添ってくれる台詞でした。

こんな隠れた大河ロマンのジャケットが、この、鏡に四つん這いになってるサビナ――この方も魅力的ですね! 小泉今日子や長谷川京子を洋風のキツい顔にしたような、やや日本人顔の人です――とそれを見下ろすトマシュの画(え)っていうのは、ちょっと悲しいですね、、まぁ、、全体的にエロいシーン多いからなぁ、、

ダニエル・デイ・ルイス、『エイジ・オブ・イノセンス~汚れなき情事~』以来かも。ビノシュは、、もはや可愛いという言葉では片付けられない可愛さ。歩くチャーミング(笑) ビノシュの笑顔を見ると、家事とか頑張ろう、っていう気持ちになれる(笑)

yolanda
talismanさんのコメント
2021年8月12日

だ、だ、だいすきな映画です!

talisman