「クンデラを好きになったきっかけ」存在の耐えられない軽さ talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
クンデラを好きになったきっかけ
この映画を見て、原作の作家のクンデラの作品が好きになり、買い漁って読みました。ストーリーに哲学的思考が織り込んであるのが特徴で、この映画にもそれがうまく反映されていたと思います。音楽は、ビートルズやヤナーチェクが効果的に使われていて、時代と東欧世界にどっぷりと浸ることができました。サントラCDは今でも折に触れて聞いてます。
映像としては、プールの場面、ハミングしながら手術する場面、女たらしで人妻にモテモテの場面、帽子の場面、泣きながらカメラのシャッターを押し続ける場面が、今でも鮮明に記憶に残っている。主役のダニエル・デイ=ルイスが説得力ある演技で素晴らしく、こんなに素敵な役者さんが居るんだ💕と思ったことも覚えている。
1988年の夏にドイツでこの映画を見た。翌年、ベルリンの壁が崩壊した。
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